『アウトブレイク』(1995年)
この作品はウォルフガング・ペーターゼン監督、ダスティン・ホフマン主演の細菌物サスペンス・アクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1995年 Punch Productions (in association with) (as Punch Productions, Inc.)/Arnold Kopelson Productions/Warner Bros. (presents) アメリカ作品
ランニング・タイム◆129分
原題◆Outbreak
プロット◆ウィルスと軍上層部を相手に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ジェームズ・ニュートン・ハワード
キャスト
ダスティン・ホフマン→サム・ダニエルズ陸軍医師
レネ・ルッソ→サムの元夫人で同じ医師ロビー
ケビン・スペイシー→サムの同僚医師ケーシー・シュラー
キューバ・グッディングJr.→サムの新人部下ソルト少佐
モーガン・フリーマン→サムの上司ビリー・フォード准将
ドナルド・サザーランド→陸軍のマクリントック少将
パトリック・デンプシー→動物密輸人のジンボー
レランド・ヘイワード III→病院検査官のヘンリー
デイル・ダイ→あまり有能ではないブリッグス大佐
Zakes Mokae→ザイールのイワビ医師
オールスターキャストです。
ウォルフガング・ペーターゼン監督の演出はよいと思います。
1シーンの開始でカメラがゆっくり寄る手法が多用されてます。演出がいいとこれだけで緊張感が出ます。
カメラが寄って寄ってウィルスの超拡大クローズアップショットになるとこがあった。映画的表現の極みでいい感じです。
1967年 アフリカのある村から始まります。
伝染病が発生して救援を待つ状態です。輸送機のC-47が接近します。
救援物資が投下されたのかと思ったら、これが偽装の強力爆弾で大爆発となり村と壊滅します。わざわざ輸送機のC-47で偽装爆撃するとは凄い。最初から強烈にかまします。
このウィルスからCB兵器を作り偶然これと同じウィルスが発生しこれが変異して手に負えなくなる設定のようです。
ウィルスは接触感染から空気感染へと変異して事態が急変してます。
問題の猿を密輸する貨物船がゴールデンゲートブリッジに近づくだけで緊張感が出てます。で、西のサンノゼ、東のボストンと感染者が配置されます。
猿を積んでた船は韓国船員が乗っていました。
病死者を集めて焼却処分にしてました。ペストの頃と変わらんのではと思った。これもアイロニーが効いています。
また輸送機のC-130で爆撃させるとこは作戦発案者が1967年当時と同一人物とわかり、これまたアイロニーが効いています。
軍大移動のシーンは『機動警察パトレイバー2』(1993年)からの引用と思えました。構図がそっくりです。でもこれを実写でやるんだからさすがにハリウッド作品はカネがかかっています。
主人公達が追われる追跡シーンでもクルマでなんてケチケチせずにヘリコプターでやっています。これも見事なスペクタクルシーンになってます。
ヘリコプターで森にロケット弾を打ち込み爆発シーンは合成でしょう。いくらなんでも実際に出来るわけない。クライマックスでのC-130の海への誤爆撃も合成だと思う。
結構強引なサスペンス設定になってます。
C-130による街の爆撃まで、まずどうやって密輸されたのか手がかりを求めて貨物船に行き調べ、猿とわかったら猿を捜すためにTV局に行き告知して、猿の場所がわかったら猿を捕まえにその現場に行き、捕まえて街に戻るときに軍の追跡をかいくぐり、街に戻ったら血清を作りその効果を確かめる。そして血清を配布して患者を助けます。
爆撃は阻止して時間は稼げたけど、あまりにも時間が足りないように思えます。
これらの行動は全てダスティン・ホフマンが絡んでいます。爆撃阻止までダスティン・ホフマンがやってます。八面六臂とはこの事を言うのでしょう。その上に別れた妻まで取り戻すのです。
この時間的な無理さ加減はTVシリーズ『ウルトラセブン』(1967年)の『ウルトラ警備隊、西へ』でのキングジョーを倒すまでの経過を思い出しました。
『ウルトラセブン』ではキングジョーが神戸港を襲撃しウルトラセブンと戦い始めてから、科学者の記憶を回復させて、対抗兵器ライトンR30を完成させて、それをクルマで運ぶ、この間中セブンとキングジョーは少なくとも半日は戦っているように見えます。演出がいいからあまり気にならないけど。
この作品の難点はウィルスには血清が効くと図式化しすぎているとこです。
