『教授と美女』(1941年)
この作品はハワード・ホークス監督、ゲーリー・クーパー、バーバラ・スタンウィック主演のロマンティック・コメディです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1941年 サミュエル・ゴールドウィン・プロ/ユナイト アメリカ作品
原題◆Ball of Fire
プロット 一目惚れする話しのようです。
BS1にて。画質はまあまあ。
音楽 アルフレッド・ニューマン
キャスト
ゲーリー・クーパー→文法学者のバートラム・ポッツ教授
バーバラ・スタンウィック→歌姫のシュガーパス・オシェイ
オスカー・ホモルカ→数学のガーカコフ教授
ヘンリー・トラバース→歴史のジェローム教授
S・Z・サコール→生理学のマーゲンブルック教授
タリー・マーシャル→法律学のロビンソン教授
レオニード・キンスキー→クィンタナ教授
リチャード・ヘイデン→植物学のオドリー教授
オーブリー・メイザー→文学のピーグラム教授
ダナ・アンドリュース→親分のジョー・ライラック
ダン・デュリエ→子分のデューク・パストラミ
ハワード・ホークス監督の演出はよいと思います。
サミュエル・ゴールドウィン制作作品と出てまあ安心でしょうと見てたが罠と知りつつギャングの元に行く時はこれは厳しい設定でひどい描写バランスだなとうんざりしたら、そこは脚本がチャールズ・ブラケットとビリー・ワイルダーの豪華2本立てなので最低限のひどい描写で切り抜けました。上手いじゃない。
セリフが気がきいててよいです。設定も上手くまとめている。
ハワード・ホークス作品はスタッフからキャストまでとにかく豪華に尽きます。
これなら勝手によい作品になる訳でもないからやっぱり監督の腕前はいいほうなのでしょう。
バーバラ・スタンウィックのホステスぶりが注目でした。
ハリウッド最高のホステスと何処かで読んだ覚えがある。→元ネタはザナックの伝記本『ザナック ハリウッド最後のタイクーン』からです。で、そのようです。
脚が素敵。このコスチュームは凄い。脚が丸出しになります。
バーバラ・スタンウィックといえばフィルムノワール『深夜の告白』(44年)の感想があります。
ゲーリー・クーパーはいつもの通りでした。
何を演じてもゲーリー・クーパーです。スターは違います。
ダナ・アンドリュースとダン・デュリエのギャングコンビが凄みをきかせていました。いいキャストです。
脅し文句の「セメント詰め云々は」は古典的で笑わせます。
野球のスタジアムがちらっと見えた。スタンドだけだけど。N.Y.が舞台のでこれはヤンキー・スタジアム?エベッツ・フィールド?ポロ・グラウンド?と興味深い。
そんなわけでよく出来たロマンティック・コメディのよい作品でした。
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