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2006.05.11

『ビースト 獣の日』

この作品はアレックス・デ・ラ・イグレシア監督のオカルト・アクションです。
面白そうなプロットで見ました。この監督の作品は見ていました。下手ではなく普通の腕前の監督だと思ってます。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1995年 スペイン作品
原題◆El dla de la Bestia
スカイパーフェクTV260シネフィル・イマジカにて。画質はよいです。
プロット 悪魔と対決しようとする話しのようで、そして悪魔はホントにいたという話しのようです。

キャスト
アレックス・アングロ→わけあって悪業を働くアンヘル神父
アルマンド・デ・ラッツァ→怪しげなカヴァン教授
サンディアゴ・セグーラ→ヘビメタのホセ・マリア
テレレ・パヴェス→ヘビメタの母ロサリオ
マリア・グラツィア・クチノッタ→カヴァン教授の恋人?スサーナ

アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の演出はよいと思います。

黙示録を解読したのでこれから悪魔と対決しますと説明するとこは教会の鐘が鳴るのをかぶせて省略していました。これはいい手法です。元ネタはアルフレッド・ヒッチコック監督の『北北西に進路を取れ』(59年)ですけど。
宗教ネタが多数あるようです。これは詳しくないのでよくわからん。

悪魔に接触するために悪業を働くアンヘル神父の描写。
小学生か中学生のやるような悪事に励みます。これが見どころだったようです。だんだんエスカレートしていってターミネーター並みのアクションをこなしていました。
悪業の一環でヘビメタを買うアンヘル神父。LPレコードにカセットテープが並べてあるのでタイムスリップして過去に戻ったような感じがします。

ヘビメタのホセ・マリアと知りあいとなったアンヘル神父は悪魔を呼ぶ儀式するために怪しげなカヴァン教授のとこに行き監禁して儀式を教わって実行します。
この人達のまじめな狂気ぶりが見どころのようです。
途中まで超常現象描写は起こりません。プロローグで十字架が倒れましたが話しが進むにつれて果たして超常現象が起こるのか?とサスペンスがありました。超常現象描写がなければまた違う話しとなりそうですし。見ててどんな話しなんだと考えてしまいました。

儀式からホントに悪魔の黒い山羊が出てしまいます。
これは危ないと判断してホテルから脱出する3人。脱出するのにホテルのネオンを伝って降りますがそのネオンの文字には何か意味があると思えますがスペイン語が読めないのでよくわからん。

怪しげなカヴァン教授はTV番組を持っていてエクソシストもどきの怪しげなドキュメントを放映しています。
TV番組の内幕が描写されていました。これがかなり情けない。でも、これでいいんです。結局TV局は失踪したカヴァン教授の代役を立てて平気でいいかげんな番組を継続していました。これはTVらしくてリアルでいいです。
カヴァン教授は最初は相手にしませんがだんだんとまじめにアンヘル神父に付きあっていきます。

3人トリオのキャラ。
最初から大まじめなアンヘル神父。
意外とまじめなヘビメタのホセ・マリア。
だんだんまじめになるカヴァン教授
この感じの違うタイプの妙なまじめトリオで悪魔と対決することになります。
で、街を徘徊するチンピラたちが悪魔となっていました。そんな感じになるのはよくわかります。暴力にはなすすべがない。
悪魔の正体は結構怖くてなかなかの描写でした。ここは大まじめな描写でした。

カヴァン教授の恋人なのかよくわからん役のスサーナを演じるマリア・グラツィア・クチノッタは赤いドレスに黒いコートが素敵です。何てことはない役でしたけどこれは目立つスペインの女優さんです。
調べると007シリーズ『ワールド・イズ・ノット・イナフ』(99年)に出ているようです。てことはプロローグでボートに乗ったり気球で死んじゃう名も無いあの人ですか。やはり目立っていました。スペインの女優さんなので扱いが悪い。
007シリーズのスタッフは悪業で有名です。各国各地の名所でロケをして名所破壊に励んでいるとか。日本も被害にあっています。

そんなわけで何だかよくわかないけどオカルト・アクションのよい作品でした。

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コメント

はじめまして。Reino de Reineというブログでスペイン映画などに関して書いております、Reineと申します。『El dia de la bestia』について書かれたブログはあまり多くなかったのですが、とても詳しい楽しい記事に辿り着いてなんだか嬉しいです。

昨日数年ぶりに観直して、怖さと面白さを昔観たときよりも何割か増しで感じました。ロイ・フェイスさんのおっしゃるネオンについてですが、あれはSchweppesのネオンサインでした。映画ではセットでしょうが実際に存在する建物なのだそうです(その辺のことを拙blogにメモしておきました)。

映画についてたくさんの記事を書いておいでですので、これからも楽しみにしてちょくちょく伺います。よろしくおねがいいたします。

Reineさん、コメントありがとうございます。

Reineさんのブログを拝見しましたが私より全然詳しいではないですか。凄いですね。
ホテルのネオンは実在するのですか。なるほど。
スペイン映画は女優さんがいいので結構見ています。

これからもよろしくお願いします。

ロイ・フェイスさん
私、スペイン語おたくなだけで映画についての素養みたいなものに欠けているのです。だからロイ・フェイスさんのこちらの記事のように、『北北西に進路を取れ』が元ネタとなっているシーンがあるとかそういう文章に出会うと(゚Д゚)ホホゥ!と感動するのですよ。

あのSchweppesの広告のビルはマドリードの建物のようです。『El dia de la bestia』について書く中でちらっと触れてしまったものですから、次回のblog記事はカルロス・サウラの『Taxi』という作品を取り上げようと思っています。その作品も、たしかあのSchweppesのビルを映すところから始まったような気がします。(未確認)

訂正です。『Taxi』の冒頭は違う建物でした。
(いま観てみました)

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