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2006.12.19

『ボー・ジェスト』(1939年)

この作品はウィリアム・A・ウェルマン監督、ゲーリー・クーパー他主演のハリウッドスタイルの外人部隊物ドラマです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1939年 ウィリアム・A・ウェルマン・プロ/パラマウント アメリカ作品
ランニング・タイム◆102分
原題◆Beau Geste
プロッ◆ 事情があって外人部隊に行って色々ある話しのようです。
音楽◆アルフレッド・ニューマン
有限会社オフィスワイケー発売のDVDにて。画質は意外とよいです。


キャスト
ゲーリー・クーパー→ボー・ジェスト
レイ・ミランド→ジョン・ジェスト
ロバート・プレストン→ディグビー・ジェスト
スーザン・ヘイワード→イゾベル・リバース
G・P・ハントレー→オーガスタス・ブランドン
ヘザー・サッチャー→親代わりのパトリシア・ブランドン
フランク・ドーソン→執事のバードン
ジョン・スティーブンソン→外人部隊のボージョレー少佐
ブライアン・ドンレビィ→悪役のマーコフ軍曹
J・キャロル・ネイシュ→手癖の悪いレジノワ
ブロデリック・クロフォード→アメリカ人のミラー
チャールズ・バートン→マクモニガル
アルバート・デッカー→暴動を主張するシュワルツ
ハリー・ウッズ→暴動を主張するルノワール
スタンリー・アンドリュース→暴動に反対のマリス
不明→御注進のボアザン


ウィリアム・A・ウェルマン監督の演出はよいと思います。
この作品はプロローグの入り方が上手いと評判とのことです。
脚本がよく出来ています。絶妙のつじつま合わせとなっています。
これは命中するのでは思わせる銃を撃つショットを入れるのが上手い。これは当たりそうだなと思ったら当たるのです。

キャストが豪華です。
ゲーリー・クーパー、レイ・ミランド、ロバート・プレストンとなっています。
それに加えて悪役のマーコフ軍曹を演じるブライアン・ドンレビィがいいのです。

『ボー・ジェスト』3作の比較。
サイレントの1926年版。ロナルド・コールマン主演の最初の作品。
作らなければよかった1966年版。テリー・サバラスの鬼軍曹だけが見どころのようです。
そんなわけで、この1939年版が1番有名なようです。

タイトル。
前説字幕。兄弟愛について。

砂漠です。ジンダヌフ砦です。
ボージョレー少佐の部隊が到着します。
砦には誰もいない?死体だらけ。

ラッパ手1人が入ります。これがロバート・プレストン扮するディグビー・ジェストです。
全員死んでる全滅状態の砦。
死んでいる死体に手紙が残されています。青い水サファイアを盗んだと。

ボージョレー少佐が入りますが今度はラッパ手がいなくなっている。
銃声がして応戦するボージョレー少佐の部隊。誰が撃っているのかわからん。
応援に2人出します。
そんなとこで砦から火が上がります。誰が何で火がついたのかわからん。
一体何が起こったのだ?わけわからんと興味深く話は進みます。


ここでシーン転換して15年前の英国になります。
ジェスト3兄弟、オーガスタス・ブランドン。イゾベル。
子役が演じています。模型の船遊びの図。
かなり長く子役の演技が続きます。

ジョン・スティーブンソン扮する外人部隊のボージョレー少佐とヘザー・サッチャー扮する親代わりのパトリシア・ブランドンが登場。
隠し部屋のサファイアをボージョレー少佐に見せるパトリシア・ブランドン。

まだ子役が出ています。
よろいに隠れてサファイアを売っている現場にいたボー・ジェスト。これを演じているのが子役時代のドナルド・オコーナーです。

15年経ちます。
ようやく子役から、レイ・ミランド扮するジョン・ジェスト、スーザン・ヘイワード扮するイゾベル・リバースが登場。
ゲーリー・クーパー扮するボー・ジェスト、ロバート・プレストン扮するディグビー・ジェスト、G・P・ハントレー扮するオーガスタス・ブランドンも登場。
オーガスタスは通称ガシーとなっています。

ネズミを捕まえようとしているボーとディグビー。
宝石サファイア=青い水を見る面々。
電気が消えて暗くなったとこでサファイアが消えます。
3万ポンドのサファイアをどこへいったとなります。

夜中です。
見に来るジョン。ディグビーも来る。
ボーの置き手紙が届いていたとディグビー。

朝です。
ディグビーの置き手紙を見るジョン。
イゾベルにお別れを言うジョン。

サイダ、砂漠です。兵隊の訓練所らしい。
外人部隊に志願兵がやって来ます。ジョンもいます。
すでにボーとディグビーがいます。
ブライアン・ドンレビィ扮する鬼軍曹マーコフが登場。
再会の3兄弟。外人部隊は任期5年なのか?
手癖の悪いレジノワ、他にもミラー、マクモニガル等の名も出ています。キャラ紹介といったとこです。

ジェスト3兄弟の話を盗み聞きしているレジノワ。
1ヶ月経過です。
泥棒騒ぎとなります。レジノワがボー・ジェストの懐を探ったことから騒ぎとなります。

レジノワからサファイアの話を聞く鬼軍曹マーコフ。
I promise you =「保証する」が口癖な鬼軍曹マーコフです。

砦に出発となります。
トクツ砦への部隊にディグビーが入ることに。
残りはプロローグのジンダヌフ砦行きの部隊となります。

数ヶ月後のジンダヌフ砦です。
鬱病の男もいたりして士気はかなり落ちています。
ジンダヌフ砦の指揮官は病気で実質鬼軍曹マーコフが仕切っています。
脱走兵2人を砂漠に追い返す鬼軍曹マーコフ。

