『CUBE』
この作品はビンセンツォ・ナタリ監督の風変わりな設定のSFサスペンスです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
斬新な設定のサスペンスということで見ました。
1997年 カナダ作品
原題◆Cube
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はまあまあ。
プロット 妙に凝ったトラップから脱出しようと悪戦苦闘する話しのようです。
音楽 マーク・コーベン
キャスト
モーリス・ディーン・ウィント→黒人の男で警官クエンティン
ニッキー・ガーデングニ→白人ブロンドの女性で医者ハロウェイ
ニコール・デボーワ→ブルネットの数学少女レブン
デビット・ヒューレット→CUBEの外壁に関わった男ワース
ウェイン・ロブソン→初老の男レン
アンドリュー・ミラー→精神病の若い男カザン
ジュリアン・リッチングス→最初にトラップにかかった男アルダーソン
ビンセンツォ・ナタリ監督の演出はよいと思います。
全員が着てる囚人服みたいな服には何故かそれぞれのネームが入っててキャラ紹介の手間を省いていました。
この面々は・・・
初老の男レンはレンズでなくてレンと呼べといってた。脱獄の名人ということでしたが最新技術のトラップには引っ掛かってしまいました。
精神病の若い男カザンはうるさいだけの足手まといではなく隠れた才能の人間計算機となっていました。
そんな感じでそれぞれ特徴を持たせているようです。
移動しているうちにここがどのような仕掛けなのかが少しはわかってきます。
1辺が130メートルの立方体ということになっています。
中は1辺14フィート=4.2メートルの部屋が詰まっています。
結局のこの施設は無意味な公共事業となっていました。
時々聞こえる大きな音は移動可能な部屋が動く音だった。これはなかなかいい設定。
ドアのハンドルが工具タップハンドルを流用しているようです。これは低予算のせいかも。
このオチではイマイチ後味が悪いような。
ここは精神病の男を助けるべく、黒人の警官が身代わりに死んでしまうシチュエーションにすればよかったのにと思えます。見殺しにしようとしたが劇的に変心したというオチの方がいいような感じ。
そんなわけでな少し後味は悪いけど1発アイデアのよい作品でした。
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