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2007.05.24

『冷たい月を抱く女』

この作品はハロルド・ベッカー監督、ニコール・キッドマン、他に男優3人主演の疑惑サスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
ニコール・キッドマン主演のサスペンスということで見ました。

1993年 キャッスルロック/ニューライン・シネマ/コロンビア・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆108分
原題◆Malice
プロット◆女詐欺師に振り回される話しのようです。
音楽◆ジェリー・ゴールドスミス
スカイパーフェクTV311パワームービーにて。画質はよいです。

キャスト
ニコール・キッドマン→ファムファタールのトレイシー
アレック・ボールドウィン→自信満々のジェッド・ヒル医師
ビル・プルマン→大学職員のアンディ・セイフィアン
ピーター・ギャラガー→弁護士のデニス・ライリー
ビーブ・ニューワース→ディナ・ハリス刑事
サラ・メルソン→自転車に乗ったブリジット
グウィネス・パルトロウ→テストに落ちたポーラ
デビッド・ボウ→同僚のマシュー医師
トービン・ベル→地下室のリーマス
ジョージ・C・スコット→都合のいい証人
アン・バンクロフト→トレーシーの母
キャストはやたらと豪華です。

ハロルド・ベッカー監督の演出はまあまあだと思います。
ですがサスペンス演出はイマイチでした。よくあるサスペンスとサプライズの違いがわかっていないような。サプライズはホラーなのでは。
邦題からするとニコール・キッドマンが犯人なのかな?と見ていました。

ボストンかその近郊の街が舞台のようです。
NBAのセルティックスとかMLBのレッドソックスの名が出てきます。レッドソックスのたまに優勝は出来たけどワールドシリーズには長いこと勝てなかった。何しろN.Y.に金銭トレードでベーブ・ルースを売った呪いらしいから。こっちの方が本物のホラーでした。

パソコンが出てます、例によって映画にだけはよく出ているマックでした。スクリーンセーバーは懐かしのフライングトースターが飛んでいた。

シリアルキラーは誰だ?と医療ミス騒動の2本立てで話しは進行します。それからニコール・キッドマンは詐欺氏なのか?となっていました。
サスペンスかと思ったらファムファタールなヒロインのフィルム・ノワール物なのですね。そうだったらヘタなサスペンス演出なんてしないで最初からフィルム・ノワール調で押せばいいのにと思いました。

シリアルキラーの方の話しはタイプキャストのトービン・ベルにまかせてあっさりと処理してありました。それではこちらの方は全く別の話しなのか、やっぱりサスペンスはどうでもよかったのでしょう。

何だかよくわからん話しです。感情移入を妨げるキャラクター描写で見ててこまります。ラストはサスペンス調に戻ってしまいTVの2時間ドラマみたいな終わり方になっていました。

フェイクは結構なんですが、どうにも越えてはいけないとこを越えてるような。
当の2人きりだけの時も芝居を続けていたり、アレック・ボールドウィンはホントに腕のいい医者なのにあっさりと職を投げ打ってしまうとことか。ニコール・キッドマンは子供が産めなくなってもかまわないとか。そこまでするのかいと見てるほうに真相がわかるわけがありません。ミスディレクションも度が過ぎるといった感じです。

ニコール・キッドマンは高慢な感じと下卑た感じのバランスがなんともよろしい。
箸を左手が扱っていました。ニコール・キッドマンは左利きなのですか、リボルバーを撃つ時も左手でした。背が高くて左利きとはいいものです。
ニコール・キッドマンの詐欺師はこんなに危ない橋を渡るものかと?がつきます。わざと妊娠して卵巣切除までやっています。何か割の合わないような。詐欺師なんて口先だけで指1本動かさないものと印象があるので見てて正体がわかるわけがありません。

医療ミスネタがなかなか興味深いものがありました。
神錯覚=ゴッドコンプレックスなる用語が出ていました。アレック・ボールドウィンがそれらしく演じていました。そんな感じ自信満々で登場したアレック・ボールドウィンは段々とおとなしくなって退場します。よくわからんキャラだ。
ビル・プルマンもよくわからんキャラでした。
ピーター・ギャラガーが濃い顔だけど関係ない人で出ていました。相変わらず濃い顔してましたがニコール・キッドマンと並ぶとキッドマンより背が低い。これは驚いた。顔の割には背が低かったのです。あれではトム・クルーズより少し高いだけです。

自転車に乗った女の子がタイトルで登場して主役格なのかなと思ったらすぐに襲われて病院送りになってしまいます。やけにていねいに描写していたので主役格と勘違いした。見終わってからこのへんが最初から外した演出かと思えてしました。

グウィネス・パルトロウが殺され役で出ていました。クレジットで初めて気がつきました。まるで別人でメイクって凄いとよくわかります。この作品の地味なのと『ダイヤルM』(1998年)の派手なのとどちらがホントなんだ?→それは地味な方でしょう。

そんなわけで意外な展開というより何でそうなるの?と楽しく見てました。ですが、あまりほめられた出来ではない作品でした。

ニコール・キッドマンの演技がヘタなんて今では誰も言わないでしょう。以前『デッドカーム 戦慄の航海』(1988年)の紹介で演技がヘタと書かれたことが印象に残っているもので。映画の批評は当てになりません。特にカネが絡むと全然ダメです。だから映画雑誌の新作の批評はダメとなります。



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