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2006.04.20

『ザ・バブーン』(1999年)

この作品はロン・パールマン主演のDNA物動物パニックアクションです。
少し見て面白かったので見ました。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1999年 シンガー/ホワイト・エンタテインメント/パラマウント アメリカ作品
TVムービーです。
原題◆Primal Force
スカイパーフェクTV316スター・チャンネルにて。画質はよいです。
プロット マントヒヒの一種バブーンの大群を相手に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽 マーティン・ダビッチ

キャスト
ロン・パールマン→前回の生き残りブロディ
マーク・キーリー→救出隊リーダーのデイビス
ロクサナ・ザル→医療担当のタラ
ギレルモ・リオス→ガード担当のエディ
ジュリアン・セジウィック→通信担当のコヴァックス
キンバリー・ピーターソン→金持ちのお嬢様

ネルソン・マコーミック監督の演出はよいと思います。
この作品は低予算です。舞台はある島とのことですが実はその辺の野原で、登場人物は最低限で、話はありがちで、特撮もオカネは全くかかっていないようです。
そんなことはおかまいなしに俳優さん達の熱演で引っ張っています。で、熱演が空回りすることがよくありますが、ここでは演出がいいのでそうはなっていませんでした。これがなによりでした。
特撮アクションの方は編集でごまかして何とか持たせています。

メジャー作品『コンゴ』(95年)の便乗物のようで似たような設定だと思えます。『コンゴ』は未見なので何ともいえない

キャストで1番有名なのがジャン・ピエール・ジュネ監督作品の常連ロン・パールマンというもの凄く地味なキャスティングです。他の俳優さんは全く聞いたことがない。でもロン・パールマンを筆頭にみなさん典型的な各キャラを熱演していました。見ててその熱意に心をうたれます。

観光目的の開発中だったある島に金持ちのお嬢様、パイロットの男、島の売り手の中年男の乗る軽飛行機が不時着して、金持ち専属のボディガード達が島の3人を救助に高速艇を雇って救出に向かいます。
島の中をどうやって捜すのかと思ったら救助信号をGPSで追って場所を知るとなっていました。他に熱源探索も使っていました。3人のはずが多数の熱源があってビックリとなっていました。

バブーンとはマントヒヒの一種とのこと。
これをDNA改造で頭脳明晰で体形大型にして狩りの標的にする予定でしたが、この標的バブーンが手ごわすぎてハンターの方が狩られることになって大変という設定です。そんなわけでバブーンの大群がほったらかしになっている状態の島です。
バブーンは組織的に狩りをするとの設定になっています。原人並みの知性をとのこと。

昔は放射能で突然変異でしたが今はDNA改造となっているようです。『放射能X』(54年)でも見たくなります。

ありがちな設定の例として救出隊メンバーのタラは皆が寝静まってから夜を歩く。秘密の探し物があるようです。と話しは進む。で、この怪物共を作ってしまったDNA改造の推進者のマシューズ博士の娘だったということでした。
前回の生き残りブロディは宿敵のバブーンと対決したりします。

そんなこんなで熱演とアクションでクライマックスに至ります。
残る人もいれば脱出する人達もいます。


そんなわけで低予算の割りには頑張っていたよい作品でした。

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