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2007.05.31

『デスペラード』(1995年)

この作品はロバート・ロドリゲス監督、アントニオ・バンデラス、サルマ・ハエック主演のアクションです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。


1995年 ロス・フーリガンズ・プロ/コロンビア・ピクチャーズ アメリカ作品
原題◆Desperado
ソニー・ピクチャーズの『デスペラード』+『エル・マリアッチ』ツインパックDVDにて。画質非常によいです。
プロット 仇討ちをする話しのようです。
音楽 ロス・ロボス

キャスト
アントニオ・バンデラス→エル・マリアッチ
サルマ・ハエック→ヒロインのカロリーナ
スティーブ・ブシェーミ→情報屋ブシェーミ
ホアキン・ド・アルメイダ→仇のブチョ
チーチ・マリン→バーテン
クェンティン・タランティーノ→集金人
ダニー・トレホ→ナイフ投げの殺し屋


ロバート・ロドリゲス監督の演出はよいと思います。
前作に出ている人達が所々に見受けられます。

クローズアップショットをこまめに入れています。
ハッタリのディテールが多い。
フラッシュバックあり。プロローグにて。
妙なオーバーラップがある。段階的オーバーラップと言うのか?
トークシーンでの切り返しカットバックあり。これは基本です。

血の後始末を描写してる。『サイコ』(60年)のパロディ?

アントニオ・バンデラスはアクションをそつなくこなしていました。
スティーブ・ブシェミは説明役でバンデラスの相棒役でした。

ホアキン・ド・アルメイダはよいキャスティングです。
敵役のホアキン・ド・アルメイダは『オンリー・ユー』(94年)に出てるそうです。はて?誰だったっけ?イタリアの伊達男役か?

ヒロインのサルマ・ハエックは書店員役でした。『三つ数えろ』(46年)みたい。そう見ればこのルックスはメキシカンなのを除けばハワード・ホークス監督の好みです。ベッドシーンではチラッとだけですがバストが見えた。凄いバスト。
ヒロインもそうですが顎が出っ張った人が多い。

プロローグ タイトルはまあまあ。
酒場にて。スティーブ・ブシェーミが扮する怪しげな男がやって来てチーチ・マリン扮するバーテン相手に話し始めます。顔の見えない男。ブチョとは?

タイトルとなります。

アントニオ・バンデラス扮するマリアッチの部屋にスティーブ・ブシェーミ扮するがやって来て打ち合わせとなっています。ブチョのことなど。

サンタ・セシリアという街に着くマリアッチ。
ホアキン・ド・アルメイダ扮するブチョの屋敷にて。殴り合いの見せ物があります。
街ではナイフの殺し屋がうろついています。
酒場にて。クエンティン・タランティーノ扮する集金人が登場。1人で独演の長い話があります。
街では子供にギターを教えるマリアッチ。

酒場にやって来るマリアッチ。ギターケースのことから撃ち合いとなります。ここはハイライトシーンでおなじみです。
隠し部屋にいたマリアッチの仲間だと勘違いされて集金人タランティーノはあっさりと射殺されます。
撃ち合いでは空の銃で撃ち合う?とこがあります。最初から手を使った方がよかったようです。

サルマ・ハエック扮するヒロインが登場。クルマが衝突するほどのゴージャスな美人とわかりやすい。
ここでマリアッチを追跡する長髪の手下タボとの撃ち合いに巻き込まれます。負傷するマリアッチ。

ヒロインのカロリーナの書店カフェにて。
このシーンから何故か『三つ数えろ』(46年)を見たくなります。
スペインのアントニオ・バンデラスとメキシコのサルマ・ハエックのラテン系主役コンビとなっています。

教会に行くマリアッチ。
ブシェミとコンタクトして打ち合わせをしています。ブシェミは抜けたがっていマリアッチは止めようしています。
教会を出たとこでも同じことをやっていますが、殺し屋に襲われます。ブシェミはナイフでやられて退場となります。
この最中にブチョの手下達が殺し屋ダニー・トレホをマリアッチと勘違いして乱入して激しくやり合います。殺し屋ダニー・トレホはあえなくやられてしまいます。
死体を屋敷に持ち帰って勘違いとわかる描写がいい。

子供のギターが麻薬の運ぶ手段となっていることを知るマリアッチ。
カロリーナをも同じことをしているとのこと。

カロリーナの書店カフェにて。
年50000ドルになるというカロリーナ。
治療をしたり話しをしているとこにブチョがやって来ます。
カロリーナと話しをするブチョ。帰ります。

アクションが売りの作品ですが、結構マリアッチとカロリーナのシーンが多かったりします。アクションというよりラブロマンスとも言えそうです。これはいいと思います。
ベッドでギターを2人で弾いたりします。ここからベッドシーンとなります。

ブチョは書店を怪しいとわかっていて手下達を送り込みます。
炎上して銃撃戦となり書店から脱出するマリアッチとカロリーナ。ここはハイライトシーンでおなじみです。ジャンプするカロリーナ、ジャンプしながら撃つマリアッチ。

ホテルで退避中のマリアッチとカロリーナ。
2人のシーンは多い。売り物を銃撃戦より多いような感じです。悪くない。
マリアッチの友人カンパとキーノを電話で呼びます。

それぞれバスとトラックでカンパとキーノが着きます。
そのうちの1人はエル・マリアッチに主演していた俳優です。
で、3人と2台のクルマ分のブチョの手下達と銃撃戦となります。
ギターケースかさマシンガンとロケット弾のギミックがあります。
呼ばれた2人は退場となりますがブチョの手下達は全滅させます。

ケガをした子供を病院に運び、いよいよブチョの屋敷に乗り込みます。
で、実はマリアッチとブチョは兄弟でしたというオチになります。ありがちですがまあいいです。

ラストは2人はクルマに乗って去ります。

前評判では予告編だけはよかったというので、あまり期待過剰になってなかったのでよかった?→正直言って予告編だけ・・が正しい意見なのかも?
この作品は予告編だけか?→この予告編の出来がよすぎようです。全体的にそんなに悪い出来ではないようです。
そんなわけで意外と主役2人だけのシーンが多い。ラブ・ロマンスといっても通用しそうなアクションのよい作品でした。



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