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2007.04.28

『ビューティフル・クリーチャー』

この作品はビル・イーグルス監督、レイチェル・ワイズ、スーザン・リンチ主演のブラックなサスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2000年 スネークマン・プロ/DNAフィルムズ/Arts Council of England/ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル 英国作品
ランニング・タイム◆89分
原題◆Beautiful Creatures
プロット◆凶暴なボーイフレンドに悪戦苦闘してたら色々とある話しのようです。
音楽◆マレー・ゴールド
◆スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
◆ユニバーサル・ピクチャーズ発売のDVDにて。画質は非常によいです。スクイーズ収録のフル表示で画面サイズはワイドの黒味無しです。

キャスト
レイチェル・ワイズ→ブロンドのペトゥラ
スーザン・リンチ→ブラウンのドロシー
イアン・グレン→ドロシーの男で凶暴なトニー
トム・マニオン→ペトゥラの男で凶暴なブライアン
モーリス・ローブス→ブライアンの兄ロニー・マクミン
アレックス・ノートン→ヘップバーン警部補

レイチェル・ワイズ主演のサスペンスだと思って見ました。

ビル・イーグルス監督の演出はよいと思います。
この作品に登場する男がやたらと凶暴でロクデナシです。これらを相手にヒロイン2人が悪戦苦闘することになります。
レイチェル・ワイズ扮するブロンドのペトゥラが男ともめているとこをスーザン・リンチ扮するブラウンのドロシーが男を鉄パイプで殴って助けます。
その男をドロシーのアパートまで運んだら男が倒れた拍子に頭を打ったのか死んでしまいます。さあどうしましょうと話しは進む。
男運が悪い女性2人が成り行きで協力することになります。このヒロイン達もあまり同情の余地がないような感じですがそれほど印象は悪くはなかったりします。
途中で歌が流れるとこがあります。これはいいな。

死んだブライアンは兄が社長の会社で好き勝手にやっているような感じです。
さすが階級社会です。日本もこれを目指しているというか、もうそうなっていますか。それでは手遅れでとないか。こまったものです。

英国特有の階級社会としみったれなとこがよく描写されていました。
これも英国特有の食べ物が不味いという描写もありました。
英国にも携帯電話があるんですね。私はまだガス灯があると思っていました。我ながら偏見だと思う。→携帯電話はノキアでした。
現代の英国風俗が見られて興味深い。貧乏な人が大勢います。とても他人事はとは思えん。

出てくる男がどいつもこいつもロクデナシばかりです。ロクデナシではなければボンクラだったりします。
死んだブライアンは兄の社長は弟のブライアンに対して厳しいのか甘いのかよくわからん態度を示しています。トータルでみれば溺愛しているような感じです。結局は弟ブライアンをスポイルしているようですけど。

最初はまともな感じで登場するヘップバーン警部補も悪党で違う捜査情報を平気で言ったり、身代金を勝手に2倍にして差額を着服しようと画策していたりします。ブロンドのペトゥラに横恋慕したりもしています。

全体的にはアルフレッド・ヒッチコック監督の『フレンジー』(1972年)のような感じがしますがコーエン兄弟の『ブラッドシンプル/ザ・スリラー』(1984/1999年)のような感じもします。要するにブラック・コメディなサスペンスとなっています。

ブラックユーモアぶりとしては、ブライアンの死体の指をイヌが食べて吐き出した指を郵送して誘拐事件に見せかけたりしています。
ところがこれが連絡の行違いというか打ち合わせ不足でペトゥラが警部補同席になってしまいます。ドロシーとペトゥラはぶっつけ本番になって電話で脅迫する打ち合わせと脅迫に対する交渉を同時にやったりしていました。

ブライアンの死体をクルマで他に運びましょうとなります。
ペトゥラは殺したブライアンから生前に殴られながら教えられたというクルマの運転の練習をしたりしています。もしかしてというか当然無免許のようです。泥縄式とはこのことをいうのか。

ゴルフクラブバッグにこだわっているドロシーの男トニー。
このゴルフクラブバッグは実は盗品でヒッチコック作品的偶然の一致というやつで捜査担当のヘップバーン警部補の持ち物だったりします。バッグの中は入ってて当然のゴルフクラブから、入っていてはまずいと思われるショットガンまで色々と入っています。

トニーはヤク中のロクデナシでドロシーの愛犬プルートを人質?にしてイヌを撃つぞと脅迫したりします。これはひどいな。鬼畜とはこのような奴をいうようです。
このイヌのことを半分アクリル犬と称していますが何のことかわからん。→DVDではペンキ系の雑種と出ていました。なるほど。

