『あなたに逢えるその日まで・・・』(1996年)
この作品はスコット・ウィナント監督、ジーン・トリプルホーン、ディラン・マクダーモット主演のロマンティック・コメディです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
少し見てヒロインのジーン・トリプルホーンがよかったので見ました。このキャストからするとジーン・トリプルホーンとディラン・マクダーモットが一緒になるのでしょうと見てました。最初からそのように描写されていたけどホントにそうなるのかと結構心配して見てました。
1996年 レイクショア/パラマウント アメリカ作品
原題◆'Til There Was You
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
プロット 運命の人とコンタクトする話のようです。
キャスト
ジーン・トリプルホーン→ゴーストライターになったヒロインのグウェン・モス
ディラン・マクダーモット→建築家になったニック・ダウカン
サラ・ジェシカ・ハーパー→子役で終わった元スターのフランチェスカ・ランフィールド
ジェニファー・アニストン→医者になったデビー
ケン・オリン→大学の時の恋人グレゴリー
レグ・ロジャース→精神分析医のボブ
マイケル・モートル→デビーの夫ディーン
スティーブ・アンティン→詩のクラスで一緒だったケビン
ウィリアム・ウタイ→師匠の建築家ポール・プルマン
マイケル・タッカー→おとぼけのヒロインの父
アリス・ドラモンド→アパートの住人ハリエット・メイ・キーニー
スコット・ウィナント監督の演出はよいと思います。
プロローグでヒロイン、ジーン・トリプルホーンのパパとママは速攻で仲よくなっています。ですがこれが後で違うとなります。
おとぼけのヒロインの父から事実を知ってヒロインがショックを受けるシーンが最高です。TV放映されていた『逢びき』1945年版を見て泣いてしまった涙も乾いてしまうほど。
2つの家庭で同じTV番組を見てる描写がありました。パンニングで描写してしまいます。こういうの好き。
子役が何世代か登場して9分でようやくジーン・トリプルホーンが登場しました。見ててどうなることやらと思ってしまいました。
途中からラ・フォーティナというアパートが舞台でその立退き騒ぎになっていました。
ジーン・トリプルホーンとディラン・マクダーモットは平行して描写されていまして、すれ違いが多く、なかなか直接コンタクトしません。115分の作品で104分経ってようやくコンタクトしていました。少し引っ張り過ぎかも。
やたらと幼なじみと絡むシーンが多く劇的な再会のシーンが多過ぎです。
そのせいでキャラが多くなり過ぎています。キャラは少ないほうがいい。見てて覚えきれません。私はキャラを覚えるのが面倒なので主役の2人にその三角関係の相手で男か女が1人の計3人位がちょうどいいです。
ジーン・トリプルホーンは運命の相手を待っていて婚期に遅れつつあるヒロイン。
働く女性はのクルマはやっぱりボルボでした。今どき珍しくヘビースモーカーという設定。ヒロイン以外にもタバコを吸うシーンが結構多い。
ヒロインのずっこけぶりがギャグになっていで前衛的デザインのレストランにてあっちにアタマをぶつけたりウエイターに抱きついて転倒したり笑わせてくれます。ですからラストにスタントのクレジットがあるのが納得出来ます。
ジーン・トリプルホーンは1940年代の誰かに感じが似てるような。名前が出てこない。→笑顔の感じがジーン・ティアニーか?
ディラン・マクダーモットは『ザ・シークレット・サービス』(93年)でクリント・イーストウッドの相棒をやっていました。イーストウッドの相棒なので死ぬのかなと心配してたら殺し屋ジョン・マルコビッチが相手では分が悪くてやはり死んでしまいました。
TVシリーズ『ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル』の主役をやっているそうで映画でも確かネーブ・キャンベルがヒロインの『スリー・トゥ・タンゴ』(99年)が興行トップ10に一瞬入っていたなと記憶しています。
この作品は日本では劇場未公開だと思います。ジーン・トリプルホーンとディラン・マクダーモットでは劇場公開は無理でしょうね。
そんなわけで邦題は索引の先頭に来るのお目当てな安易なやつですがイメージ的には合っています。結構いい作品でした。
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