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2006.02.19

『2001年宇宙の旅』

この作品はスタンリー・キューブリック監督のSFドラマで、いわゆる多大な影響を与えたという作品です。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1968年 スタンリー・キューブリック・プロ/MGM 英国=アメリカ作品
原題◆2001:A Space Odyssey
DVDにて。画質は非常によいです。
プロット 謎のモノリスに導かれてスターチャイルドになる話しのようです。
音楽 クラシックが流れています。

キャスト
キア・デュリア→デイブ・ボウマン船長
ゲーリー・ロックウッド→フランク・プール飛行士
ウィリアム・シルベスター→フロイド博士
キャストはあまり意味はないような。

スタンリー・キューブリック監督の演出はよいと思います。
音楽にシンクロしたシーンがあります。まあお見事なものです。
省略の鬼となって説明描写を徹底的に無くしているようです。そんなわけでわけわからん状態となっていすま。
特撮の手法でフィルムをストップさせるだけってのが、あります。これはシンプルです。
ポッドのCAUTION EXPLOSIVE VOLTSの表示は特に意味はないようです。日本語字幕でわざわざ出るので気になっていました。

前奏が流れます。
画面は黒のみ。

タイトルとなります。
これが傑作。音楽とシンクロしていて絶品です。これだけでも傑作になります。
でも使われるのはクラシックばかりでオリジナルスコアが弱いのがキューブリック監督の難点です。


人類の夜明け。
原始時代です。荒野。原人が登場。
バク?と一緒にいます。
ヒョウ?に襲われています。
キャラ紹介というかどういう世界なのかを紹介しています。

水飲み場です。
他の集団と争いとなっています。

夜。寝ている原人の集団。

ある日。モノリスが出現しています。
これを手で触る原人。
モノリスから太陽等が直列の図。

骨を道具として使うことを発見する原人。
倒れる動物のモンタージュが入ります。
さっそく肉を手に入れる原人達。

水飲み場にて。
道具を使い他の集団を片づけるモノリスに触れた原人達。
ここから有名なシーン転換となります。投げ上げられた骨が宇宙衛星となります。
原人編は意外と短く、20分ぐらいでした。


2001年 宇宙です。ワルツが流れます。
映画ではお馴染のパンナムの旅客ロケットが飛んでいます。→パンナムはすでになくなって映画のみだけでお馴染となってしまいました。

旅客ロケットの機内です。
浮いているペン。寝ている客の男。
ペンがピアノ線で吊ってるのが見えました。スクリーンでは見えないと思う。

回る宇宙ステーションにシンクロして回る旅客ロケット。
ワルツが終わりステーションに到着となります。

保安部のミラーと話しをする到着したフロイド博士。
声紋による身元確認をするフロイド博士。

ロビーにて。赤い椅子が目立ちます。
地球の自宅に電話するフロイド博士。女の子が出ます。
電話室の窓の外では地球が回っています。
料金の画面には電話会社ベルのマークがありました。

ロビーにて。
ソ連の面々と話しをするフロイド博士。
月のグラビウス基地に向かう予定のフロイド博士。
女性3人に男1人。色々と詮索されます。
とぼけるフロイド博士ですがあまり上手くないとぼけ方です。

月に向かう小型宇宙船。ワルツが流れます。
食事はこうやってますの描写。
エレベーターに到着の表示が面白い。
逆さになって歩く宇宙スチュワーデスの人。
無重力トイレの描写。
ディテール描写が凝りまくりとなっています。

月のグラビウス基地に着陸となります。
ワルツが流れ終わります。

会議です。
この月で重要な発見があったらしい。

現場に飛びます。
小型のバスのような乗物です。これで飛べるのかと疑問も出ます。
食事となります。サンドイッチにコーヒー。
問題の件について話しも出ます。400万年前に埋められたものとのことです。
ところでモノリスは棒磁石のようにも見えます。

モノリスの現場に着陸となります。
いよいよモノリスとご対面となります。
モノリスに手を触れるフロイド博士。
不気味な音楽が流れます。
記念写真の撮るとこで強烈な高周波音というか電波?が流れます。
モノリスから直列の図。


