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2007.01.25

『姉のいた夏、いない夏。』

この作品はアダム・ブルックス監督、ジョーダナ・ブリュースター、キャメロン・ディアス、クリストファー・エクレストン主演の謎解き姉妹ドラマです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2000年 ファイン・ライン・フューチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆94分
原題◆The Invisible Circus
プロット◆姉の死の原因を調べにヨーロッパ旅行をする話しのようです。
音楽◆ニック・レアード=クロウズ
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。

キャスト
ジョーダナ・ブリュースター→妹のフィービー
キャメロン・ディアス→姉のフェイス
クリストファー・エクレストン→姉の恋人ウルフ
カミラ・ベル→10-12歳のフィービー
ブライス・ダナー→姉妹のママ
バトリック・バーギン→姉妹のパパ
イザベル・パスコ→ウルフの現在の恋人クレール

この作品はキャメロン・ディアスが出ているので見ました。実はヒロインがキャメロン・ディアスではなくてジョーダナ・ブリュースターなのはわかってて見ました。

アダム・ブルックス監督の演出はよいと思います。
アメリカ西海岸の都市S.F.から話しは始まります。1976年です。
仲のよい姉妹に少し変わった父親のシーンがあります。
1969年の夏に姉のフェイスはヨーロッパに行って謎の死をとげます。そして1976年に妹のフィービーは姉の死んだ原因を知りたくてヨーロッパに行きます。
ヨーロッパの各都市とちゃんと現地ロケをやっていたようです。途中の飛行場のシーンとかは無くなっています。ダラダラしないでよかったみたいです。

アムステルダム。妹がハウスボート付近で姉の写真を見せて聞くシーン。ここでヤクを貰うようです。

パリ。すぐに姉の恋人ウルフに会いに行きます。事情を聞く。
その後、船上にて貰ったヤクを飲んでハイになって街を歩き回り幻想の姉に会ってドアに体当たりしたり河に絵はがきを捨てたりしていました。これらのシーンはこの作品の白眉でした。この調子で全編通してくれたらトリップ映画ならおまかせのケン・ラッセル監督作品ばりにもっと面白くなったと思えます。

ウルフのアパートに招待されて、留守中にタンスや引き出しを開けて証拠を捜す妹のフィービー。これって犯罪なのでは思えますが謎の究明にまっしぐらで、どうにもとまらないとこがいい。

ベルリン。赤軍過激派見習いになった姉のフェイスの描写が中心です。
手際が悪くてテロリスト失格で見てて結構情けない。キャメロン・ディアスはよくこのようなキャラを演じる気になったなと感心します。

ポルトガル。都市名ではなく国名になるのがポルトガルという国のマイナーさを表しています。ウルフとフィービーの2人はクルマで向かいます。
で、真相となります。見ててこれが真相なのか?殺さなければ何をしてもいいのかと突っ込みたくなりますが、この作品内の世界ではそんなものでしょうと無理に納得する。
謎解きを済ませたらすぐにフィービーはS.F.に戻りエンドとなります。

1969-70年はセピア調の画質となっています。ベルリンのシーンは青っぽい画質のようでした。
配置されているクルマはちゃんと当時のモデルになっています。この辺のディテールはさすが独立系でもアメリカ作品はちゃんとしいています。
ファザコンの姉に、姉コンの妹となっているようです。

ジョーダナ・ブリュースター扮する妹のフィービーはあっさりとS.F.からヨーロッパへと行きます。途中の飛行場や飛行機内のシーンは全くなかった。予算がないせいかもしれませんが余計なシーンがないのがいいです。
キャメロン・ディアスは1960年代の雰囲気はあまりないような感じがしますけど。まあ無難にこなしていました。
肝心の謎の方は拍子抜けするほど基本的な線で処理していました。ホントかよと思えるほどです。
ジョーダナ・ブリュースターはパナマ出身で濃いブルネットの髪が目立ちます。
妹のフィービーの子役カミラ・ベルはジョーダナ・ブリュースターによく似ています。
◆2009年現在ではカミラ・ベルも主役を張っています。

この姉妹は全然似ていません。ブロンドの姉とブルネットの妹。
姉の恋人とセックスする妹。これで姉になれる?とこの線で行けばもっと面白くなったのではとなります。これ限りにしようといいながら何となく関係を続けてそうはならない2人。

結局姉妹両方の恋人になる英国人ウルフを演じるクリストファー・エクレストンはこれは儲け役です。見てて反感を買わない手堅い演技でした。大根が演じるとしょうもないとこですがこの人は上手でした。
1969-1970年では長髪をなびかせていました。カッコ悪いです。このようなファッションのどこがよかったでしょう。

キャストの人達ですが誰も1970年代の雰囲気はなかったような。
1970年代はもっとカッコ悪くてダサいのです。余計なことですが当時の日本映画になると見てて悲しいほどカッコ悪くてダサいです。


予想とは少し違っていました。
イングマル・ベルイマン監督の『野いちご』(1957年)みたいな精神が解放される話しかと思っていたが、単なる謎解きになっていました。まあしょうがないかも。この作品を未見の方は謎ときに期待すると腰が抜けるのでご注意を・・・。

ヒロインが謎を調べに外国に行く話しで山口百恵主演の『ホワイトラブ』(1979年)を思い出しました。出来は同じくらいです。悪くはない。
そんなわけで期待をしなければ女優さんがきれいに撮れているよい作品でした。

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