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2006.02.28

『ハイウェイマン』(2003年)

この作品はロバート・ハーモン監督、ジム・カヴィーゼル主演の少し変わったカーアクションです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2003年 コーニス・エンタテインメント/ミレニアム・フィルムズ/ニューラインシネマ カナダ作品
原題◆Highwaymen
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質は非常によい。
プロット ひき逃げ事故から宿敵となった2人が対決する話しのようです。
音楽 マーク・アイシャム◆何だか川井憲次みたいなスコアです。

キャスト
ジム・カヴィーゼル→'68年型プリマス・バラクーダのクレイ
コルム・フィオール→'72年型キャデラック・エルドラドのファーゴ
ローナ・ミトラ→事件に巻き込まれたモリー
フランキー・フェイソン→マクリン事故調査官
アンドレア・ロス→モリーの知人アレックス
ゴードン・カリー→モリーの知人ブーン
Guylaine St-Onge→殺されたクレイ夫人


ロバート・ハーモン監督の演出はよいと思います。
全編に渡り絵がきれいです。これは1番よかったりします。

登場するクルマは、
主人公が赤い'68年型プリマス・バラクーダで、悪役が緑の'72年型キャデラック・エルドラドとなっています。
私の好みだと、V8 OHVサウンドのアメ車は好きですけどどちらもあまり思い入れのないクルマです。


タイトルです。
鉛筆のクローズアップショット。交通事後のニュースを調べてるようです。

プロローグ。タワーズ・モーテルにて。
主人公の夫人である赤いワンピースの女性が買物をする。関係ないけど後ろにホンダ・シビックが通ってて目につきます。
ジム・カヴィーゼル扮する旦那クレイの目の前でクルマに撥ねられる夫人。
この事故のシーンが結構リアル。交通事故のシーンの描写がやけに上手くなったのは『チャイルドプレイ チャッキーの花嫁』(98年)のあたりから?そんな印象があります。

5年後となります。
赤いクルマ68年型プリマス・バラクーダを走らせるクレイ。何でこのクルマにしたのかは不明です。描写がありません。
怪しい納屋を調べます。義手があります。
その義手をトランクに放り込みます。他の義手等がたくさん入っています。

音楽ホールにて。
ローナ・ミトラ扮するモリーが登場。
帰ります。知人アレックスのクルマに乗ります。これは普通の小型車です。
'72年型キャデラック・エルドラドが後をつけています。ヘッドライトが片方しか点灯していません。片目のエルドラドです。

トンネルです。
エルドラドのしわざで車椅子が放置してあり、これが原因で多重交通事故となります。馬の輸送車、大型トレーラー。道路を馬が走り回っている非日常的な風景となっています。
アレックスはクルマで知らせに走るが途中で非常電話の場所でエルドラドにやられます。
モリーは写真を撮られる。この辺は怪しげな雰囲気全開となっています。

警察無線を傍受してトンネルの事故現場に向かうバラクーダのクレイ。

トンネルの事故現場です。
フランキー・フェイソン扮するマクリン事故調査官が登場。
若いジミー刑事と話しをしています。
クレイもいます。勝手に現場を調べています。当然追っ払われます。
トンネルの上に隠れていたモリーが発見されます。

病院にて。
モリーの病室にも来てるクレイ。

マクリン事故調査官の事務所にて。
事情聴取のモリー。知人のブーンも来てます。
スリップ痕=スキッド・マークとなっているようです。
犯人のクルマは国産車と言ってるのが面白い。アメ車のことです。

洗車してるエルドラド。
クルマがきれいに撮れています。全編に渡り絵がきれいです。

カウンセリングです。
クレイが発言して座が白けます。
モリーと会話するクレイ。
クルマは'72年型キャデラック・エルドラド等と事情説明です。

知人の男のクルマに乗って帰るモリー。
モリーの知人 男友達のブーンを演じるゴードン・カリーはジム・カヴィーゼルより少し細身でいかにもサポートキャラといった感じです。
クルマはヨーロッパ車のサーブでこれもキャラに合っています。

