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2006.11.07

『ボディ・スナッチャー 恐怖の街』(1956年)

この作品はドン・シーゲル監督、ケビン・マッカーシー、ダナ・ウィンター主演の侵略物B級SFドラマのクラシックのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1956年 Walter Wanger Pictures, Inc./Allied Artists Pictures corporation アメリカ作品
ランニング・タイム◆80分
原題◆Invasion of the Body Snatchers
プロット◆知らぬ間に人が入れ替わる侵略を受ける話しのようです。
音楽◆カーメン・ドラゴン

キャスト
ケビン・マッカーシー→回想するマイルズ・ベネル医師
ダナ・ウィンター→恋人のベッキー・ドリスコル

ウィット・ビッセル→冒頭に話しを聞く精神科医ヒル
不明→救急病院のビル医師

ジーン・ウィリス→ベネル医師の看護婦サリー
バージニア・クリスティン→伯父を疑うウィルマ
トム・ファッデン→疑われるアイラ伯父

キング・ドノバン→最初の発見者ジャック・ベリチェク
キャロリン・ジョーンズ→ジャックの奥さんテディ・ベリチェク

ラリー・ゲイツ→精神科医ダニー・カウフマン
ラルフ・ダムク→警官のニック
サム・ペキンパー→ガスの検針員

この作品は侵略SF物のクラシックなので見ました。
以前から見たかった作品です。
ホトンド忘れていますがジャック・フィニイの原作『盗まれた街』は読んでいます。
フィリップ・カウフマン監督の1978年版は見ていますがそれほど印象的ではなかった。で、何故か放映があるのはカウフマン監督版ばかりなのが不満です。どうせならガブリエル・アンウォーが出ているアベル・フェレーラ監督の1993年版をやってくれればいいのにとなります。
『ボディ・スナッチャーズ』(1993年)

ドン・シーゲル監督の演出はよいと思います。
キャリアの最初は当時流行りのお手軽ジャンルの監督をして実績を作って本来得意のジャンルの監督となるようです。このパターンが多い。

製作がウォルター・ウェンジャー。
それならそんなにハズレではないと思いました。この作品より前に結構いい作品の製作をやっていた人だからです。『暗黒街の弾痕』(1937年)『海外特派員』(1940年)等が私のお気に入り作品です。
キャリアのラストが20世紀フォックスを倒産しそうにした歴史スペクタクルではなく映画製作に関してだけのスペクタクル『クレオパトラ』(1963年)とはラストを飾れなくて残念でした。この『ボディ・スナッチャー 恐怖の街』(1956年)をラストにしておけばよかったのに。

サンタマイラという町が舞台。
ケビン・マッカーシー扮する錯乱したマイルズ・ベネル医師がこんなことがあったのだと話しを始め回想に入ります。

話しの方はもたもたせずに早く進行します。非常によろしい。
画調は夜のシーンが多くて光と影のコントラストが効いたフィルム・ノワールになっていました。フィルム・ノワールというのは限られたジャンルのことではないとなっているそうです。ですからフィルム・ノワールは1940年代のモノクロ犯罪ドラマだけではなくて『ブレードランナー最終版』(1982-1992年)だって『ダークシティ』(1998年)もフィルム・ノワールとなるそうです。

ジャック・フィニーの原作『盗まれた街』にあった、疑っていたウィルマやジミー少年が一晩寝たらあっさりと治っているというシーンもちゃんとあります。

数台のトラックに積まれた莢のシーン。
これもなかなかのものです。この作品をガキの頃に見なくてよかったと思ったりします。また夜が寝られなくなったでしょう。

主人公のベネル医師とダナ・ウィンター扮するヒロインのベッキーは共にバツいちという設定。1950年代にしては珍しい設定のようです。
助けるためにベッキーを寝てるとこをさらってきてしまうとこがありました。その朝のベッキーは男物のシャツにジーンズとなっていました。非常によろしいシーンです。

2人だけとなってクルマで逃げようとしてもガソリンスタンドでトランクに莢を入れられてしまいます。しつこくていいです。
物入れに2人で隠れるシーンもちゃんとありました。同じようなロバート・ロドリゲス監督した侵略物の佳作『パラサイト』(1998年)はこのシーンを引用していました。