血清が万能な訳がないから血清さえ間に合えば全て解決ってことはないはずだと思われます。画面に出なかったケビン・スペイシーは手遅れのようだったし。よく言われるアメリカ映画は核に関して認識が甘いのバリエーションでしょう。
でもこれをもっと複雑に描写してたらとても129分で収まるわけがないからしょうがないかも。
ラストで結果的に爆撃を回避してしまったパイロットの描写はお見事。
軍人なりの命令無視をやってくれました。爆撃は無意味なことがわかって苦悩するパイロットをオーバーアクトにしなかったのもいい感じでした。
キャストで・・・
ケビン・スペイシーとダスティン・ホフマンが共演していますが、改めて見ると案外凄い。ケビン・スペイシーはダスティン・ホフマンと同じくらいの背の高さでキャスティングされたのでは思われますが、この共演はもう無理でしょう。ダスティン・ホフマンの方が文句を言います。演技派は私1人で充分だと。
少ないシーンでしたがこの2人が並んで映って演技合戦しているとこはなかなかの見ごたえ充分です。これにキューバ・グッディングJr.も出てるのでキャストは文句なし。
ヒロインのレネ・ルッソはどうせ私はモデル上がりと割り切って下手に熱演せずにいつものように演技しているように見えました。ホントにそうだとしたら賢明な判断と思えます。
結構細かいセリフでギャグを飛ばしていました。手配されてるダスティン・ホフマンのことを背が高いとかデタラメを言ってました。
パトリック・デンプシーは動物密輸人のジンボーというキャラであっけなく死んでしまいます。当時は有望な若手俳優でしたが、ここでは結構情けないキャラでした。その後映画から消えててTVシリーズで実績を積んでまた映画にカムバックしています。→『魔法にかけられて』(2007年)
ワーナー発売のDVDにて。
画質はまあまあ。DVDクオリティ。フィルムルックだと思えばいい。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声はドルビーデジタル5.1ch
ワーナー・ホームビデオのタイトル。
Warner Bros. (presents)
前説
人類の優位を脅かす最大の敵はウィルスである。
ノーベル賞学者 J・エダバーグ
タイトル
Warner Bros. (presents)
Arnold Kopelson Productions
Punch Productions (in association with) (as Punch Productions, Inc.)
プロローグ
1967年7月 ザイール モターバ川流域
いきなりジャングルで戦闘になってます。
傭兵キャンプにて。
ヘリコプターが到着する。防護服の男2人が降りて調査する。
そんなとこに現地の医者が声をかけ説明する。
防護服の2人は声からマクリントックとビリー・フォードだとわかる。
ヘリコプターは引き上げる。
輸送機C-47が接近します。
現地の医者が見ています。輸送機はパラシュートで荷物を落とす。
荷物は強力な爆弾で一瞬で傭兵キャンプを焼き尽くす。これはひどいな。
Dustin Hoffman
Rene Russo
Morgan Freeman
Outbreak
Cuba Gooding Jr.
Patrick Dempsey
with
Donald Sutherland
and
Kevin Spacey
他のキャストとスタッフ。
現在 メリーランド州 デトリック基地 合衆国陸軍伝染病医学研究所
危険度のレベルが1から4まであります。
カメラが動いてレベルが深くなる。長回しになってます。
背中の黒味で切り替えがあったような。
レベル4
極めて危険で厳重な管理を要する。
エボラ、ラッサ、ハンターウィルス、
極めて悪性、治療法もワクチンも存在せず。
防護服のサムとロビーが登場。
サムの自宅にて。
犬2匹を洗ってるとこに電話です。
ビリー・フォード准将からレベル4が発生・・・
ロビーの自宅にて。
犬2匹を預けにきたサム。ロビーとはもう離婚してる。
ロビーはアトランタのCDCに転職したらしい。アトランタに引っ越しをするとこです。。
会話でWHOとCDCの名は出ています。
陸軍伝染病医学研究所にて。
出動となるサム一行。サムの相棒医師がケーシー。新人がソルト少佐。
輸送機で移動です。
キャラ紹介となります。
ソルト少佐はヘリコプターの操縦資格を取得してると前振りが入る。
ヘリコプター2機で移動します。
ジャングルを移動してる。ここを空撮でちゃんと撮ってあります。
村にて。ザイール モターバ川流域。
ここに防護服で入るサム、ケーシー、ソルト少佐の3人。
防護服は空気タンクを背負ってるわけではない。フィルタなのか?
