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2006.09.03

『RONIN』

この作品はジョン・フランケンハイマー監督、ロバート・デ・ニーロ、ジャン・レノ、ナターシャ・マケルホーン主演のスパイ・アクションです。
少し見たところナターシャ・マケルホーンがよくてカーアクションもよかったので全部見ました。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1998年 FGM・エンタテインメント・プロ/ユナイト/MGM アメリカ作品
ランニング・タイム◆123分
原題◆Ronin
プロット◆謎のケースはマクガフィンという話しのようです。
音楽◆Elia Cmiral
ワーナー発売のDVDにて。画質はよいです。

キャスト
ロバート・デ・ニーロ→元CIAのサム
ジャン・レノ→頼りになるビンセント
ナターシャ・マケルホーン→連絡担当のディアドラ
スキップ・サッドス→運転担当のラリー
ショーン・ビーン→情けないスペンス
ステラン・スカルスゲールド→元KGBのグレゴール
ジョナサン・プライス→雇い主らしいシーマス
カタリーナ・ビット→フィギュアのナターシャ・キリロワ

ジョン・フランケンハイマー監督の演出はよいと思います。

謎のケースをめぐる話しになっていますが、私はこのケースはマクガフィンなのでしょうと疑って見てたのでラストにずっこけずに済みました。
本『映画術』によるとマクガフィンとは物語の進行の鍵になりますがそれ以上の物ではない。とのことです。この作品ではセオリー通りになっていました。
ですがマクガフィンのセオリー通りなら途中でさりげなくネタをばらして物語とは関係ないとして後は見ている人を話しの方に集中させてしまうそうです。
この点はケースに関しては少し引っ張りすぎのようで結局ラストにセリフ1つで済ませていました。遅すぎます。

おフランスの観光映画のようでした。パリ、ニース、アルル、そしてパリに戻る。フランス名物の路上駐車の列がありました。
このケースを手に入れたい人関係が誰が誰だかよくわからん。雇い主のジョナサン・プライス以外にも色々と入り交じって出ていて誰が誰だかよくわからん。この辺よく整理してほしいものです。似たような顔が多いのも難でした。
フィギュアのパトロンも例のケースを買いたがっていたし。

で、パリに戻ってアイスショーがクライマックスになってるようです。その前に市街地カーアクションがあってこれが派手でした。クラッシュ大会で、やはり映画はカネがかかったほうが派手になっていいです。
クルマがトンネル内で路面の継ぎ目をタイヤが叩く音がいい。
シートベルトをするKGBもいい。
デ・ニーロの少しへっぴり腰な運転姿勢もいい。
と、カーアクションはよい出来でした。クルマはアウディS8、シトロエン、プジョー、BMW、ベンツ等。スピードは文句ないけどエンジン音が物足りない。
やはりエンジン音は1970年代のアメ車が1番です。V8、OHVの大排気量エンジンの音は最高です。『バニシング・ポイント』(1971年)『マッドマックス』(1979年)でも見たくなります。


ロバート・デ・ニーロは文句ない存在感たっぷりのスターぶりでした。
ショーン・ビーンはやたらと撃ちたがるトリガーハッピーの情けないキャラで途中で退場となります。このキャラは命があっただけでも運がよかったようです。
ステラン・スカルスゲールドのメガネの元KGBグレゴールは意外と出番が多かった。
ジャン・レノはデ・ニーロと並んでいても全く見劣りがしない。これはたいしたものです。

この作品ではアイルランド人とのことのナターシャ・マケルホーンはブロンド、おでこ、ギョロ目で白目の部分が多い、意固地な感じで、なかなかよろしい。他の作品は?
アイスショーのシーンがあって随分スケートが上手い女優さんだなと思ったら本物のフィギュアの人カタリーナ・ビットでした。そりゃ上手いはずです。

前説字幕が出ます。妙な前説が付いています。ローニンとカタカナで字幕が出ると何か間抜けな感じがします。
ここから『RONIN』とタイトルが出ます。

パリです。
あるカフェに集合の図となります。
女1人。
男3人。
ナターシャ・マケルホーン扮するディアドラ。
ロバート・デ・ニーロ扮するサム。
ジャン・レノ扮するビンセント。
スキップ・サッドス扮するラリー。
そろったとこでワンボックスワゴンで移動となります。

倉庫のようなとこです。アジトらしい。
ショーン・ビーン扮するスペンス。
ステラン・スカルスゲールド扮する元KGBのグレゴール。
ここで寝泊まりすることになるようです。

ディアドラから仕事の説明です。
あるケースを奪え。
5人ぐらいで守っている。
ビンセントは調達屋らしい。
運転担当のラリーはアウディS8を希望。ターボなんて言ってますがこれは実際はなくて映画的ないい加減なセリフらしい。

