『スリー・トゥ・タンゴ』(1999年)
この作品はマシュー・ペリー、ネーブ・キャンベル、ディラン・マクダーモット主演のロマンティック・コメディです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品はキャストとプロットの組み合わせで見ました。私の好きな1930~1940年代のロマンティック・コメディのバリエーションと予想して少し見たらそんな感じになっていました。
1999年 ビレッジ・ロードショー・ピクチャーズ/ワーナー アメリカ作品
原題◆Three to Tango
スカイパーフェクTV316スター・チャンネルにて。画質はよいです。
プロット ゲイと間違われて悪戦苦闘する話しのようです。
キャスト
マシュー・ペリー→建築家のオスカー
ネーブ・キャンベル→芸術家のエイミー
ディラン・マクダーモット→実業家のチャールズ
オリバー・プラット→オスカーの仕事の相棒ピーター
デボラ・ラッシュ→チャールズの秘書レノア
ケリー・ローワン→チャールズの奥さんオリビア
サイク・コザート→アメフトのケビン
デイモン・サントスティファーノ監督の演出はよいと思います。
やたらとシーン転換のワイプに凝っていました。これも昔風なのがよかったりします。
シカゴ・トリビューン紙のビルが見えたのでシカゴが舞台と分かりました。今時シカゴとはこれも昔風です。
ゲイの扱いや描写バランスはどうか?→全体的に見て以前に見てゲイに対する描写がイマイチだった『イン&アウト』(97年)よりは全然よかったです。
ヘタに社会性を持たさずに普通のロマンティック・コメディになっているのがいいです。結果的には上手い描写バランスになっています。
1部の大スターみたいに自分より目立ってはダメとか、あまりうるさいことを言いそうにない方々3人が出ているのが○です。
3人それぞれTVドラマの主役をやっています。
ディラン・マクダーモット扮する実業家のチャールズが手がける建築のプレゼンにのぞむマシュー・ペリー扮する建築家のオスカーとオリバー・プラット扮するその相棒ピーター。
ここでマシュー・ペリーはゲイだと思われて、ゲイなら安全だろうとチャールズのネーブ・キャンベル扮する愛人 芸術家のエイミーの見張りを命じられると設定されて話しは始まります。
マシュー・ペリーのゲイと思われてどうなるの、こまったちゃんぶりが見どころとなります。この点はよかったです。
マッチョなケビンからつきあってくれと告白されたり。私はゲイですとシカゴ・トリビューン紙のトップを飾ったりと色々と面白く見せてくれます。
ネーブ・キャンベル扮する芸術家のエイミーはガラス細工を作っていました。このキャラはやっぱり『冒険者たち』(67年)からなのかな。
ネーブ・キャンベルはあまり好みではありませんがいい線をいってます。スクリームシリーズで慣れてるのか殴るシーンがサマになっていたりしてます。
マシュー・ペリーとネーブ・キャンベルの2人で見てるTVで放映されている映画は?ローレンス・ハーベイとキム・ノバックが出ていると思われます。何でしょう?→『人間の絆』(64年)だと思われます。この作品は見ていないのでよくわかりません。
それでオチはマシュー・ペリーでなくゲイなのは建築プレゼンのライバルの方でしたとなります。ついでにラストのオマケでディラン・マクダーモット扮する実業家のチャールズは実は変態だったとか。となっていました。まあ軽いオチでよかったです。
そんなわけで標準的ロマンティック・コメディといった感じのよい作品でした。
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