ここでパニックを起こすソルト少佐。
そんなとこにここのイワビ医師が来て空気感染はしないと言う。
状況はもう手遅れだとイワビ医師。隣の村は80キロなので感染は広がらない。
それでサムは感染元=ホスト?と聞くが不明らしい。
で、ヘリコプター2機は引き上げる。爆弾は落とさない。
それでも村を焼き払ってます。これはと合意の元にやったのでしょう。
ジャングルの猿のショットが入ります。
これがホストなんです。
輸送機にて。
ラップトップコンピューターで報告書を作成してるサムとケーシー。
それから失態のソルト少佐を励ますサム。
ジャングルにて。
ホストの猿が網で捕らえられてる。これは大変。
陸軍伝染病医学研究所にて。
輸送機が帰還します。
あるパーティにて。
サムがビリー・フォード准将に報告する。
しかしサムは以前に早とちりで空騒ぎをおこしたことがある。
そんなわけで腰が重いビリー・フォード准将。
このパーティは陸軍の予算獲得パーティなので制服のまま来たサムを叱責する。
貨物船にて。
猿が密輸されてます。
ロビーの自宅前にて。
タクシーを待たせてサムとロビーの仲が悪い描写も入ります。
犬2匹をアトランタに連れていく話しも出てます。
そんなこんなでようやくタクシーがスタートしてる。運転手の描写は全く入らず。
陸軍伝染病医学研究所にて。
制服のサムとケーシー。
歩きながら犬がアトランタに行くとか離婚の話しをしてます。
レベル4に入ります。
入る前にサムの防護服が破れているのに気がつくケーシー。
ダクトテープで塞いでます。それでいいのか?
サンプルを放り投げてソルト少佐をビックリさせてるケーシー。
投げたのはニセでしたとオチが付く。
そんなこんなで調べてます。
結果をモニタで確認してます。まだモニタはCRTの4:3画面サイズ。
これは大変という結果になってます。
シーンが飛んで、
防護服のビリー・フォード准将がレベル4に入る。
先ほどののサンプルウィルスを持ち出してます。
このへんでICレコーダーのスイッチを押し間違える。
サムとビリー・フォード准将。
これは大変と報告するサム。聞いてないビリー・フォード准将。
それで、
サムはロビーに電話してCDCから警報を出してくれと無理を言う。
断ってるロビー。ついでに口論してる。
サンノゼ動物センターにて。
貨物船はサンノゼに入港していました。
ジンボーが密輸した猿をクルマで運び出す。
クルマはクラシックカーです。
→
ルディのペットショップにて。
ジンボーが猿を持ち込むがメスなのでダメ出しをされる。
で、ルディが猿に引っ掛かれてまた機嫌が悪くなる。
CDCにて。
レイノルズ所長に警報の件を話すロビー。
ダメだと言ったけど次のシーンではちゃんとやってるハリウッドのルーティンな手法になってます。
アメリカに侵入する可能性はゼロに近いと断言するレイノルズ所長。
クルマで移動中のジンボー。
ここで猿から唾か何かを飛ばされてるジンボー。
そんなこんなで森に猿を放す。
旅客機にて。
ボストン行きに乗ってるジンボー。もう体調が悪い。
子供がジンボーのクッキーを欲しがるがママが止めてます。
ボストン、ローガン国際空港にて。
ガールフレンドと再会してキスしてるジンボー。体調は非常に悪い。
大丈夫なの?と聞いてるガールフレンド。
それでカメラがグルグルと回ってます。ジンボーの体調が悪い描写です。
倒れるジンボー。
ルディのペットショップにて。
こっちでも具合が悪くなったルディが倒れて水槽まで倒す。
ボストン市立病院にて。
ルディの病名がわからず病院は大混乱になってます。
サンノゼとボストンで感染者が発生してアメリカの東西両方から感染してる。
最悪の展開になってるわけです。
サンノゼの病院にて。
職員がミスをして血を浴びてます。
これはあとからわかりますがルディの血液検査をしていた職員でした。
初めて気が付いた。
そんな感じでルディは死亡したがまた感染者が発生したわけです。
CDCにて。
ボストンで原因不明の病気が発生の報告を受けてるロビー。
気になるロビーはボストンへ行きます。
ボストン市立病院にて。
ここに入るロビーと助手。
ジンボーとガールフレンドはもう隔離されてます。病状は非常に悪い。
ジンボーに質問をするロビー。答えられず。
ガールフレンドのアリスの方は錯乱してる。
そのうちにジンボーは死亡する。
ジンボーを解剖を決めるロビー。
ボランティアのオッサンの医師が手伝う。
ジンボーの解剖にて。