これとは別にクレイのバラクーダとマクリン捜査官のクルマがカーチェイスとなります。あっさりとまかれてしまうマクリン捜査官。
ところで何処の都市なのかわからん。カナダ作品ということはロケはケベックあたりで都市名と不明のようです。

サーブの後をつけるエルドラド。
後ろからぶつけてサーブを吹っ飛ばします。派手なアクションにになっています。

ところで片目でエルドラドとくればジョン・ウェインを連想させます。
片目は『勇気ある追跡』(69年)から。エルドラドはそのまま『エル・ドラド』(66年)のタイトル名で作品があります。

サーブにチェーンをかけて引きずるエルドラド。ホントかよいった感じのアクションとなっています。
クレイのバラクーダが来ます。

クレイとCB無線で交信のエルドラドです。
この2人は知り合いとわかります。
悪戦苦闘して引きずられるサーブからモリーを救出するクレイ。

アジトに戻るクレイのバラクーダ。
救出したモリーも連れてきます。
成り行きで過去の事情説明となるクレイ。警察は嫌いなクレイです。当てにならないとしています。
フラッシュバックで事情説明の図。
犯人は女性9人をひき殺している常習者です。
クレイとエルドラドの男はライバルらしい。

マクリン捜査官はガレージを捜査中。
取れたドアからクルマはバラクーダとわかる。どうやらクレイはこのクルマをちゃんと登録しているようです。

エルドラドからCB無線。
相手は勝手に喋っています。クレイは寝てます。モリーが聞いてる。

クレイのバラクーダが出動となります。
モリーも乗っています。
指定された現場に向かいます。

で、バラクーダとエルドラドの対決となります。
CB無線で喋りながらやっています。結構楽しそうです。
道路から移動してスクラップ置き場に移ります。
モリーはエルドラドに捕まります。逃げるエルドラド。
マクリンも来ています。クレイと揉める。バラクーダのラジエーターを撃って足止めをしてるマクリン。当然追跡は出来なくなります。
事情説明。エルドラドの男はファーゴ。常習、何処にでもいる保険屋。
5年前の事件で互いに意識しあっているとのこと。
何だか事情説明が多いけど見ててそんなに気になりません。

どこかのガレージにて。
ファーゴのエルドラドがいます。
義手の修理をしているファーゴ。
モリーもいます。

ラジエーターを交換して移動中のバラクーダ。
クレイとマクリン。事情説明となります。
元医者のクレイ。だからベンツに乗っていたのかと納得出来たりします。

クレイとマクリンはファーゴがいたガレージを調べます。
モリーの写真。タワーズ・モーテルのカギ。
バラクーダは400マイルを移動してタワーズ・モーテルへ向かいます。

タワーズ・モーテルに着くエルドラド。
モリーに赤いワンピースを着せるファーゴ。

タワーズ・モーテルに着くバラクーダ。
赤いワンピースのモリーを囮にしておびき出すファーゴ。

対決となるバラクーダとエルドラド。
対面してチキンレースでもやるのかと思ったらそうはならず、エルドラドはバックで逃げて、それを追うバラクーダとなります。
で、エルドラドから仕掛けてバラクーダがクラッシュとなります。

何だかんだあってバラクーダはファーゴを5年前にクラッシュしたファーゴのクルマにぶつけています。そこまで再現するのかとなります。
お互いにそれぞれの美学があるようです。

主役の3人とそれぞれ好演。
ジム・カヴィーゼルはこの手のわけありのキャラは似あっています。
悪役のコルム・フィオールは安いロビン・ウィリアムスのようでした。
ローナ・ミトラは少しお下品な感じがいい。


そんなわけでカーアクションよりキャラクター描写に力が入ってるよい作品でした。
DVDで買ってもいい。

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