いよいよ2人で歩いて逃げるはめになってしまいます。
近くの山の坑道に隠れて追跡をやり過ごすシーンをいい。これもガキの頃に見たら夢に出そう。

ほんの少し前は本人だったのに恋人は既に違う人間になっていた。
このシーンは強烈でした。この作品の白眉です。ハードボイルドな描写でした。

で、ラストにはいいところで終わりとなってしまいます。
これ以上は人や物を動員しなくてはならないので予算節減のためなのかもしれません。悪くはないです。

キャストで・・
ダナ・ウィンターとダナ・アンドリュースを混同していました。この作品で女優さんの方がダナ・ウィンターなのかとようやくわかった。

私の好きな監督達の1人のサム・ペキンパーが出ていると知っていましたが、ちゃんとタイトルにも名前が出ていましたのにはビックリしました。
役はガスの検針員と知っていたので出演シーンもわかりやすかったです。ギョロ目でブライアン・キースを醜男にしたような悪役面でいかにもこいつが各家庭の家の地下室に莢を置いていったのだろうと思わせます。いいキャスティングではないですか。

人間のひな形状態では顔の表情がなく指紋もない。
複数の人が、あれは本人ではないのではと疑うのを集団ヒステリーではないかとなっています。
集団ヒステリーといえばよくニュースになる異臭がするというやつもこれなのではと思ったりします。

RUNコーポレーション/10000BESE-TO発売のDVDにて。
画質は普通です。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下に少し黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch

画調がフィルム・ノワールです。
演出も俳優さん達もフィルム・ノワールでやってるみたい。プロットはB級SFなんです。1956年製作なのでこの合体がちょうどいい具合なのです。

画質が悪いですと著作権のアラート。
RUNコーポレーションのタイトル。

Allied Artists Pictures corporation presents
Walter Wange's

Invasion of the Body Snatchers

starring
Kevin McCarthy Dr. Miles J. Bennell
co-starring
Dana Wynter Becky Driscoll

Larry Gates Dr. Dan 'Danny' Kauffman
King Donovan Jack Belicec
Carolyn Jones Theodora 'Teddy' Belicec
Jean Willes Nurse Sally Withers
Ralph Dumke Police Chief Nick Grivett
and
Virginia Christine Wilma Lentz

with
Tom Fadden Uncle Ira Lentz
Kenneth Patterson Stanley Driscoll
Guy Way Officer Sam Janzek
Eileen Stevens Anne Grimaldi
Beatrice Maude Grandma Grimaldi
Jean Andren Eleda Lentz

Bobby Clark Jimmy Grimaldi
Everett Glass Dr. Ed Pursey
Dabbs Greer Mac Lomax
Pat O'Malley Baggage Man
Guy Rennie Restaurant Owner
Marie Selland Martha Lomax
Sam Peckinpah Charlie
Harry J. Vejar Pod Carrier in Miles' Office
スタッフの紹介
ジャック・フィニイの原作『盗まれた街 』 The Body Snatchers は1955年発表らしい。そうなるとすぐに映画化されたわけです。
produced by Walter Wanger Pictures, Inc.
Directed by Don Siegel

夜の街にて。
パトカーが走る。救急病院に着きます。
病院のビル先生が精神科医のヒル博士と話しになる。
錯乱してる男がいます。これがマイルズ・ベネル医師。

マイルズは自分は狂ってはいないと主張する。私も医者ですと言ってる。
ヒル博士と普通に話しをさせる。
マイルズは話し出す。先週の木曜日・・・
画面がユラユラとなって回想になります。

サンラ・ミラ駅にて。
出張から列車で街に戻るマイルズ。
モノローグで恐ろしいことが起こっていたと入る。
サリー看護師がクルマで迎えに来てます。

クルマで移動中です。
マイルズとサリー看護師。
いきなり子供のジミーが飛び出てきます。これはビックリ。
母親のモリーから逃げてきたのです。あとで診ることにするマイルズ。

病院にて。
マイルズとサリー看護師。
エバーハート、ビル、病院に来たけどもう来なくなった。

そんなとこに知り合いのベッキーがやって来ます。
5年ぶりだねと挨拶になるマイルズ。
それにしてもベッキーは何て服を着てる。オフショルダーの肩が出てるイブニングドレスみたいなワンピースです。
ベッキーはウィルマのことを心配します。アイラ伯父さんが別人になった。

ベッキーは帰ります。
帰りがけにお互いにリノで離婚したと話し込む。

外に出て警官のサムと話しもしてます。
サムも先週来たけどもうよくなったとなってます。
ベッキーと別れてマイルズは仕事になる。

仕事を終えて帰るマイルズ。
そんなところにジミー少年がおばあさんに連れてこられる。
ジミーはママが本物ではないと主張する。
そんなわけでジミーはおばあさんの家に行くようです。
しかしサリー看護師が電話でママに知らせている。