ボランティアのオッサン医師は手が震えてる。
そんなわけで執刀はロビーがやってる。
サンノゼ動物センターに電話してるロビー。
それからサムに電話して解剖の結果で臓器が融解してると話してます。
サムはモターバ熱だと決め込んでる。潜伏期間24時間。そうなると24時間過ぎて発病者がいなければ一安心となる。
シーダー・クリークの映画館にて。
血液検査事故でルディの血を浴びた病院職員ヘンリーとガールフレンドと映画を見に来てます。
ここは以前見た時は勘違いをしてジンボーとガールフレンドだと思い込んでました。
映画を見ている病院職員ヘンリー。体調は悪くなってます。
売店でポップコーンを買ったとこで倒れます。
シーダー・クリークの病院にて。
入院してる病院職員ヘンリー。ガールフレンドが見舞いに来てるが倒れます。
しかも病院内にも発病者が多くいます。これは大変。
医者と看護師もパニックになってます。何しろ病名がわからん。
CDCにて。
とりあえずボストンは大丈夫となって一安心となる。
しかしファックスでシーダー・クリークで発病者15名と届いている。
シーダー・クリークはサンノゼ近くの小都市のようです。
ルディの血を浴びたヘンリーの自宅がある町です。
陸軍伝染病医学研究所にて。
サムはビリー・フォード准将に交渉する。
会話からビリーの上司はマクリントック少将。
サムですがまだニューメキシコに行けと言われてます。
サムは勝手にシーダー・クリークへ行くようです。輸送機を手配してる。
ビリー・フォード准将はワクチンを取りに来てます。
ユタ州ダグウェイ性能試験所にて。
マクリントック少将が登場。BC兵器を製造管理が最優先になってます。
すぐに封鎖作戦をやりたがる。例の輸送機で爆撃です。
緊急事態になって軍の車両とヘリコプターが列を作って移動中です。
そのままシーダー・クリークへと入る。
不安そうに見ているシーダー・クリークの人達。
シーダー・クリークにて。
町の出入り口にバリケードを築く軍隊。町を封鎖します。
そんなとこにCDCのクルマ2台が来ます。とりあえず町には入れる。
町長と署長と面会してる防護服のロビー。説明をする。
そんなとこに防護服のサムが現われます。もう到着していたようです。
病院内に交通事故の患者なのに感染者がいることが判明する。
そうなるとルディからの感染者がいるとなります。
換気ダクトを見ているサム。
それから主観ショットが換気ダクト内を進みます。
そうなると感染者から空気感染してるわけです。
これは大変だとなるサム。
ヘリコプターでビリー・フォード准将が到着します。
ブリッグス大佐が出迎えます。一応ここの責任者です。
サムを逮捕せよと命じるビリー・フォード准将。
ラボにて。
サム、ケーシー、ソルト少佐。
ジンボーのウィルスとシーダー・クリークのウィルスを比較してます。
どうやらウィルスが進化して空気感染するようになった。流感並みになったとか。
血液検査技師は保菌者ルディの血液を浴びた。そういうことだったようです。
それで保菌元=ホストは?とサム。宿主を捜せとなります。
町は大混乱になってます。
移動してるサム達に何とかしろと迫る。
サムはハンビーで移動する。
→ AM General HMMWV M1025
司令所にて。
ビリー・フォード准将と話し込むサム。
空気感染になったと報告するサム。
さすがにこれは大変となってるビリー・フォード准将。接触感染ではないのかと確認する。
外では報道ヘリコプターが軍のヘリコプターに追い出されてます。
サンノゼ、ルディのペットショップにて。
ここに来てるロビーと助手。誰もいない。
ドアのガラスを割って侵入してる。これだけでも危険です。
弱ってる猿を回収します。これは元々いた違う猿です。
シーダー・クリークにて。
相変わらず大混乱。クルマ2台が逃走する。トラックとSUVが逃げる。
→ 1979 Ford F-Series
→ 1987 Ford Bronco XLT
地元なので納屋を通過して森に逃げる。
しかしヘリコプターの停止命令を無視してミニガンで爆発炎上となるトラック。
SUVの一家は停止して拘束される。
ラボにて。
ペットショップの猿のウィルスは空気感染の最新ウィルスでないと判明する。
それでもどうなってる?とピリピリとしています。
町の外から取材してるTVレポーターのシーンが入る。
町は戒厳令になってます。
そんなとこに軍用トラックでワクチンが到着する。
このワクチンは効くのか?多少は効果あるのか?
