『うる星やつら オンリー・ユー』(1983年)
この作品は押井守監督のいわゆるラブコメです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1983年 スタジオぴえろ/キティ・フィルム/東宝 日本作品
ランニング・タイム◆104分
プロット◆昔に会った子と再会する話しのようです。
音楽◆早川裕
バンダイ発売の『押井守◎監督全集【劇場アニメ編】THE SEVEN DOGS'WAR』6枚組41200円のLDセットにて。画質はいいのでしょう。
キャスト→VC
ラム→平野文
諸星あたる→古川登志夫
しのぶ→島津冴子
面堂→神谷明
テン→杉山佳寿子
錯乱坊→永井一郎
サクラ→鷲尾真知子
メガネ→千葉繁
パーマ→村山明
カクガリ→野村信次
チビ→二又一成
あたるの父→緒方賢一
あたるの母→佐久間なつみ
ラムの父→沢りつお
ラムの母→山田礼子
ラン→井上瑤
お雪→小原乃梨子
弁天→三田ゆう子
クラマ姫→吉田理保子
レイ→玄田哲章
ババラ→京田尚子
ロゼ→丸山裕子
ドライバー→桜庭裕一
司令→青木和代
エル→榊原良子
エル(子供時代)→詩織
子供A→鈴木一輝
子供B→藤枝成子
押井守監督の演出はよいと思います。
脚本は金春智子。根本的にこの脚本がイマイチなのです。髙橋留美子の原作はそんなにベタベタした感じはしないのに何故かのこの脚本はよくない。
出来の悪い痴話げんかのようで見てて恥ずかしくなるシーンが結構あります。
私のご贔屓な監督の1人でブログのサイドバーに監督作品の索引も作ってある押井守監督ですがこの作品はダメでした。
意に沿わない脚本だけど職人監督に徹した押井守監督。監督第1作なのでそうなったのでしょう。そんなわけで大いに悔いが残ったようです。
ラブコメとロマンティック・コメディは違うのです。
そんなわけで私には全く合わない、イマイチな作品でした。メモをする気もなかったりします。
このイマイチな監督第1作を糧にして次作『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984年)ではエンタテインメントと作家性が高度にバランスされた傑作となったのはご同慶の至り。
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