ここでトリガーハッピーらしいことを言ってるスペンスです。
グレゴールは最初から怪しい。

装備がそろいます。
まず武器を手に入れる取引となります。
さっそくアウディS8が出動となります。4人。

パリ、セーヌ川にて。武器調達で一波乱。
取引する相手はいかにも怪しい。
ここでドジを踏むスペンス。やたら撃ちまくりとなっています。
銃撃戦となったので、ずらかります。
アウディS8でのカーアクションがあります。

地下鉄にて。
ディアドラにコンタクトするジョナサン・プライス扮する雇い主らしいシーマス。
新しい指令を出しています。

アジトにて。
次の仕事の話しです。ここでショーン・ビーンは脱落。
サムがスペンスの正体を暴いてしまいます。正体は実戦経験皆無の単なる出たがりのトリガーハッピーでした。これまでの報酬を貰って退場となります。情けないキャラです。よくショーン・ビーンはこんな役を引き受けたなと感心します。

ニースにて、NICEと看板があった。
アジトにて。
ケースの中味が気になっているサム。

偵察に行くサム。ディアドラも付いていきます。アウディS8使用。
ホテルにて。
ケースを持った一行が通りがかるとこをカメラで撮影します。
フィルムカメラ。ライカみたい。

アジトにて。
人を増やせとサム。ダメとディアドラ。

偵察に出るサム。ディアドラも同行。
広大な別荘です。
人目をごまかすキスシーンあり。こういうのはルーティンな描写で好きだな。

決行の日です。
バズーカでクルマを爆破等のアクションとなります。
リコーのマークが付いたバンは指揮車のようです
ケースの一行が来ます。クルマ4台。
サムとビンセントはベンツで待機しています。
いきなりバズーカ砲でベンツを撃つサム。意外とアバウトな戦術なような。

カーチェイスとなります。
ここでもバズーカ砲のサム。
シトロエン対アウディS8のカーチェイスとなります。
市街地に入り狭い路地を突っ走ります。
銃撃戦となります。派手に撃ちまくりとなっています。
ここでグレゴールがケースを奪って逃げます。
偽のケースまで用意していました。これが爆発します。危ないとこでした。

クリスマスの教会付近。
ホテルの一室にて。
ディアドラ、サム、ビンセント、ケガをしたラリー。
グレゴールはロシア人らしい。
携帯電話から位置を探るようです。

カフェです。
グレゴールが取引中。クルマはジープです。
公園近く。取引相手を射殺するグレゴール。
ハンドガンはグロックのようです。

フィギュアスケートです。
アイスショーの練習風景。カタリーナ・ビットが出てるらしい。
スケーターのパトロンに電話が入る。グレゴールです。

アルルです。
アルルの円形競技場は観光名所のようです。殺すか殺されるかとこの辺のスパイ戦もなかなか熾烈な展開でした。
クルマで移動の4人。アリーナへ入ります。
グレゴールはロシアと交渉中。
雇い主のシーマスもいる。

交渉中にサムに捕まったグレゴールは逃げる。
追っかけアクションとなります。
他にも撃ち合いとなって大勢人がいるのに撃ちまくりとなっています。
ここでサムが被弾します。

クルマに戻ったとこでラリーがやられています。
このクルマでシーマス、グレゴール、ディアドラが逃げます。
ビンセントはワーゲン・ゴルフをハイジャックしてサムと逃げます。

ビンセントの知り合いの家に逃げ込みます。
大きな家です。
サムの手術となります。指示はサムが出してビンセントが手術をします。
防弾着を着ていたので弾が浅く入っているらしい。
手術のシーンは見ててむずむずしました。

パリです。
シーマス、グレゴール、ディアドラがアジトのアパートに入ります。
シーマスがグレゴールを痛めつけています。

ビンセントの知り合いの家です。
ビンセントと主人の会話。名はセイモア?

郵便局です。
シーマス、グレゴール、ディアドラ。
ケースは明日着くとグレゴール。

ビンセントの知り合いの家です。
ジオラマがあります。この老人の趣味が日本の忠臣蔵のディオラマ作りでした。
サムと主人の会話。
ローニンのこと。四十七士。切腹。
時代考証があっているのかと、いらぬ心配をしますがその辺はよくわからなかった。

パリです。
プジョーに乗ってるサムとビンセント。待ちです。
シーマス、グレゴール、ディアドラが表れます。
サムはBMWのディアドラにコンタクトするが逃げられる。

BMWはケースとシーマス、グレゴールを乗せて逃走する。
プジョーはビンセントを乗せて追跡となります。
カーチェイスとなります。
トンネルへ。ここで路面の継ぎ目をタイヤが叩く音がいい。
トンネルを出てもカーチェイスとなります。
逆方向に突っ走るカーアクションとなります。
BMWは高架下に転落する。この一連のカーアクションは見事です。
グレゴールはまたケースを持ってずらかります。