これは何だ?と見ているサム。
防護服のビリー・フォード准将がワクチンの効果を見ています。
E-1101ワクチン。
マクリントック少将には内緒でビリー・フォード准将が手配したの?
サムはビリー・フォード准将を問い詰める。このワクチンをどこで手に入れた?
エール大学だと適当に答えてるビリー・フォード准将。
肝心のE-1101ワクチンですが効かないみたい。
サムはE-1101ワクチンをペットショップの猿に使う。
この猿は初期のウィルスなので効くかもしれないわけです。それだけでもわかれば研究は進む。
町中にて。
体調が悪くなったら白いシーツがマクラカバーを出してくれと通達がある。
そうなると白い目印だらけになってます。
そこに患者を引き取りに来る軍隊。
ある一家のママが乗り込む。血液検査で陽性となるママ。
そのまま学校やグランドのテントの隔離病棟に収監される。大勢います。
町中が感染者となってます。
サムですがケーシーと寝てない話しになってます。
次のシーンでは寝ているサム。その方がいい。
ケーシーの方は寝不足で注意力散漫になって防護服を破ってしまう。
慌てて消毒してるケーシー。
ワシントン ホワイトハウスにて。
首相補佐官会議になってます。
このままでは48時間以内に国中感染しますとマクリントック少将の説明が入る。
マクリントック少将はいつものように一掃作戦を主張する。気化爆弾で爆撃して一気に片づけてる。1マイル以内の人間からウィルスまで気化するとなってます。さすがに核爆弾は使わないようです。
ある補佐官はシーダー・クリークの2600人の国民を抹殺するのか?と激高する。
しかし反対というわけではなく抹殺の証明する証拠を集めろとなってる。
シーダー・クリークにて。
死亡者が次々と出てます。袋に入れられ納屋に詰め込まれる。
そうなると次は点火され燃え上がる納屋。古くからの伝統的手法になってます。
森近くの家にて。
ある猿が女の子とコンタクトしてます。
ヘリコプターがシーダー・クリークに到着する。
いよいよマクリントック少将が乗り込んでくる。
ビリー・フォード准将と話し込むマクリントック少将。
戦争の歴史的評価の話しになってます。
サンノゼ動物センターにて。
登録漏れの動物はありませんとなってます。
しかしゲートのニール守衛が喋りそう。呼ばれてます。
シーダー・クリークにて。
サムとロビー。
犬の話しになってます。
で、初期ウィルスに感染した猿にE-1101ワクチンの効果があることが判明する。
このワクチンは空気感染するウィルスには効かない。
そうなるとE-1101ワクチンはアフリカ モターバウィルス用に作られていたワクチンだと判断するサム。
それはいいけどケーシーが倒れます。
体温41度。とにかく氷で冷す。
ケーシーが痙攣したのでロビーが注射針を指に刺してしまう。これまた大変。
それでサムは無茶をするわけです。
司令所にて。
サムはビリー・フォード准将に掛け合いに来てる。
まずはE-1101ワクチンのことを突っ込む。
爆撃時刻は20時だと伝えるビリー・フォード准将。
ソルト少佐の無線でジンボーが動物センターから猿を盗んだと知らせが入る。
次は運んできた貨物船を調べろと命じるサム。
司令所にて。
マクリントック少将はブリッグス大佐にサム逮捕を命じてます。
サムはロビーとお別れの挨拶になってます。
感染していないとわかったら18:00には町を出ろと行ってるサム。
それはいいけどサム逮捕を命じられて兵隊が迫ってます。
ソルト少佐が早く出かけた方がいいですよと知らせにくる。
ロビーが兵隊にサムは背が高いとバレバレの嘘を証言するシーンもあります。
そんなわけでヘリコプターをハイジャックしてるサムとソルト少佐。
海岸沿いを低空飛行してサンフランシスコに向かう。
本部にて。