マイルズはウィルマの自宅に行きます。ベッキーもいました。
アイラ伯父さんに会ったけど大丈夫だと言うマイルズ。
ウィルマは相変わらずアイラ伯父さんは別人だと主張する。
細かい記憶は全部覚えているが何かが違う。感情がない。
マイルズは普通に説得して精神科医のダニーを紹介する。

マイルズはベッキーをクルマで送ります。
モノローグが入ります。患者が突然治ったり、別人と言う人がいたり・・・
マイルズとベッキー。
ウィルマの話しになってます。それらかマイルズはベッキーをデートに誘う。

ダンスホールにて。
ここに来たマイルズとベッキー。
クルマのダニー精神科医とオッサン エドと話しになります。
ウィルマを診てくれと伝えるマイルズ。
ダニーは2週間前から同じ症状の人が大勢いると言う。集団ヒステリーだろうと普通に診断してるダニー。

ベッキーに朝起きたら君が君でないなんて嫌だなと言ってるマイルズ。
もう伏線が入ってます。それでキスになってます。

店内にて。
あまり客はいない。バンドはなしでジュークボックスでやってる。
そんなところにマイルズに電話です。作家のジャックから緊急の呼び出しです。
そんなわけででマイルズはベッキーと行きます。

ジャックの自宅にて。
ここに入るマイルズとベッキー。
ジャックとテディ夫人が待ってます。
ミニバーがあってビリヤード台がある。そこにシートをかけた死体がある。

まだジャックそっくりにはなっていない死体でこれは何だ?となってます。
調べたマイルズは細部は未完成と言う。スタンプ台で指紋をとったら指紋がない。
テディ夫人はあれはジャックになるのよと主張する。
ビックリしたジャックが手にケガをする。応急処置するマイルズ。

この死体をどうする?となります。
で、流行性集団ヒステリーの話しをするマイルズ。
そんなこんなで一晩経ったら警察へ行こうとなります。

マイルズとベッキーは帰ります。
モノローグが入ります。あの死体を見たからもう集団ヒステリーではないと言ってる。

ベッキーの実家にて。
ここにベッキーを送るマイルズ。そのまま帰らずに中に入るマイルズ。
しかしベッキーの父親が地下室から出てきたので帰るマイルズ。

ジャックの自宅にて。
ミニバーで居眠りのジャックとテディ夫人。
死体の目が開いてます。これは大変。
目を覚ましたテディ夫人が見ると死体はジャックになってます。手のキズまでコピーしてます。
悲鳴を上げるテディ夫人。目を覚ましたジャックもビックリする。
早く外に出ましょうと逃げるジャックとテディ夫人。

マイルズの自宅にて。
ジャックとテディ夫人が来ています。それでどうするとなる。
マイルズはダニーに電話する。すぐに来てくれと呼び出す。
テディ夫人からベッキーは大丈夫?と聞かれてマイルズは急に心配になる。
ベッキーの父親は地下室から出てきた・・・
速攻でクルマでベッキーの実家に向かうマイルズ。

ベッキーの実家にて。
道路にクルマを斜めにとめて突撃するマイルズ。
しかし呼び鈴は押さない方がいいとなります。地下室の窓を割って入るマイルズ。

マッチを点けて地下室内を調べるマイルズ。
物入れ内に出来かけのベッキーがあったりします。驚愕するマイルズ。
ベッキーの寝室に突撃するマイルズ。寝たままのベッキーを抱っこして運び出しクルマに乗せてます。

マイルズの自宅にて。
ダニーが来てます。事情説明をするマイルズとジャック。
それから男3人でジャックの自宅に行きます。

ジャックの自宅にて。
マイルズとジャック、それにダニー。
ビリヤード台の死体?は消えています。驚愕するマイルズとジャック。
それでも血痕はあります。死体はあったと力説するマイルズとジャック。
次はベッキーの実家に行くことにします。

ベッキーの実家にて。
地下室を調べるマイルズとジャック、それにダニー。
物入れ内の出来かけのベッキーは消え失せてます。
ダニーは理路整然は説明する。集団ヒステリーだ・・・
それにしてもダニーの説明は理路整然過ぎる。

