『ブラック&ホワイト』(1998年)
この作品はユーリ・ゼルツァー監督、ジーナ・ガーション主演の警官物サスペンスです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品はジーナ・ガーション主演のサスペンスで評判もいいので見ました。
1998年 アメリカ作品
原題◆Black and White
スカイパーフェクTV311パワームービーにて。画質はよいです。
プロット 殺人の疑いをかけられる警官の話しのようです。
キャスト
ジーナ・ガーション→警官のノラ・ハグス
ロリー・コクレイン→新人警官のクリス・オブライアン
アリソン・イーストウッド→刑事のドンブロウスキー
ロン・シルバー→捜査官のハーツェル
カール・アンソニー・ペイン→同期の新人警官アーニー
ロス・パートリッジ→同僚警官のマイク・クレメンス
ユーリ・ゼルツァー監督の演出はよいと思います。
タイトルの『ブラック&ホワイト』はチェス版の白黒模様のことを指しているようです。黒人と白人のことではなかった。
これは警官が街のクズを始末する疑いをかけられる話しで前に見た教師がクズ学生を始末するサミュエル・L・ジャクソンが出てた『187』(97年)と同じパターンなのかと見ていたら少しひねってありました。
怪しそうなロン・シルバーが効いてました。見事にだまされて引っ張り回されました。
24分頃にアリソン・イーストウッドが登場。ジーナ・ガーションと張り合うほどではないキャラでした。
警察学校では犯罪が証明出来ないまでは有罪なの?そんなセリフがあった。でも証拠不十分は無罪のはず。
元警官の老人の昔の事件の話しでつじつまは合ってきます。
ヒロインの死んだはずの弟のアーマンが実は同僚警官のマイク・クレメンスでしたというのは反則気味ですがまあいいでしょう。
凶器のワルサーPPKは32口径でしょう。他の口径もあったような。
ジーナ・ガーションはヒロインのの警官を大熱演していました。
これまで見た作品ではヒロインといってもサポートのような役しか見ていなかったのでなかなか見物でした。なるほど結果的には弟を守ることを2度したことなるのか。凝った脚本でした。
法で裁けない悪人を始末していると疑いをかけられているジーナ・ガーションのことを「彼女はダーティハリー?」と言うのがクリント・イーストウッドの実の娘のアリソン・イーストウッドなのが面白い。これを楽屋落ちというのでしょう。
→参考に感想はここです。『ダーティハリー』(71年)
そんなわけでジーナ・ガーションの熱演がよいサスペンス作品でした。
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