レイチェル・ワイズさんはブロンドの髪でマリリン・モンローのようなルックスでキャラクターもモンローを意識した演技になっています。これがいいんだな。モンローをもっとバカにしたようなキャラですけど。声だけはモンロー風ではなくていつものレイチェル・ワイズさんのハスキーな声です。これがいいんです。
郵便を開けてびっくり切断された指が入ってて「Oh My God」と叫ぶとこが私のお気に入りです。
脅かされてパンティストッキングではなく腿までのストッキングを脱いだりしていました。これはいい。
身代金受け渡し場所のガソリンスタンドで成り行きで頭上を手錠でつながれてしまうのを店員が見ててこんなにゴージャスな美女は見たことがないと感激していたりします。私も同感です。

成り行きでコンビを組むスーザン・リンチ扮するブラウンの髪のドロシー。
こちらはいくらか頭は働くようですが元ヤク中とのことです。似たようなものです。スーザン・リンチは好演していました。

ラストは電車で逃げていました。英国はこのパターンが多いようです。
電車で国外に行けるからロジックな行動ですけど。日本なら飛行機しかないか。


◆DVDで見ました。
このソニー・ピクチャーズ発売かと思ったらそうではなくユニバーサル・ピクチャーズ発売のDVDなのでうるさいアラートが出てユニバーサル・パークのCMまで入っています。ユーザーを舐めているのか?というと舐めているんでしょう。
日本語を選べのメニューは出なかったけど。

タイトル。
電車の主観ショット。タイトル文字を奥から手前に移動してきます。
オフで会話が入ります。
ゴルフクラブの話しです。口論となります。ドロシーとトニー。
乱闘になりかけるがドロシーはトイレに立てこもる。

アパートにて。ダブリンが舞台らしい。ロンドンではありません。
トニーは帰宅する。白い犬のプルートがいます。
時間が経過してドロシーが帰宅する。どうやらトニーは不在のようです。
その代わりアパート内が荒らされています。嫌がらせでブラジャーが鍋で煮立てられています。
プルートは赤ペンキで塗りたくられて宙吊りにされています。

ブロンドのペトゥラが登場。
兄に説教されてイライラがつのるブライアンとクルマに乗り込む。

アパートにて。
クローゼットの中は青ペンキがぶちまけられています。
ドロシーが荷物をまとめてアパートを出たとこでクルマと遭遇するわけです。

タバコを買うカネもないドロシー。
何とかタダでもらえました。ロンドン行きのバスに乗ろうとします。
プルートが逃げてブライアンとペトゥラのクルマとコンタクトします。
このクルマはトヨタ ランドクルーザーです。英国御用達のランドローバーではないんだ。どうして?
成り行きでブライアンをKOして相談となるドロシーとペトゥラ。
ブライアンを2人でかついでアパートに戻ります。

ピンク色の犬は珍しいと言われて。
この犬は「ペンキ系の雑種です」とドロシー。なるほど。こういうことを言っていたのか。DVDとスカイパーフェクTVの日本語字幕とは少し違っています。

ところでペトゥラはブライアンに首を絞められていたので、首が赤くなっています。この描写の元ネタがあるんです。アルフレッド・ヒッチコック監督の『ダイヤルMを廻せ!』(1954年)で首を絞められたグレース・ケリーがそうでした。さすが英国の元祖変態監督は違います。

2人ともタバコを吸っていると思ったら実は大麻だったようです。それは効くわけです。
ペトゥラの髪を短くカットしているドロシー。

ブライアンは風呂場でひっくり返って死んだようです。

このアパートは12階建て?それ以上ありそうです。高層アパートなんです。
高層アパートは住民の生活が荒むそうです。これは統計で証明されているはず。

TVはやけに薄い。バル方式のTVは薄いのか?よくわからん。

ブライアンが死んで、さてどうしましょうと2人で相談となります。
ドロシーは電話がないと行ったけど、携帯電話が鳴っています。ブライアンの携帯電話でした。
死体のブライアンをベランダに運んでいます。
カットが済んだペトゥラ。素敵なショートカットのヘアスタイルとなっています。

ゴルフバッグを質屋から買い戻してるドロシー。
でかいナイフが入っています。ビックリのドロシーです。

英国らしいビンボ臭くて寒々とした海岸です。
海辺で落ち合うドロシーとペトゥラ。
ブライアンのボートに死体を運んで事故死に見せかければとなっています。

そのボートにはブライアンの兄がもう来て調べています。
取り上げられたペトゥラのパスポートはここにあります。

アパートにて。
プルートがブライアンの死体の指を食ってる図となります。
3本食ってうちの1本は吐き出した。「悪い子ね」とドロシー。そういう場合ではないと思うけど。
指をよく洗って容器に入れて冷蔵庫にしまいます。

ペトゥラの自宅にて。
来客です。ヘップバーン刑事です。ブライアン行方不明の件で来ています。
ここで封筒から指で出てくるシーンとなります。脅迫状付き。
電話をかけるペトゥラ。それでも約束通りに2回鳴らしてから切るをちゃんとやっています。

受けてるドロシーは高い橋の上にいます。
ここで刑事の前で脅迫と打ち合わせを同時にやるはめになります。
ドロシーは警官に捕まってここで自殺するな自宅に帰れと言われています。

