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2006.08.31

『キャット・ピープルの呪い』

この作品はロバート・ワイズ、カンザー・V・フリッチ監督、シモーヌ・シモン主演のカルトなSFドラマ『キャット・ピープル』(1942年)の続編です。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1944年 RKOラジオ・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆70分
原題◆The Curse of the Cat People
プロット◆子供の幻想ということにするという話しのようです。
音楽◆ロイ・ウェッブ
◆スカイパーフェクTV310衛星劇場にて。画質はよいです。
◆IVC発売のDVDにて。画質は結構よいです。スクイーズ収録のフル表示です。画面サイズはスタンダード。

キャスト
シモーヌ・シモン→亡霊のイレーナ
ケント・スミス→平凡な会社員のオリバー・リード
ジェーン・ランドルフ→オリバーの奥さんアリス
アン・カーター→空想好きのエミリー
エバ・マーチ→学校のキャラハン先生
ジュリア・ディーン→古い家のジュリア・ファレンおばあさん
エリザベス・ラッセル→その娘バーバラ

ロバート・ワイズ、カンザー・V・フリッチ監督の演出はまあよいと思います。
何で監督が2人なのでしょう。で、どの辺がロバート・ワイズ監督の担当なのでしょう。よくわからん。
他のスタッフは前作とホトンド同じです。前作とは違ってセットだけではなく多少ロケもあります。
何故かスリーピー・ホロウの話しが出ていました。

前作でイレーナの死に立ちあったオリバー・リードとアリスが結婚して生まれた子供が主人公になっています。空想好きな風変わりな子供です。

空想好きな子供が亡霊のイレーナと仲良くなるのと、別の古い家での親子愛憎劇の2本立てで話しは同時進行してクライマックスで一緒になっていました。見ててこれは全く別の話しなのではと思いましたが一応上手くまとめていました。

亡霊のイレーナは国籍不明のヒラヒラのドレスを着てました。
イレーナは亡霊ですが子供に対して別に害意はありません。子供だけに見える存在として描写されてるようでした。これは見てて微妙な存在なので下手な演出だと見るに耐えませんがこの作品はなかなか上手くやってたように見えました。

子供が危機に陥った時に亡霊のイレーナが助けに来るのかと思ったらそうせずに子供から見て件の女性と亡霊のイレーナがオーバーラップすることで描写していました。
愛情に飢えていた件の女性が子供の言葉で我に返るということです。亡霊が実体化して陳腐になるとこを避けているわけです。こうしたのが倫理的なのか技術的な制約かはわかりませんけど。上手い選択だと思います。

ラストに父親が子供に亡霊のイレーナを「私にも見える」と言ってましたがホントに見えてるか子供のために話しを合わせているかはわからず。この微妙な描写バランスでいいと思います。

タイトル。

課外授業の風景。
キャラハン先生に引率されている子供達。
スリーピー・ハロウの伝説の話をしています。
エイミーは変わっているとの描写が入ります。
蝶々を追うエイミー。この蝶々はアニメで描写しているとこもあります。
蝶々を捕ったのはいいけど蝶々が粉々なので男の子を叩いてしまうエイミーです。

エイミーの両親が学校に呼ばれています。
キャラハン先生と色々と話しをしています。
イレーナの話が少し出ています。

エイミーの自宅にて。
エイミーの誕生会となります。友達が来ません。
それはエイミーが招待状を樹のポストに入れてしまったからでした。
家族と召使いだけで誕生会は行われます。

出かけるエイミー。
他の女の子達に思い切り無視されています。

古い家があります。
ここに入るエイミー。
誰かが2階あたりから話しかけてきます。
ハンカチに包んだ指輪を投げ落とされます。
怖そうなおばさんが出てきます。ハンカチだけ回収しています。
結局指輪をゲットするエイミーです。

自宅にて。
エドワードとエイミー。
指輪はお願いの指輪と言ってるエドワード。
パパに遊んでくれない話しをしているエイミー。
模型の船を作っているパパです。そういえば仕事は船の設計士でした。
工作室があります。コンターマシンやグラインダーがあります。
成り行きでパパとママが口論となりエイミーは泣いちゃっています。

庭で1人で遊ぶエイミー。
指輪にお願いをしています。友達が欲しいとお願いのエイミー。

夕食を食べておやすみのエイミー。

ママに言われた通りエドワードと一緒に指輪を返しに行こうとするエイミー。
で、エドワードが忙しいので1人で行きます。
キャラハン先生と入れ違いで出かけるエイミー。
ママと話しのキャラハン先生。