そんなところに鉄砲持ったベッキーの父親が来たりします。無断で入ったらしい。
パトカーまで来て地下室の窓から警察のニックが顔を出す。
ニックはその死体なら警察にあると言う。そうなの?
そんなわけで家に帰れと言ってるニック。
しょうがないので帰るマイルズとジャック。
溶暗になります。溶暗になると時間が経過する。

マイルズの自宅にて。
ベッキーが朝食を作ってます。マイルズと話し込む。
誰かが地下室にいます。これがガス検針員でした。演じてるのがサム・ペキンパーです。見た目が怪しい。
ジャックとテディ夫人もいます。ここに泊まっていたんです。

ウィルマの店にて。
マイルズが具合を聞きに来ます。私は全快したと主張するウィルマ。
マイルズがいなくなると閉店にしてベッキーは彼の家よとオッサンに教えてる。
オッサンはベッキーの父親らしい。

病院にて。
出勤するマイルズ。
サリー看護師が待合室にジミーがいると言う。
マイルズが覗くとジミーはママと一緒です。こっちも全快したようです。

モノローグが入ります。
何故、ジミーもウィルマも急によくなったのか?・・・

マイルズの自宅にて。
帰宅するマイルズ。ベッキー、ジャックとテディ夫人。
何だか庭でバーベキューになってます。

温室に何やら怪しい物が転がってます。まだ誰も気がつかない。
ようやくマイルズが気がついて驚愕する。
4人集まってどうする?となる。本物は消滅するとか、眠ったら最後とか。
ベッキーは私の父親もそうなのと言う。何かが違うと思っていた。
ジャックは警察のニックも複製だろうと言う。それじゃどうする?となる。
マイルズはダニーもダメだろうと言う。

マイルズはロサンゼルスの連邦警察に電話します。
電話交換手からつながりませんと返事がくる。それならサクラメントでもいいと言うマイルズ。

温室の方ではもう4体が出来かかってます。これは大変。
電話は相変わらずつながらない。全くつなげる気がない。それでどうする。

ジャックとテディ夫人に逃げて助けを呼んでくれと行かせるマイルズ。
マイルズとベッキーは残って電話がつながるのを待つ。

マイルズは農具のフォークを持って出来かけの死体?に迫る。
どうやら串刺しにしてるようです。

電話です。ベッキーが出る。サクラメントの回線もふさがってるとの返事。
電話機をそのままにしてここから逃げるマイルズとベッキー。

クルマで逃げるマイルズとベッキー。
GSに寄ってガソリンを満タンにして公衆電話を使うマイルズ。
満タンついでにGSのマックがクルマのトランクを開けたりしてる。
クルマを発進させるマイルズ。

クルマをその辺でとめてトランクを開けると例の莢が2つ入ってました。
莢を出して発煙筒で点火して燃やします。激しく燃え上がる莢。

サリー看護師の自宅にて。
ここに来たマイルズとベッキー。
普段はないクルマがあるのを見てマイルズがまず偵察する。
窓から覗くと大勢いて莢を持って打ち合わせしています。これはビックリ。
覗いてるマイルズにいきなり警察のニックが声を掛ける。またビックリ。
そんなわけでニックを殴ってとっととズラかるマイルズ。クルマで逃げます。

パトカーにマイルズとベッキーを手配する無線が入る。
街から出してはならないとハッキリ言ってます。
そんな感じでマイルズとベッキーを捜索するモンタージュが入ります

自分の病院へ行くことにするマイルズとベッキー。
近くの中古車屋にクルマをとめてます。これでごまかせます。

病院にて。
非常階段から裏口に入るマイルズとベッキー。
誰か来ます。クローゼットに隠れるマイルズとベッキー。このシーンが『パラサイト』(1998年)に引用されているんです。

朝までがんばればジャックが戻ってくると言うマイルズ。
眠らないように興奮剤を飲むマイルズとベッキー。
それからキスになってます。溶暗になります。

朝になってます。
まだここにいるマイルズとベッキー。
電話が鳴るけど出ない。マイルズが出てはいけないと言ってる。

外はいつもの土曜日の風景といった感じですが何かが違う。
バスで来た旅行者をパトカーで連れ去る。
広場に人とクルマが集まってます。そんなところにトラックが数台到着する。
ニックの指示でトラックから莢を降ろされてそれぞれのクルマのトランクに積まれる。
これて各地に莢を配達するようです。

ドアノブが動かされてます。
ジャックだと名乗るので入れるマイルズ。そうしたらダニーも入ってくる。
どうやらジャックはやられたようです。眠っていれば楽になれると言う。