マクリントック少将はサムを射殺しても構わんなんてやってるのでビリー・フォード准将がさすがにそれはないだろと突っ込む。
サンフランシスコにて。
連邦政府ビル屋上へリポート。ここに着くヘリコプター。
手配されないうちにどんどんと仕事を進めるサムとソルト少佐。
役所にて。
貨物船リストを調べるサムとソルト少佐。ホトンド強盗と化してます。
生き物を扱うので記録漏れはないと言ってる役人のオッサン。
貨物船が判明します。韓国の貨物船タイコック号。
係のおばさんが沿岸警備艇に知り合いがいるのでタイコック号の現在位置を調べてくれます。
そんなわけでヘリコプターでタイコック号に向かうサムとソルト少佐。
女の子の自宅にて。
お猿さんの絵を描いてる女の子。
霧の中の貨物船タイコックに接近するヘリコプター。
まずはマリンチャンネルの無線でコンタクトする。
シーダー・クリークにて。
ロビーの具合は悪くなってます。18:00に町を出るどころではなくなる。
貨物船タイコック号にて。
乗組員は何なんだ?と集まってます。
接近して救命ボートのシートにダイビングするサム。なんとか着地する。
まずは英語が出来る?で始まってます。
それで私は医者だと言ったら冷蔵室に案内される。
猿とコンタクトとした船員はもう死亡してる。
ところでウィルスは宿主がいなくなると自身では生存出来ず時間が経つと消滅するらしい。
この貨物船もそうみたい。もう感染者はいない。
サムは死亡した船員のロッカーやベッドを調べる。
壁には韓国の国旗の額縁があります。ハングル文字もある。
ベッドの上にポラロイド写真がありました。猿の写真です。これが宿主だとなる。
シーダー・クリークにて。
ケーシーと話しをするロビー。もう自分も感染したとなってます。
直接に触ってるのでケーシーにもわかったようです。
サンタローザ KAEF TV局にて。
ここに押し込むサムとソルト少佐。生中継のスタジオに入ります。
もう感染者として手配されてるので回りの方が避けてます。
猿を見つけたら通報してくれと告知するサム。
森近くの家にて。
TVを見てこれはビックリの女の子のママ。
猿に手を出さない下さいと訴えるサム。外をみると女の子が森に向かってる。
サンタローザ KAEF TV局にて。
パトカーが押し寄せてくるがその前にヘリコプターは飛び立ってる。
ヘリコプターにて。
レイノルズ博士と連絡してるサム。宿主が見つかると話しします。
しかしこのこの無線交信は本部のブリッグス大佐に傍受されていました。
サムはパリセーズという町を割り出して向かってます。
本部にて。
マクリントック少将が自ら指揮をとってヘリコプター2機が出動します。
森近くの家。バリセーズ、ジェフリーズ家にて。
ここに着陸するヘリコプター。速攻で猿を捕獲しようとします。
しかし女の子ケートが外に出ないと猿は来ない。女の子を説得するサム。
本部にて。
ビリー・フォード准将はバンデンバーグ空軍基地に連絡する。
普通の輸送機タイプの爆撃機を出動させる。
森近くの家。バリセーズ、ジェフリーズ家にて。
サムの腕時計16:15です。
女の子に囮になってもらい何とか猿を捕獲するサムとソルト少佐。
速攻でヘリコプターが飛び立ってる。何しろは時間との競走になる。
ヘリコプターはシーダー・クリークを目指す。
しかしヘリコプター2機が接近する。
ビリー・フォード准将に無線連絡するサム。
宿主を見つけたと報告するサム。
ビリー・フォード准将は爆撃を指示したと言う。中止してくれと要請するサム。
そんなわけで途中でヘリコプター2台が待ち伏せしてるのは知ったサム。
ビリー・フォード准将は爆撃中止命令を出してます。
引き返す爆撃機。ここで時間制限はなくなったとこになります。今回見て初めてわかった。
ヘリコプター2機と1機の空中戦にて。
まずは無線でトラビス空軍基地に護送するとなってます。
それから空中戦になってます。