溶暗からシーン転換となります。
木星探検計画18ヶ月後。
宇宙を行くディスカバリー1号。
船内ではジョギングをしているブール飛行士。
食事です。
BBC TVのニュースからインタビューとなります。
自分のインタビューを見ているボウマン船長とプール飛行士の2人。
TVでは6人目のクルーとしてHAL9000コンピューターが紹介されます。

プール飛行士に電話ですとHAL9000。
聞いてるだけのプール飛行士。
HAL9000とチェスをするプール飛行士。負けます。

スケッチをしているボウマン船長。
HAL9000が話しかけてきます。この任務には疑問があると言ってます。
そんなとこでアンテナにトラブルと話しをそらせるHAL9000です。
AE-35ユニットが72時間後に故障と言ってます。

一応地球本部に連絡します。
HAL9000の指示通りに交換せよとなります。

宇宙遊泳となります。
担当はボウマン船長。
宇宙服を着てヘルメットを被っている時は呼吸する効果音が入ります。このアイデアは素晴らしい。効果抜群で何故か緊張感が出ています。
ボウマン船長は赤い宇宙服、プール飛行士は黄色い宇宙服です。

回収したAE-35ユニットを調べるボウマン船長とプール飛行士。
異常はありません。困惑のHAL9000です。

地球本部に連絡となります。
HAL9000の言う通り元に戻せとなります。
ですが地球の同型のHAL9000が違う結果を出したと情報が入ります。そんなわけでHAL9000が間違った可能性があるとのことです。
宇宙のHAL9000は人間の操作ミスでしょうと自信満々だったりします。

Cポッドに向かうボウマン船長とプール飛行士。
内緒の話となります。でもHAL9000に読まれていました。
話しはHAL9000を宇宙船のシステムから切り離す相談です。
思考回路だけ切断すると言ってます。なるほどだから後でメモリを外していたのかとようやくわかりました。
プール飛行士ですがHAL9000のことを「狂った」なんて言ったら殺されますよ。

INTERMISSIONとなります。
画面は黒味で音楽が流れます。

また宇宙遊泳です。
担当はプール飛行士。
AE-35ユニットを元に戻す作業となります。
ここでポッドが勝手に動いてプール飛行士がやられます。
別のポッドで救援に向かうボウマン船長。
飛ばされたプール飛行士はもう動いていません。
プール飛行士を回収して戻るボウマン船長。

船内では人工冬眠の生命維持装置を切り人工冬眠中の3人を片づけているHAL9000です。警報が出るが知らんぷりです。

戻ったボウマン船長ですがドアを開けないHAL9000。
冷静な対応のHAL9000。
こちらも冷静なボウマン船長。さすが近未来の人です。
ですがヘルメットを忘れていました。これはうっかりではなくてドアを使えばヘルメットはいらないのですから無理はないと思われます。緊急事態でしたし。
HAL9000に扉を開けることを拒否された時のキア・デュリアの表情が素晴らしい。これが近未来の表情です。

そんなわけで非常エアロックを使うことになります。
これはヘルメットがないと無理なんですが。
まずポッドのアームが使えないのでをプール飛行士を捨てます。宇宙の彼方に消えるプール飛行士の死体。
で、決死の行動で船内に突入するボウマン船長です。成功しました。

船内を移動するボウマン船長。
HAL9000にエアを切られると大変なので宇宙服のままです。宇宙服と色違いのヘルメットが何となく凄い。尋常ではない状態をよく表しています。これもいいアイデアです。

ボウマン船長にしつこく質問するHAL9000です。

メモリ室に入るボウマン船長。
メモリを外しにかかります。
「ストップ」とHAL9000。
無視して作業を進めるボウマン船長。

段々ともうろうしているらしいHAL9000。
「歌えます」とHAL9000。
「聞かせてくれ」とボウマン船長。
この会話はハードボイルドで好きだな。

突然ビデオ・メッセージが流れます。
フロイド博士からです。真の任務を知っていたのはHAL9000だけだったらしい。
何で今ごろといいたくなるとこですが省略しています。


木星と無限の彼方。
モノリスの出現から直列の図となります。
で、ボウマン船長の乗ったポッドは何とかゾーンに突入となります。
今度はヘルメットの色と同色となっています。

結構長い見てるとトリップすると言われてるシーン。
実はあまりそんな感じはしなかったりします。TVのせいもあるけど。
瞬きから瞳の色が切り替わるようになるとトリップは終わります。
今日こそトリップ出来たかな。LSDがないと無理か。

