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2006.05.13

『キラークイーン 舌を巻く女』(1996年)

この作品はアルベルト・シアマ監督、メリンダ・クラーク主演のSFアクション・コメディのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1996年 英国=スペイン作品で英語版です。
ランニング・タイム◆95分
原題◆The Killer Tongue
プロット◆変身して悪戦苦闘する話のようです。
音楽◆不明
スカイパーフェクTV315スターチャンネルにて。画質はよいです。

キャスト
メリンダ・クラーク→ヒロインのキャンディ
ジェイソン・ダー→キャンディの恋人ジョニー
マピ・ガラン→唖だった尼さん
ロバート・イングランド→残忍な看守チーフ

面白そうな設定で見ました。少し見て大丈夫そうだったのもあります。

アルベルト・シアマ監督の演出はよいと思います。
一応ヒロインの回想形式なっててラストに最初に戻ってきます。そんな事は忘れて見てました。ですから出来がいいのだと思えます。

荒野にここはニューメキシコですと看板が立っているのでそうなんだと思います。誰も信じないか。マカロニウエスタンのノリです。
この主人公のカップルはどうやら警備員2人に手引きさせて強盗をしたようです。で、邪魔になった警備員2人を置き去りしてほとぼりをさまそうと4年後となります。
そして教会に尼をして隠れていたヒロインが男と落ち合う店に行きます。
荒野に刑務所があってそこでは残忍な看守が囚人をいじめています。男のジョニーは別の軽い罪で刑務所に入っています。この2つのシーンがカットバックで進行します。

15分経ってようやく隕石が到着して話しが進みます。隕石の方ですがこれは立派な特撮だ。と思う。
キラークイーンの舌だけでは時間が持たないのか看守のロバート・イングランドが囚人ジョニーををいじめて時間を持たせます。

ヒロインが隕石を食って変身するとこは妙に色っぽくていいです。
変身するとブロンドからブルネットへ、全身は黒いラバールックとなります。これはいいです。
じゃまな長い舌を切ろうと悪戦苦闘してました。おかしくも悲しいシーンの連続です。それで口から煙を噴射して『ゴジラ対ヘドラ』(1971年)のゴジラのように宙を飛んだりしてました。

巻き添えを食ってヒロインのペットの犬達が人間に変身するのもありました。
最初は何のことやらわからなかったけど。何でもありな展開でした。これは別にかまいません。

メリンダ・クラークさんはこの手の作品にはよく出ているようで特撮系女優さんのようです。似たようなタイプでハドソン・レイクさんもいます。どちらもいいな。

スペインの女優さんは掛け値なしで美人です。
マピ・ガラン扮する唖の尼さんはどんな役?と見てたら変身したヒロインと同格くらいになって男をめぐって三角関係みたいになっていました。こういうのは好きだな。

ロバート・イングランドは一見『カサブランカ』(1942年)等に出てるクロード・レインズ風ですがこれがイカれてるゲイでぶっ飛んだキャラになってます。
ロバート・イングランドが牛耳ってる刑務所内の描写が面白いので楽しめました。この作品は大分ロバート・イングランドに助けられています。

クルマはアメ車で青のコンバーティブル。何だかわからん。
看守の乗ってるジープはフィリピンを走ってるジープのように派手な改造がされています。

そんわわけでなかなかぶっ飛んでて面白い作品でした。


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