指揮官は病死となります。
息を引き取っていることを確認してニヤリと笑う鬼軍曹マーコフ。主役は誰なんだというほど目立っています。なるほど評判通りの怪演なブライアン・ドンレビィとなっています。

指揮官の大尉が亡くなったと全員に伝える鬼軍曹マーコフ。

暴動を主張する兵隊のシュワルツ
反対のマリス。ボーとジョンも反対。
50対3となっているようです。

ボアザンが鬼軍曹マーコフに御注進となります。
朝、手下のレジノワを連れて動く鬼軍曹マーコフ。
反対派のマリス。ボーとジョンも駆り出されます
制圧にかかる鬼軍曹マーコフ。

暴動の首謀者シュワルツとルノワールを処刑しようとボーとジョンに命令する鬼軍曹マーコフ。
拒否するボー。そんなとこに敵側から襲撃となります。
処刑中止で戦闘状態となります。
ボルトアクションのライフルを使用。
フランス国旗を揚げています。
ひとまず退けます。
取り込み中だったので下着姿で戦闘状態となっていたので交代で着替えとなります。

3時間経過。
また大勢攻めて来ます。
負傷者がいても持ち場を離れるなと鬼軍曹マーコフ。
死体を銃眼に寄り掛からせて並べている鬼軍曹マーコフ。死体も役に立つとうそぶきます。

夜です。また攻めて来ます。
次々とやられる外人部隊。鬼軍曹マーコフだけは元気です。ここを乗り切れば出世が出来ると計算しているらしい。
残りは12人となって、ようやく敵が引き上げてます。

もう2人撃たれている見張り台に3人目のレジノフが行かされます。
休憩中にジョンに頼みがあるとボー。

翌日です。
トクツ砦からの援軍はまだ来ない。
兵隊に笑えと鬼軍曹マーコフ。ヤケになっているようです。
皆が無理やり笑って盛り上がっているとこで、いきなり銃声がして見張り台のレジノフが撃たれて転落します。ここはなかなか壮絶で印象に残るシーンとなっています。

また戦闘状態です。ラッパ手が撃たれます。
敵が引き上げてます。これでもう来ないだろうと鬼軍曹マーコフ。
ボーが撃たれています。
どうやら残りはジョンと鬼軍曹マーコフだけのようです。

何だかんだあって鬼軍曹マーコフを片づけるボーとジョンのジェスト兄弟。
ジョンのこの場の対処を指示したボーは死に至ります。

ラッパが聞こえます。トクツ砦からの援軍が到着したようです。
これでプロローグの状態に戻っていることになります。
この場を去るジョン。
で、入れ替わりで入ってくるのがラッパ手のディグビーです。
ボージョレー少佐が入って来たので死体の振りをしてやり過ごすディグビー。
ボーを安置するディグビー。
鬼軍曹マーコフの死体を持ってきます。
火を点けるディグビー。砦から出ます。
ジョンと合流するディグビー。足元の犬はマーコフだとディグビー。これは子役の時の船遊びが伏線になっいます。

これはまた上手いつじつまの合わせ方となっています。

知人2人と合流するジョンとディグビー。知人2人は多分応援を呼びに出たミラーとマクモニガルでしょう。
合計4人で行動しています。

4人は上手いことやってオアシスを占拠します。
ですが、ここでディグビーが撃たれて戦死します。

エピローグ。
英国に戻るジョン・ジェスト。
イゾベルと再会します。
ボーの手紙をパトリシア・ブランドンに渡すジョン。
ボー・ジェストを讃えるパトリシア・ブランドン。
エンドとなります。


そんなわけでよく出来ている話の外人部隊物ドラマのよい作品でした。
アクションも入っています。


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コメント

70年以上前の昭和の初めごろに制作されたものだそうですが、映画の出来やフィルムの画質など、現在にさして見劣りしないのは大したものです。
冒頭の砦のシーンや、次のサファイア盗難事件など何がなんだかわからない場面が続きますが、最後にこれらがすべて収束するのは見事です。
疑問がすべて解明されずうやむやに終わる映画がよくある中、この律儀ともいえる収束ぶりは時代の相違なのでしょうか。
この映画で印象的だったのは、第一にゲーリー・クーパーの射撃シーンです。  ロイさんも仰っているように本当にさまになっており、レバーアクション銃ならジョン・ウエインですが、ボルトアクション銃を扱わせたらクーパーの右に出る俳優はいないですね。
第二はブライアン・ドンレビーの悪役ぶりです。 人を圧するドスのきいた迫力。 それでいて、いやらしくないある種の格調の高さ。 現代ではこんな俳優は思いつきません。
歴史に残る名作・大作というほどではないが、心に残る佳作です。

ナカムラ ヨシカズさん、コメントありがとうございます。

キャストもいいし、アクションシーンもそれなりにあるし、『ボー・ジェスト』はやはり1939年版が決定版ですね。

懲りずにまたハリウッドでリメイクしてもいいと思います。脚本はいじらず監督は腕前がいいのにして。
リドリー・スコット監督あたりが最高だと思うんですが・・

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