豪華な部屋の中にあるポッド。
ポッドが消えて部屋に立ってるボウマン船長。
部屋内を歩くボウマン船長。隣の浴室に入ります。
浴室で鏡を見るボウマン船長。老人となりつつある。
隣の部屋では食事の音がします。覗くボウマン船長。
老人が食事をしています。この老人は気配を感じて浴室を覗きます。誰もいない。

食事を続ける老人。
グラスを落として割ってしまいます。
ベッドに人がいる気配がします。もっと年老いた老人が寝ています。
唐突にモノリスが出現します。
手を差し伸べるベッドの老人。スターチャイルドになるようです。

エピローグ。
地球上空の大気圏外。スターチャイルドがいます。
地球を見つめるスターチャイルド。音楽ともにエンドとなります。

そんなわけで話しはよくわかりませんが凄い作品でした。
映画を撮るなら、このぐらいの作品を撮りたいものでしょう。年月を経ても残り多大な影響を与えたというのが映画に対しての最大の評価です。これに勝る評価はない。
それにしてもよくこんなのが出来たものです。

スタンリー・キューブリック監督作品は安売りDVDは出まくりですが、これはキューブリック監督に対する評価でプラスなのかマイナスなのか興味深いとこです。→伝説の巨匠ではなく実際見られる巨匠となるので私はプラスになると思います。

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コメント

この映画の伝説的な評判は以前から知っていましたが、先日放映されたNHKハイビジョンを録画して初めて観ました。
観終わっての感想は、まさにロイさんが最後に書いておられる「よくわからないが凄い作品」でした。
観た後に上の解説を読んで何とかストーリーはわかりましたが、この映画は何を言わんとしているのか。 科学技術の過剰な発達と依存に対する警鐘なのか・・・制作者の哲学的な思想は私の知能では理解不能です。
とはいえ、膨大な費用をかけたであろうセットの数々、人類発祥時の雄大な風景や、息を呑むような宇宙のシーンなど、格調の高さはヒシヒシと感じられ、これが訳はわからなくても名画として伝承されている理由のひとつなのかと思います。
われわれ野次馬は訳わからないですみますが、ロイさんのような評論家・解説者は、難解な作品でも理解して評価しなければならないので大変ですね。 ますますのご健闘を祈ります。

ナカムラ ヨシカズさん、コメントありがとうございます。

初めて『2001年宇宙の旅』を見る。それはまたいい経験ですね。
私も始めて『2001年宇宙の旅』を見た時は何しろ評判がいいので随分と緊張して見たものです。

で、何回か見て思ったのはわけはわからなくも映画は出来るということです。演出がよければですけど・・・、『2001年宇宙の旅』は斬新な演出になってるので、年月を経ても残ってる作品となったようです。映画は年月を経ても残るのがいいですね。

はじめまして。

つい先ほど海老名の映画祭で見てきましたが、大画面がやはり迫力でした。

しかし今になって尚更考えされられるのは、やはり「リスク管理」の重要性。

失敗の先例の無い、9000シリーズに対しても、ここまで「反撃」の余地を残しておいたのは流石と。

JINさん、コメントありがとうございます。

映画館の大画面で『2001年宇宙の旅』とはいいですね。
映像と音楽が一体化してるとこが堪能出来ると思えます。
それでトリップ出来ましたか?と聞きたくなったりします。

 残念ながら何度もテレビ画面で見ていたため、免疫が出来ていたのがトリップは感じませんでした。

 それにしても劇場の暗く大きな世界では、むしろディスカバリー号の中にいるような気分でした。

 その中で一人孤独にHALと対決する、ボーマンに、その怒りと恐怖を同調させながら、いつしか同調していく感じで。

この映画はシネラマ上映前提に作られてます。
普通の映画館で見ても、ハイビジョンテレビで見ても迫力は半分も味わえません。
ストーリー追うことはできますが印象はまったく別なものになります。
シネラマ上映館が絶滅した日本では残念ながらオリジナルはもう二度と見られないかも。
たとえば月面での突然の高周波音。
シネラマ上映館では、観客が本当に耳をふさがなければ耐えられない大音響となってます。
それから余談ですが一つ。
宇宙船内のペンはガラスに張り付けて撮影してるので吊ってません。

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