橋の下をくぐったりしてる。無茶してます。
小回りを利かせニアミスさせたりしてるソルト少佐。
これで追っ手のヘリコプター2台は目標を見失う。
それから森にロケット弾を撃ち込み墜落したと偽装する。
レーダー探知機に問い合わせるマクリントック少将。
目標のヘリコプターはレーダーから消えたと報告が入る。
サムとソルト少佐のヘリコプターはトラックの荷台に張り付いてレーダーをゴマしかしてました。
シーダー・クリークにて。
ここに戻るサムとソルト少佐のヘリコプター。
それはいいけどケーシーとロビーがいない。サムがいない時に誰が指揮をとってる?CDCのレイノルズ所長が来てるのか?見当たらないけと。
ロビーの助手はいたけど。やはり見当たらない。
速攻でワクチンを作ってロビーに使う。爆撃の時間制限はなくなってる。
ロビーに自分の防護服のマスクを取るとこを見せるサム。
心意気を見せてるわけです。新しいワクチンが効く見込みがあるのも大きいけど。
本部にて。
戻ったマクリントック少将は激怒してる。爆撃を再指令します。
バンデンバーグ空軍基地にて。
再び離陸する爆撃機。そんなわけで20:00ではない。
シーダー・クリークにて。
無線で再爆撃を聞いたソルト少佐がサムに知らせる。
またヘリコプターで出動する。防護服のまま乗り込んでくるサムとソルト少佐。
爆撃を阻止するヘリコプター。
まずはビリー・フォード准将と無線連絡して説得するサム。
ビリー・フォード准将は爆撃機妨害の方法をわざと漏らす。これに激怒してるマクリントック少将。
そんなわけで爆撃機を妨害ししつ無線連絡で説得してるサム。
突然こまった状況になってる爆撃機のパイロット2人。
ヘリコプターと爆撃機のチキンレースになります。
直前で回避する爆撃機。ヘリコプターもニアミスで危ない状況。
爆撃機は回避したままで気化爆弾を投下する。
ヘリコプターのサムは爆弾投下になったので祈るのみ。
爆弾は海に落ちて大爆発になります。一安心のサムとソルト少佐。
爆撃機パイロットは風に流されたと無線で報告する。
また激怒してるマクリントック少将。
で、ビリー・フォード准将はマクリントック少将を拘束させる。
捨て台詞のマクリントック少将。
エピローグ。
シーダー・クリークのサムとロビー。
ロビーは回復してよかったよかったとなります。
エンドとなります。
カネがかかってて監督の腕前がいい作品を見るとホントよかったなと思います。これは佳作です。
そんなわけでダスティン・ホフマン八面六臂の大活躍のいい作品でした。
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もしご存知でしたら、教えてください。
昔も見ているのですが、テレビで再放映されたのを見て
不思議に思いました。
猿が演技していますよね。
キャリアの猿も、ペットショップでうつされた猿(アカザル?)も。
ジンボが森に離そうとしたのに、かごに逃げ込んだり
(これは餌で何とかなるかもしれない)
女の子と目で語り合ったり、
さらには具合が悪くなったり治ったり・・・。
これどうやって撮っているのでしょうか?
本物の猿のようだし・・・。その割に表情が自然でないですか?
投稿: 上原 麻里 | 2014.05.01 20:14
上原 麻里さん、コメントありがとうございます。
当時はまだCGは発達していないので多分CGではない。
そうなると猿の調教師の腕前がいいのと、適当に撮った猿をシーンを上手くつなげて演技してるように見せたのだと思えます。
映画では同じ表情を色々なシーンとつなげると、同じ表情が違う表情に見せることが出来るんです。これはクレショフ効果と言われて有名です。
それにしても『アウトブレイク』は緊張感があってとても面白い作品ですね。また見たくなります。
投稿: ロイ・フェイス | 2014.05.04 20:02