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2006.01.22

『ヘルボーイ』(2004年)

この作品はギレルモ・デル・トロ監督でロン・パールマン主演のSFアクションです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2004年 ローレンス・ゴードン=ロイド・レビン・プロ/レボリューション・スタジオ/コロンビア・ピクチャーズ アメリカ作品
原題◆Hellboy
DVDにて。画質は非常によいです。
プロット ヘルボーイが活躍する話しのようです。
音楽 マルコ・ベルトラミ

キャスト
ロン・パールマン→赤いヘルボーイ
セルマ・ブレア→念力発火のリズ
ダグ・ジョーンズ→水棲人間のエイブ・サビエル
ジェフリー・タンバー→FBIのマニング
カレル・ロデン→怪人クリゴリ・ラスプーチン
ビディ・ホドソン→女幹部イルザ
レディスラブ・ベラン→黒マスクのカール・クロエネン
ジョン・ハート→ブルーム教授
ルパート・エバンス→FBIのジョン・マイヤーズ
コーリー・ジョンソン→FBIのクレイ捜査官

ギレルモ・デル・トロ監督の演出はよいと思います。
アクションシーンが少し長めなのが映画らしいです。
カットパック多用しています。


前説字幕があります。何だかわからん。
プロローグ。
1944年10月9日 スコットランド沖の島にて。
雨の夜。ナチスのアジトにアメリカ軍が急襲をかけます。
同行する若きブルーム教授。
アメリカ軍だから、ちゃんとM1ガーランド自動小銃を装備しています。他の国になるといい加減なのに自分の国になると妙に正確です。

ナチスのアジトでは怪しげな人達がそろっています。
黒マスクのカール・クロエネン。
怪人クリゴリ・ラスプーチン。
女幹部イルザ。等です。
儀式となります。ラスプーチンが執り行います。
冥界の扉を開けるらしい。

ここを急襲するアメリカ軍。
アクションとなります。冥界は半端に閉じられます。

その後は辺りを捜索します。
アメリカ軍なのでハンドガンはコルト・ガバメントをちゃんと装備しています。
奇妙て赤い猿が発見されます。餌付けするブルーム教授。
ヘルボーイと名付けられてその場の全員で記念撮影となります。

新聞等の見出しのモンタージュとなってタイトルです。

モルダヴィア、現在、雪山です。
発掘となります。元ナチスの連中です。
ラスプーチンが復活となります。

N.Y. レキシントン癌研究所にて。
ジョン・ハート扮する歳を取ったブルーム教授が登場。
後6週間の命とのことです。

TVにて。
FBIのトム・マニングがヘルボーイについてコメントしています。

ニュージャージーの本部です。
新任FBIのジョン・マイヤーズがスクーターで到着します。
地下へ。ブルーム教授から説明を受けます。
水棲人間エイブ・サビエルが登場。
FBIのクレイ捜査官が登場。
マイヤーズがヘルボーイとご対面となります。

この辺までがキャラ紹介のようです。結構盛りだくさんとなっています。
ランニングタイムが132分もあります。でも監督の腕がいいのか長い感じはしません。

ヘルボーイが出動となります。
博物館にて。現場にはTVレポーターもいます。
ゴミ収集車の中に収まっての出動となっています。
気持ち悪い怪物サマエルがいます。ヘルボーイが追います。
街中、地下へ、地下鉄まで。アクションとなります。これが結構長いんです。でも悪くない。
仕事の終わったヘルボーイはどこかへ行きます。

ベラミー病院にて。
セルマ・ブレア扮する念動発火のリズが登場。
リズとデート目当てのヘルボーイです。。その前に尻尾でビールを拝借するシーンがあります。自分で買えよと突っ込みたくなります。

博物館の現場にて。
現場に残された物から過去を見る超能力サイコメトリーを使う水棲人間エイブ・サビエル。
犯行現場を再生させます。サイコメトリーより少し進んでいるようです。
忍び込む黒マスクのカール・クロエネンとイルザ。
怪しげな像をスパッと切るシーンはアニメみたい。→『ルパン三世 カリオストロの城』(79年)が元ネタかも。
守衛達をチャンバラで片づけるクロエネン。
像から取り出した塩をどう使う?怪物サマエルが出てきます。
再生は終わります。