ジャックはすっかりいい気持ちになったと言ってる。
ダニーの方は最初からそうなっていたようです。

ダニーは悩みがなくなるからいいんだと説得する。
莢は宇宙種子だと言ってます。ここまで言ったらもうやられるしかない。
悩みのない人生が待ってると言ってます。

マイルズは愛がない人生なんて無意味だと反論する。
しかし愛などは一時的なものだと反論される。君には選択権はないとなる。
莢2つを置いてマイルズとベッキーを閉じこめて隣の部屋に行くジャックとダニー。

マイルズとベッキー。
寝るのを待つのは睡眠薬を使うと脳波の具合がよくなくてコピーが上手くいかないからだろうと推測するマイルズ。

で、マイルズは睡眠薬を注射器3つにセットする。
マイルズは音を立ててダニーとジャックの注意を引きつけて後から注射器を使う。
乱闘になりますが何とかダニーとジャックが眠らせる。

外にいたニックが入ってマイルズと乱闘になるががベッキーが後から注射器を使う。
何とか見張りの3人を片づけたマイルズとベッキー。

裏口はロックされているので正面玄関から出るしかない。
そんなわけで感情を表さないようにして出るマイルズとベッキー。

警官のサムと話しになるマイルズ。何とかごまかします。
しかしクルマに轢かれそうになった犬を見てベッキーが悲鳴を上げてしまう。

警官のサムが病院に入り3人がやられたの知り無線で手配をする。
そんなわけで追われるマイルズとベッキー。走って逃げる。

階段を延々と登るマイルズとベッキー。山の方に向かってます。
これは演じるケビン・マッカーシーとダナ・ウィンターが大変そうです。
ダナ・ウィンターなんてマジでヘトヘトになってます。
大勢が階段を登って追ってきます。山に逃げるマイルズとベッキー。

山と言うか丘陵地帯といった感じ。
マイルズとベッキーは坑道に入る。
マジで走ったらしくヘトヘトになってます。たまってる水で顔を洗う。

追っ手は迫ってきます。
マイルズとベッキーは通路の板を渡してある下に隠れます。
追っ手達はこの上を通過してる。ここはマジで夢に見そうなシーンです。

追っ手達がいなくなって一息つくマイルズとベッキー。
また顔を洗う。もう眠りそうなベッキー。
早くハイウェイに行こうと言うマイルズ。
そんなところに歌が聞こえてきます。ベッキーを残して調べに行くマイルズ。

丘を越えるマイルズ。その先には温室がある農場でした。
ここのラジオから歌が聞こえていたんです。しかし温室ではあの莢が量産されていたりします。

坑道にて。
ここに戻るマイルズ。ベッキーを呼ぶ。
ベッキーは眠りそうだったと言ってる。早く逃げようと言うマイルズ。

歩けないベッキーを抱っこして運ぶマイルズ。
しかし転んで泥水に倒れてしまいます。寝てはダメだとキスをするマイルズ。

で、マイルズはキスでベッキーがこれまでとは何かが違うとこに気がつき驚愕する。
ベッキーは冷静に私は寝てしまったのよと言う。もう抵抗はやめなさいと忠告する。
それでも逃げるマイルズ。ベッキーはここにいるわと大声が知らせる。

モノローグが入ります。
キスをした時に恐怖を感じた・・・

追われるマイルズは必死こいて逃げる。ようやくハイウェイが見えてきました。
ハイウェイに出たマイルズを見て追っ手達は追うのをやめる。

ハイウェイにて。
走行中のクルマに俺の話を聞いてくれと訴えるマイルズ。
酔っ払いだと思われて誰も止まってくれない。マイルズは延々と訴える。

トラックの荷台に乗ろうとするマイルズ。
しかし荷台には莢が満載されていた。驚愕するマイルズ。降ります。
次はお前達だ絶叫するマイルズ。
本来はここでエンドだったそうですがプロデューサーの注文でプロローグとエピローグが追加撮影となったそうです。
画面がユラユラして回想から戻ります。

プロローグの救急病院にて。
マイルズの話しを聞いたビル先生とヒル博士はどうする。
普通の幻覚でしょうとなってます。

そんなところに急患が入ります。トラックの事故とのこと。
救急隊員はこの患者は巨大な莢に埋もれていたと話す。場所はサンタ・ミラです。
そうなると話しが妄想とは違うことになるビル先生とヒル博士。
ヒル博士がすぐに当局に電話して緊急手配をする。
エンドとなります。


これは面白い。そんなわけで有名なだけはあるよい作品でした。


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