『ウルトラ・スパイ マックス・ナイト』(2000年)
この作品はコーリン・バッズ監督、マイケル・ランデス、レイチェル・ブレークリー主演のSFアクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
少し見て面白かったので見ました。
2000年 パラマウント オーストラリア/アメリカ作品 TVムービーのようです。
原題◆Max Knight: Ultra Spy
プロット 新エネルギーを巡りサイバーネット内で戦う話のようです。
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
キャスト
マイケル・ランデス→スパイのマックス
レイチェル・ブレークリー→現実のリッキー/ネットのクレア
ブルック・ハーモン→リッキーの妹リンジー
クリストファー・モリス→悪のザック・カーン
アーニャ・コレビー→手下のタイラー
コーリン・バッズ監督の演出はよいと思います。
全体的に『攻殻機動隊』(1995年)と『マトリックス』(1999年)を混ぜて安くしたような感じになっています。
低予算なのでセットが貧弱で安い感じなのは否定出来ないとこでした。小道具もそんな感じです。
ウルトラスパイの実力を見せるための描写で最初に潜入するとこは日系の会社でした。金庫かなんかのパスワードはセーラームーンとかになっていて日本に妙に詳しいのが変。日本語が出てきますがやっぱり変な日本語でした。
演技の方はヒーローにヒロインに悪役の主演3人はよかったけど、その他のサポート俳優達は上手くないようでした。低予算です。
会話シーンの切り返しとやっています。特に主演2人の時は丁重にやっててセリフなしでも切り返したりとやってくれます。ここは演出でカバーしていました。
120番目の元素をめぐり悪の組織アヴァターズはこれをエネルギーにしてネットに住もうとしてそのついでに人類抹殺となるようです。低予算ですが大風呂敷な話しになっていていいものです。
クライマックスはサイバーネット上でヒーローと悪役がバトルを繰り広げます。あっちこっちへ飛んだりするよくあるパターンですがいいものでした。
そんなこんなでサイバーネットに入ったら出れないはずなのに自由に出入り出来るようになりましたとサイバーネット上のヒロインに会えて現実のヒロインとも仲よくなってハッピーエンドとなります。
主演のマイケル・ランデスはジョージ・クルーニーと安くしたような感じで好演していました。
マイケル・ランデスはこの作品よりは低予算ではないけどメジャー作品まではいかないオカルト・アクションの『デッドコースター』(2003年)に出ています。
ヒロインのレイチェル・ブレークリーがいい感じ。2役がはまっています。
メイクや衣装を変えて全く別人となっていました。このセンスがいい。これだけで見る価値がありました。
サイバーネットのヒロイン、クレアはブルネットの髪で赤や青等のノースリーブワンピース姿。髪形やメイクがクレオパトラ風というか『怪獣大戦争』(1965年)でのX星人の水野久美さんに似ています。これがいいんだな。
現実のヒロイン、リッキーはブラウンの髪にカジュアルな服。こちらもいいです。
この2人は似ているとヒーローはすぐに気がつくのですが見てる私は同じなのかと言われて初めてそうなのかと思います。『めまい』(1958年)でジェームズ・スチュアートがブルネットのジュディを見てブロンドのマデリンと一目でわかるのを見てて何でこの人が同一人物なのかとよくわかるなと思ったものです。これは白人から見てアジア人の区別が付かないの逆のパターンなのかもしれません。
背の高さを気にするとこがあり、その次にはヒロインに「案外背が低いのね」なんて言われています。このセリフは『三つ数えろ』(1946年)にありました。
そんなわけでなんてことはない娯楽作品でまあまあな作品でした。
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