カフェにて。
サムとビンセントは相談中。
ケースはフィギュア・スケート靴のケースとわかります。
ロシア人を探せとなります。

聞き込み中のサムとビンセント。
アイスショーへとなります。

アイスショーの会場です。
サムとビンセントが入ります。
ナターシャ・キリロワのアイスショーが始まります。
グレゴールとミキの取引となります。
サムとビンセントも行動開始となっています。
ミキに撃たれるグレゴール。
狙撃されるナターシャ・キリロワ。大騒ぎとなります。
ミキが会場外に出たとこで警備員に変装していたシーマスがミキを射殺してケースを奪います。
追うサムとビンセント。

ここでクルマで待機していたディアドラを逃がすサム。
逃走手段を失ったシーマスは会場内に戻ります。
追うサムとビンセント。ようやくシーマスを片づけます。ケースはどうなった?

エピローグ。
カフェにて。サムとビンセント。
ケースの中味は不明のままでした。
何となくエンドとなります。


そんなわけでカーアクションのよい作品でした。


他のカーアクションで、
スティーブ・マックィーン主演、1968年型マスタング・ファストバック390GT対1968年型ダッジ・チャージャーR/Tの元祖カーアクション『ブリット』(1968年)
イタリアのミラノを舞台に英国車ミニが主役の犯罪コメディ『ミニミニ大作戦』1969年版もお勧めです。普通のクルマとしてルパン三世の愛車フィアット500がたくさん出ています。
ダッジ・チャレンジャーがひたすら走る『バニシング・ポイント』1971年版
スタントドライバーが『バニシング・ポイント』1971年版と同じ人が担当しているのでカーアクションが何となく似ている『ゲッタウェイ』(1972年)
1968年型シボレー・インパラと1969年型ダッジ・チャージャーR/Tが走る『ダーティ・メリー クレイジー・ラリー』(1974年)
本編はイマイチですが色々なクルマが走ってる『激走!5000キロ』(1976年)
オカルト・カーアクションの『ザ・カー』(1977年)
バイクはカワサキZ1000でクルマはOHV V8エンジンの『マッドマックス』(1979年)
マツダのRX-7とコスモAPのカーアクションがある『太陽を盗んだ男』(1979年)
赤いBMWが走りまくる『ザ・チェイス』(1994年)
無難なリメイクになっている『バニシング・ポイント』1996年版
1950年代のキャデラックが出てる不条理ホラー『ジーパーズ・クリーパーズ』(2001年)
プリマス・バラクーダとキャデラック・エルドラドが対決する『ハイウェイマン』(2003年)
日本の新しめのクルマが走りまくる『ワイルド・スピードX2』(2003年)
会話シーンの合間にクルマが走る『デス・プルーフ』(2007年)
等々の感想があります。



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コメント

この映画は数年前にテレビで観ましたが、先日BSで放映したものを録画して再見しました。  以前、ブラウン管で観た映画を、改めてハイビジョンの鮮明な映像で観ると、映画館並みとまではいかないが、臨場感や迫力がまるで違いますね。  この映画もそうで、カーチェイスや銃撃戦の迫力は凄いです。  洋画では、街なかでの猛烈なカーアクションや銃撃戦のシーンがよくありますが、これらは一体どうやって撮影しているのか不思議でなりません。  邦画みたいに、どかの空き地でスクラップ同然の車を2~3台キーキー走らせているようでは、このての映画は100年たっても洋画にかないっこないですね(邦画ファンのかたご免なさい)。  この映画はアクションも凄いが、何と言ってもロバート・デ・ニーロとジャン・レノがかっこいいです。  ラストのカフェでデ・ニーロが、生死をともにしてきたレノに万感込めて「逢えて良かった」と言って握手するシーンはジーンときました。  もちろん監督や助演陣の力があってこそですが、この2人の映画には、ほとんどはずれがない感じがします。  それと、映画の中とはいえ、優雅に舞うカタリナ・ビットを射殺するとはなにごとか。  これだけは不満です!。  ま、そんなことことをロイさんに愚痴ってもご迷惑ですね・・・  久しぶりにアクション系の良い映画を観ました。

ナカムラ ヨシカズさん、コメントありがとうございます。

この作品はカーアクションもいいけどキャスティングがいいですね。ロバート・デ・ニーロとジャン・レノは当然よくて、悪役のステラン・スカルスゲールドやジョナサン・プライスもいいし、あと情けないキャラのショーン・ビーンもいい。
女優さんのナターシャ・マケルホーンもいいし、ホントに豪華なキャストのよく作品だと思います。

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