『熟れた果実』(1997年)
この作品はクリスティーナ・リッチ主演の風変わりなブラック・コメディです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1997年 ライシャー/ソニー・ピクチャーズ・クラシック アメリカ作品
原題◆Opposite of Sex
プロット 義理の父の元恋人にたかる話しのようです。
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質よいです。
キャスト
クリスティーナ・リッチ→ヒロインのディーディー、16歳
リサ・クードロー→ルーシャ・ダルリー先生
マーティン・ドノバン→ビル・トゥルーイット先生
イバン・セルゲイ→ビル先生の恋人マット
ジョニー・ガレッキ→生徒のジェイソン、マットの恋人
コーリン・ファーガソン→冒頭で死んだヒロインの義父トム
ライル・ラベット→警官のカール
ウィリアム・リー・スコット→駆け落ち運転手のランディ、実の父親
ドン・ルース監督の演出はよいと思います。
クリスティーナ・リッチ扮するヒロインのディーディーのナレーションで話しは始まり進行します。
ナレーションは多過ぎで色々と喋っています。この作品の見方とか、ナレーションか多い理由とか、伏線まで喋っていました。伏線の方はそうではなかったような気もしますが。
ナレーションで私では死ぬこともあるといいながらアッサリとそうではなかったとやっていました。
クリスティーナ・リッチ主演というよりヒロインの邪魔をするルーシャ・ダルリー先生を演じるリサ・クードローが主演のような感じもしました。
ヒロインのディーディーは死んだ義父トムの元恋人ビル・トゥルーイット先生を頼って居候となって、ビル先生の恋人マットを寝取って問題を起こしまです。
死んだ義父トムの姉がルーシャ・ダルリー先生がヒロインのディーディーの邪魔をします。ダルリー先生が「私は『サウンド・オブ・ミュージック』の男爵夫人か」というセリフがありましたが、これは言い得て妙です。
それでビル先生は問題に巻き込まれでTVのいいネタにされます。
TV屋はデタラメをこいています。このビル先生はルーシャ・ダルリー先生がいうところ自己破壊的なお人よしとなっていました。この性格は本来なのかゲイのせいなのかは不明のように思えます。ヒロインのディーディーにとことん付きあいます。
ヒロインのディーディーのクリスティーナ・リッチは太り過ぎで最初から妊娠しているみたいで役柄上で妊娠したことになって更に太っていました。
やりたい放題のキャラの割りにはそんなに不快感はなかった。これは首尾一貫したキャラだからかもしれません。
ビル先生の恋人マットはテニスのピート・サンプラスにソックリでした。
カントリーシンガー兼ジュリア・ロバーツの前夫のライル・ラベットは変な顔ですが歌える一芸のある人なのか奇妙な存在感があります。
そんなわけで、これは風変わりなブラックコメディでよい作品でした。
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