映画感想の加筆改訂のお知らせ

にほんブログ村

« 『愛のレッスン』 | トップページ | 『アウトブレイク』 »

2007.06.03

『第七の封印』

この作品はイングマル・ベルイマン監督、マックス・フォン・シドー主演の死神とチェスをするドラマです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品はイングマル・ベルイマン監督で見ました。傑作と名高いのと死神とチェスをするという設定が興味深い。ボンクラな監督だとアイデア倒れになりそうですがベルイマン監督ならそうはならないでしょう。
タイトル名がカッコいいのもあります。
前から見たかった作品で『第七の封印』がやってると思ったらデミ・ムーアとマイケル・ビーンが出てるオカルト・アクションの『第七の予言』(88年)だったりして長い間見れなかったのでようやくといった感じです。

1957年 スウェーデン作品
原題◆Det Sjunde Inseglet
プロット 死神とチェスをする話しのようです。
スカイパーフェクTV311パワー・ムービーにて。画質はよいです。
音楽 けっこうにぎやかに鳴っていました。

キャスト
マックス・フォン・シドー→騎士
グンナール・ビョルンストランド→従者
ベンクト・エーケロート→死神
ビビ・アンデルセン→旅芸人のミア
ニルス・ポッペ→旅芸人でその夫のヨフ
エーリック・ストランドマルク→旅芸人の座長
バッティル・アンデルベルイ→神学者ラヴァル
グンネル・リンドブロム→召使いの女
オーケ・フリデル→鍛冶屋
インガ・ジル→鍛冶屋の女房リーサ=別名クニグンダ
モード・ハンソン→魔女とされた女
インガ・ランドグレー→騎士の妻カーリン


イングマル・ベルイマン監督の演出はよいと思います。
プロローグでは鳥が飛んでいましたがこれは吊りの操演のようです。
本物の鳥を撮るまで待とうなんて無理はせずに操演にするとこが合理的で気に入りました。これでこの作品の印象がよくなりました。

騎士と死神の会話シーンではていねいに切り返しをやっていました。
教会で騎士が懺悔をすると聞いていたのは神父ではなくて死神だったというシーンがありました。懺悔している人を騙すとは悪魔のようです。となりますが死神なので悪魔と同じようなものか。

死神が旅芸人の座長を片づけるシーンはホトンドギャグのようでした。
木に登ってる座長にノコギリを担いで死神が登場して木を切り倒そうとノコギリを引くのです。木から落ちたくらいで死ぬのかいと思えますが、そうではなくて象徴として死神が木を倒すから死に至るようです。
死神のキャラは『ビルとテッドの地獄旅行』(89年)等でおなじみです。見た目はあまり変わらん。

城に着いて騎士一行で食事をしたところで、それまでは騎士だけに見えていた死神がそこにいた全員にも見えるようになります。ということは全員が死ぬ運命ということになるようです。
ここでフェイドアウトして結果を現実に見てるのか幻覚を見てるのかわからない男にこの件を語らせて間接的に描写していました。これは余韻があって上手いです。

マックス・フォン・シドーの騎士はチェスをするとこもあってなんとなく『ブレードランナー最終版』(82/92年)のルトガー・ハウアーのような感じでした。

もっと陰々滅々なアートシアターな作品なのかと予想してたら違ってて、音楽はにぎやかに鳴っていて、女優さんは沢山出てるし、アクションシーンもあるし、後味も結構よく、立派な娯楽映画にもなっていました。少なくとも退屈ではなかった。
そんなわけでこれは意外で、評判通りのよい作品でした。



« 『愛のレッスン』 | トップページ | 『アウトブレイク』 »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/75473/15302930

この記事へのトラックバック一覧です: 『第七の封印』:

« 『愛のレッスン』 | トップページ | 『アウトブレイク』 »

月齢

無料ブログはココログ
フォト
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

バイクフォト

  • ヤマハ トリッカー XG250
    私が買ったバイクです。ヤマハばかり。