警察にて。
ヘップバーン刑事は指を知り合いの検死官に見せています。食事中なのに見せているのが凄い。
アッサリとこれは死体から切ったと推測する検死官。
英国なのでやっぱりまずそうな食事です。

オフィスにて。
兄の社長に指を見せているヘップバーン刑事。
この指はブライアンのだと証言する兄。
ブライアンは生きているとでたらめを言ってるヘップバーン刑事。
ところで兄の社長とヘップバーン刑事は知り合いのようです。ゴルフ仲間らしい。

エレベーター内にて。
兄の社長に詰問されているペトゥラ。
弟が可愛い兄です。

クルマを運転しているペトゥラ。クルマはサーブです。
ドロシーとボートに来ています。
死体はまだでボート内を汚しています。偽装のつもりらしい。

アパートにて。
2人がくつろいでるとこにトニーが窓から入ってきます。
ベランダの死体は何だと始まってロクデナシぶりを発揮しています。
ゴルフバッグから大型リボルバーを取り出してプルートを呼んで、犬を撃つぞと脅迫しています。全くロクデナシです。
トニーはヤク中でドロシーに注射を打てと命じて、それらかドロシーにも打てと命じています。ロクデナシです。
ペトゥラにはストッキングを脱げと命じています。その後何だかんだあって、さすがに頭にきたペトゥラがトニーをナイフで刺してゴルフクラブで殴打します。
それでもまだ死んでないトニー。

ドロシーはヤクを打ったので何も出来ずペトゥラが色々とやっています。
撃たれたプルートを動物病院にサーブで連れて行きます。プルートとカネを置いてすぐに帰ります。「この犬はペンキ系の雑種」と言っています。

ヘップバーン刑事は脅迫状の大事なメモを焼き捨てています。
他の証拠物件のポンプアクションのショットガンを持ち出しています。
内緒でこの事件をし切るつもりらしい。身代金を独り占めにしようとしているわけです。

夜、ペトゥラの自宅にて。
ヘップバーン刑事がショットガン持参で夜這いをかけてきます。ようやく帰ったら、今度は兄の社長が来ています。
色々と忙しいペトゥラです。

オフィスにて。
社長とペトゥラ。身代金受け渡しとなります。

動物病院にて。
プルートを迎えに来てるドロシー。
さすがにケガをしていたプルート。右耳が無くなっています。

英国のタクシー専用車みたいなのがあります。
マツダの旧型デミオみたい。貧乏臭いクルマです。

アパートにて。
トニーはまで死んでなくてゴルフバッグから水平2連ショットガンを出しています。
ドラエモンのポケットのように色々な品物が入ってるゴルフバッグです。

オフィスにて。
ヘップバーン刑事が来ます。いつのまにか身代金が200万ボンドになっています。
ペトゥラとヘップバーン刑事が身代金受け渡しに出かけます。
社長が同行するというので慌ててるヘップバーン刑事。何とか止めています。
このへんはヘップバーン刑事の小細工大会となっています。

社長の方は自分のハンドガンを持って追跡するつもりらしい。

身代金受け渡し地点にて。
プルートがいたので身代金をプルートのバッグに入れるペトゥラ。
余計なことをやられ頭にきてペトゥラを吊り上げて拘束するヘップバーン刑事。

プルートを追うヘップバーン刑事。
ドロシーの元に戻るプルート。

アパートにて。
ここに戻るドロシーとプルート。戻ったら危ないのでは・・・
ヘップバーン刑事が入ってきます。ベッドにはブライアンらしい奴がいるようなのでショットガンを撃ち込みます。ドロシーの方はトニーだと思っていたようです。→実はブライアンの死体でした。
社長が乗り込んできてカッコよくハンドガンをヘップバーン刑事に突きつけたのはいいけどハンドガンが作動せず。
別のとこに隠れていたトニーが水平2連ショットガンでヘップバーン刑事を撃ちます。
ようやく作動したハンドガンで社長はトニーを撃つ。
拘束された金具ごと駆けつけたペトゥラがリボルバーで社長を撃つ。
なんやかんやでこうなりました。

ペトゥラですが金具は正面の窓口にいたあんちゃんが手錠ごと丸ごと外してくれたのでしょう。

ヘップバーン刑事のボルボで駅に行くドロシーとペトゥラ。
カネがない状態のようです。
ホームには何故か警官が10名ほどいます。警察犬もいる。これはまずいとなります。

駅を出てクルマに戻るドロシーとペトゥラ。
さてどうしましょうとボルボのトランクを開けます。中にあるバッグを開けたらカネがあります。

エピローグ。
列車内のドロシーとペトゥラにプルート。
検札に来た車掌から高額紙幣で切符を買うペトゥラ。
列車の主観ショットとなり「ペンキ系の雑種・・」のセリフが入りエンドとなります。

そんなわけで普通のサスペンスかと思ったらブラック・コメディなサスペンスのよい作品でした。佳作です。



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