古い家のドアをノックするエイミー。
家の中を歩き回るエイミー。不気味なはく製があったりします。
笑い声が聞こえておばあさんが登場。
ジュリア・ファレンと名乗るおばあさん。元女優と言ってます。指輪を投げたのはこのおばあさんでした。
おばあさんはおばさんのことを嫌っています。おばさんは実の娘らしいけど不仲です。理由は不明。
首無し馬男=スリーピー・ハロウの話をしているおばあさん。実演までやっています。
エドワードが迎えに来ます。実演は続いてます。
エミリーを目一杯脅かしているおばあさん。
古い家を出るエミリーとエドワード。

エイミーの自宅にて。
夜です。階下ではカードをやっている両親と知り合い。
スリーピー・ハロウにうなされてるエイミー。そりゃそうだ。
指輪にお願いをしています。すると影が見えます。安心して眠るエイミー。
まだ影だけです。
階下でカードをしているパパにも影響があるようです。

次の日。
写真を見つけるエイミー。イレーナと名前を教えるママ。
庭に出て知ったばかりのイレーナの名前で呼びます。
そうするとイレーナが出てきます。名前を呼ばれたから出てきたと言ってます。
イラストをとオーバーラップしてエイミーとイレーナが遊ぶモンタージュとなっています。

雪が降っています。冬です。
クリスマスのようです。玄関先では歌ってる数人がいます。なんの行事だ?
家の中に招待してクリスマスパーティとなっています。ピアノに合わせて歌っています。
屋外ではイレーナも歌っています。プレゼントを渡そうと庭に出るエイミー。
ブローチをプレゼントしています。

古い家にて。
エイミーとエドワードが来ます。おばあさんにクリスマスプレゼントを渡すエイミー。
早々に帰るエイミーとエドワード。おばあさんとおばさんが不仲のせいです。
親子げんかしています。

エイミーの自宅にて。
クリスマスツリーの片づけをしているパパ達。キャラハン先生もいます。
パパとイレーナの2ショット写真を見つけるエイミー。
この人は私の友達と行ってるエイミー。これはビックリのパパ。

庭に出るエイミーとパパ。
イレーナはいるか?とパパ。見えるエイミー。
正直にイレーナはいるといったので怒られるエイミーです。

スティーブンスンの詩で友達のいない子は想像の友達を作る。とキャラハン先生。

ベッドで泣いてるエイミー。
イレーナが表われて優しくしてくれます。別れの挨拶のイレーナ。
消えるイレーナ。ここは特撮は使わずにイスを前に置いてカメラが動いて消えるように描写しています。

話し合いをしているキャラハン先生とパパ。
エイミーは外に出ていきます。
パパは2階のエイミーを見に行きますがいません。
3人で探しに出ます。キャラハン先生は警察に電話しています。

橋の上のエイミー。
スリーピー・ハロウの音が聞こえているエイミー。→これはタイヤにチェーンを巻いたクルマの音でした。

古い家にて。
おばさんはエイミーを逆恨みして今度やって来たら殺すと言ってます。

エイミー捜索の警察の描写が入ります。
警察犬も動員しています。

雪に埋もれかけてるエイミー。
警察犬の鳴き声を聞いて気がつくエイミー。

古い家にて。
ドアをノックするエイミー。
おばあさんがドアを開けます。中に入るエイミー。
2階に隠れようとおばあさん。階段を登ります。これが大変そうなおばあさん。

階段の途中で発作を起こすおばあさん。
おばさんが表われます。myfriendとおばさんに呼びかけるエイミー。

ここではおばさんとイレーナがオーバーラップされます。

エイミーはおばさんに抱きつきます。
これで憑き物が落ちたような状態となるおばさん。殺意は消え去ります。
捜索の面々が到着します。

帰宅するエイミーとパパ。
イレーナが見えるかいとパパ。イレーナが見えるエイミー。
パパもイレーナが見えると言ってますがカット割りしたモンタージュでは見える描写にはなっていません。単にセリフだけでそう言ってるだけです。ですから見えているわけではないとも思えます。どちらだかわからない状態となっています。
イレーナは消え去ります。これでエンドとなります。
エンドの後に解説文が表示されています。


1人で会話をしてる子供に対処する方法の教育映画のような感じがしました。
これとは別にニール・ジョーダン監督の『狼の血族』(1984年)みたいにも思えました。
そんなわけで何だか昔見たような気がするよい作品でした。


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