本部にて。
ブルーム教授の話しから1944年から60年後らしい。現代が舞台設定なのか。
リズをネットで検索しているマイヤーズ。あまり意味がないシーンでした。

ベラミー病院にて。
寝ているリズのとこにラスプーチンが現われ悪夢を吹き込みます。
そのせいで爆発騒ぎを起こすリズ。さすが映画なので病院が派手に爆発しています。

本部にて。
ブルーム教授から後を頼まれるマイヤーズ。
リズを迎えに行くマイヤーズ。

地下鉄構内では調査をやっています。
ヘルボーイ、水棲人間エイブ・サビエルに、他とFBI数人。
水中も調べます。エイブ・サビエルの出番です。
地下鉄構内は黒マスクが出現。FBIは全員がやられます。簡単にやられ過ぎのような感じもします。訓練とか装備をもう少しちゃんとやった方がいいような。
水中は怪物サマエルの卵に怪物サマエル本体が数匹。追われるエイブ・サビエルですがが全く勝目がないので逃げるだけです。見ててスリル満点でした。
ヘルボーイは別の場所地下鉄駅で怪物1体とアクションとなっています。猫は大切に扱っています。
地下鉄構内で準主役だと思っていたクレイ捜査官もやられます。相討ちなのか黒マスクも死体となっています。これが伏線になっていました。

タクシーです。
移動中のリズとマイヤーズ。
辺りの風景をボラロイドを撮りまくるリズ。これはデジカメでは出来ないことです。
楽しいデートシーンとなっています。

本部です。
水槽内で治療中のエイブ・サビエル。どうやら逃げ延びたようです。
リズが戻ったとこでFBIのトム・マニングとヘルボーイが口論となってヘルボーイが人暴れとなります。
黒マスクの死体を調べるブルーム教授。

デート中のリズとマイヤーズを追うヘルボーイです。
屋上で9歳の女の子と遭遇して任務中と称するヘルボーイ。いいシーンです。

ブルーム教授が調べ物をしている時にバックではスタンリー・キューブリック監督の『博士の異常な愛情』(64年)のラストで流れる歌“Will meet Again”が流れてます。
黒マスクの死体が蘇ります。これはあらかじめ仕組んでいたようです。

女の子にデートの解説をしているヘルボーイ。
女の子から助言もされています。デートのじゃまもしています。

ブルーム教授のとこにラスプーチンが来ます。
黒マスクも来る。
ブルーム教授に終末の世界を見せるラスプーチン。
で、ブルーム教授は殺されます。

デデート中の2人に急な迎えのクルマが来る。
悪い知らせなのかとヘルボーイ。その通りでした。

本部にて。
ブルーム教授が殺された現場を調べています。
で、ブルーム教授の葬式となります。

モスクワ、トロツェル基地。
ラスプーチンがいます。ロシア復活とか、よくわからん。

本部にて。
会議中です。今度失敗したらここは解散だとなっています。どこかで見たような設定です。→TVシリーズ『帰ってきたウルトラマン』(71年)でよくありました。

ヘルボーイとリズ。
ラブシーンまではいかない会話です。

ロシアへと。
輸送機で移動です。打ち合わせとなります。

モスクワ ヴォロッキー平原。
トラックで移動しています。墓地に到着します。
ラスプーチンの墓はどこだ?となります。
で、イワン皇帝の墓を掘り起こして死体に聞くヘルボーイ。質問にちゃんと答える死体です。この死体を連れて地下へと入ります。
ですがトラップにかかって一行は別々になってしまいます。

地下の大仕掛けが動きます。これでヘルボーイとFBIのマニングだけ孤立してしまいます。
何だかんだで黒マスクをやっつけてヘルボーイの葉巻に火を点けるFBIのマニング。これで仲間となったようです。引用はアニメばかりではなくて今度はフィルム・ノワールのようです。

リズはマイヤーズは怪物の卵の場所へと。
成体の怪物もうようよいます。
ようやくヘルボーイが助けに来ます。数が多いので苦戦となります。
ここはリズが念動発火で怪物や卵を焼き払います。意志が働くので燃やすものをセレクト出来る?出来たら病院にはいないか。

一段落したとこでラスプーチンとイルザがその場を制圧します。
マイヤーズとヘルボーイを拘束して、リズを使って儀式となります。
冥界の扉が開いて宇宙怪獣バイラスもどきが入ってきます。
で、何だかんだあってラスプーチンの正体の巨大イカもどきと対決するヘルボーイ。
派手で長いアクションとなります。とにかくアクションシーンが長い。でも退屈ではありません。堪能出来ます。

後タイトルの最後にオマケがあります。
行方不明のジェフリー・タンバーのFBIマニングが生きていました。
後味がよくなります。このセンスはよいです。


ロン・パールマンですがメイクがよく出来てて赤いヘルボーイそのものでした。本人の面影なんかありません。これは凄いです。
念力発火のリズを演じるセルマ・ブレアはモノトーン調なルックスが素敵です。
ジュリア・スタイルズ共演のロマンティック・コメディのu>『オトコのキモチ♂』(2003年)がお勧めです。


そんなわけで時間は長いしアクションも長いよい作品でした。

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