『スティル・クレイジー』(1998年)
この作品はブライアン・ギブソン監督、スティーブン・レイ他主演のバンド再結成ミュージカルです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品は少し見て面白かったので見ました。私は音楽は全然くわしくなくて音楽物ではなく本編が面白いので見る気がしました。
1998年 コロンビア・ピクチャーズ 英国作品
原題◆Still Crazy
スカイパーフェクTV316スター・チャンネルにて。画質はよいです。
プロット ロックバンドが再結成する話しのようで、歳をとっても人間は変わらないという話しでもあるようです。
キャスト
スティーブン・レイ→キーボードのトニー
ブルース・ロビンソン→ギターのブライアン
ジュリエット・オーブリー→マネージャーのカレン
ジミー・ネイル→ベースのレス、現在と屋根葺業
ビル・ナイリー→ボーカルのレイ、現在は屋敷住まい
ティモシー・スポール→ドラマーのビーノ、現在は庭仕事
ビリー・コノリー→ローディのヒューイ
ハンス・マスソン→若いギタリストのルーク
レイチェル・スティリング→カレンの娘クレア
ヘレナ・バーグストロム→レイの奥さんアストリッド
フランセス・バーバー→ビーノの追っかけの黒い服の女性
ブライアン・ギブソン監督の演出はよいと思います。
ナレーションは誰なのでしょう。→ビリー・コノリー扮するローディの人のようです。
ロックバンドのストレンジ・フルーツは20年前にこういうことがあって解散したローディのナレーションで説明されます。→合同野外コンサートで雷が落ちたとこで解散となるストレンジ・フルーツ。メンバーは5人とのことです。
で、現在に戻り昔のファンの息子がコンサートを企画するとのことでスティーブン・レイ扮するトニーとジュリエット・オーブリーに交代したカレンはカネかないのがわかる小さいクルマ赤いのルノーに乗って旧メンバー探しをします。この過程で英国の田舎の風景が見られます。メンバーがパブに集まるとこもあります。
カレンはレコード会社にアルバムを出すようにと交渉しに行きます。そんなことから集まったメンバーでヨーロッパツアーとなります。リハーサルで昔のようにメンバー同士でもめたりする描写があります。
バスに乗ってヨーロッパを回るストレンジ・フルーツの面々。オランダでは船でライブ。ツアーのモンタージュがあります。
ある店で問題をおこして夜逃げ同然でバスを出発させたりしていました。
そんなことからいきなりライブの出来がよくなる図。
そんなことからまた仲間割れする図。
ギターのブライアンが生きてるということがわかります。
ここで本物のブライアンを見て瞑想の成果だと勘違いするボーカルのレイ。これはギャグになっていました。
まあ色々なことがおきています。
私は音楽にはくわしくないのですが、この作品に登場するキャラクター達は事実に即してると思われますが見ていて音楽関係の方々の言動は理解できません。実際もこのようなものなのかな。理解不能です。
プロローグでは雷が落ちてで解散したロックバンドのストレンジ・フルーツ、ラストでは雷が落ちなかったので続行となるようです。なるがままといった感じです。続けられてよかったねとなります。
スティーブン・レイ扮するキーボードのトニーはコンドームの配達人をやっています。北アイルランドのテロリストの役しか出来ないと思っていたスティーブン・レイですがうらぶれた元ロッカーを見事に演じていました。特にメイクとかしていないのに雰囲気でそうなってるのには感心します。ブーツですがこれがあのロンドンブーツ?違いますか?
マネージャーのカレンは20年前はバンドの雑用係から現場をしきるまでいったとのこと。グルーピーではない?
昔は音楽関係で現在はホテルで案内係のようなことをやっています。上役のセクハラに悩まされる。何で接待する相手にミツビシの名が出る?
演じるジュリエット・オーブリーはいい感じです。好みです。
ところで音楽に限らず印税生活とはどんな具合なのでしょう。
ホントのとこを知りたいとこです。日本でははるか昔の演歌歌手が賭けマージャンで100万単位のカネを持ち歩いていて強盗に襲われたとかニュースで見るとそんなに印税生活っていいのかなとなります。
音楽のアルバムというのはずっと残る物だと思っていたがそうではなかったようです。ベストが出ると必ず余計な曲が入っていたりとこまったものです。CDからAACファイルにして自分でセレクトしたプレイリストが出来るメリットをありがたく感じます。
そんなわけで音楽的ことはよくわかりませんがよい作品でした。
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