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2006.01.10

『サラマンダー』

この作品はロブ・ボーウェン監督、クリスチャン・ベイル、マシュー・マコノヒー、イザベラ・スコルプコ主演の怪竜大決戦なSFアクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2002年 ザナック・カンパニー/バーバー・バーンバム・プロ/スパイグラス・エンタテインメント/タッチストーン 英国=アイルランド=アメリカ作品
ランニング・タイム◆103分
原題◆Reign of Fire
プロット◆謎の竜と対決する話しのようです。
音楽◆エド・シーマー

キャスト
クリスチャン・ベイル→リーダーのクイン
マシュー・マコノヒー→アメリカ軍のヴァンザン
イザベラ・スコルプコ→ヘリパイロットのアレックス
ジェラルド・バトラー→クインの親友クリーディー
アレキサンダー・シディグ→無線担当のエイジェイ
スコット・モーター→拾われたジャレド
アリス・クリーグ→クインの母カレン

ロブ・ボーマン監督の演出はよいと思います。
全編に渡り緊張感があります。俳優さんも熱演も空回りせずに効果を上げています。ここがこの作品の1番よいとこです。
画調がなんというか暗めになっています。
顔のクローズアップショットが多い。TV的というかセルジオ・レオーネ監督的というかどっちなのでしょう。
意外とカネがかかっていないような。オーブンセットは砦とロンドンの2ヶ所?
砦の仲間のキャラが多過ぎて誰が誰だか?よくわからん。

主役の竜は主にCGのようです。ホトンドがCGなのかも。着ぐるみはもちろん無しで操演とわかるとこもありませんでした。CGの出来は非常によろしい。

サラマンダーとは日本で勝手につけた名称で英語では何て言ってるのかわからん。
まだそこまでヒアリングは上達していない。

キャストで・・・
こうみるとキャストは豪華です。
クリスチャン・ベイルにジェラルド・バトラー。
マシュー・マコノヒーも出てるし。

リーダーのクインを演じるクリスチャン・ベイルは熱演してこの作品の緊張感を持たしていました。
マシュー・マコノヒーがここでは変わってるとの評判ですが私はマシュー・マコノヒーの作品を見たのはこれが初めてなのでそんなのものかなと思えてしまいます。
何かと話題のジェラルド・バトラーが出ていたのかと気がつきました。注目して見ていましたが普通の出来でした。

お久しぶりのイザベラ・スコルプコはまだしぶとく出ています。
『007 ゴールデンアイ』(1995年)だけで消えてしまうのかと思っていたから意外でした。たいしたものです。ヘタではないけど特徴もない。色仕掛けかコネで生き残っていると思われます。ホントか?

東芝エンタテインメント/ポニーキャニオン発売のDVDにて。
画質はよいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下に黒味あり。

ポニーキャニオンのタイトル
東芝のタイトル。この時期はまだソフトをやっていたようです。

タッチストーン・ピクチャーズ、だから母親と子供が多いのか。
スパイグラス・エンタテインメント
ザナック・カンパニー/バーバー・バーンバム・プロ

プロローグ。
ロンドンの地下鉄工事現場にて。
主人公らしいクイン少年がママに会いに来ます。
奨学金が取れるテストに不合格になっていた。ところで日本は奨学金制度はある筈ですよね。返すの建前になっているだけ?

成り行きで工事現場の奥に入るクイン少年は謎の生物に遭遇します。
唾液?をかけられて逃げ戻ります。様子を見に行った作業員2人はタバコに火をつけたので爆発となります。
母子はエレベーターで地上に向かうが謎の生物がエレベーターを破壊して母は死に至ります。

主人公のママの役の女優さんアリス・クリーグは『サイレントヒル』(2006年)に出てる?→調べると魔女狩りの首謀者クリスタベラ役で出てるようです。全然違う役でした。これはビックリ。

その後のことが手記の形で描写されます。モンタージュです。
どうなったのか?どうすればいいのか?
謎の生物は恐るべき能力を持つ竜で人類は太刀打ち出来ず、残り少ない人類は荒野に隠れ住んでいる状態とのことです。
ところでプロローグから何年経ったのかよくわからん。ここは親切に何年後と字幕で表示してほしかったりします。

西暦2020年 英国 ノーサンバーランドにて。
英国郊外のどこか。8年後ぐらいらしい。
荒野に古城跡の改装した砦に成長したクイン少年がリーダーとなって集団を率いてます。
仲間のエディは外に出ようとします。止めるクイン。

余興の一席でスターウォーズの寸劇があります。
クインと相棒のクリーディが演じています。
子供達が眠る前のお祈りのシーンが結構凄い。実用的な標語となっています。これを守らないと命がなくなります。伏線になっていました。

夜中にエディ達が畑に出かけます。
このクルマは英国なのでランドローバーのようです。

竜が接近していますと見張りからのアラートで砦は緊急体制となります。
避難や迎撃のよく訓練された行動を取ります。
全員が避難活動をしてるとこエディ一家が出ていったと知らせがはいる。
で、助けに行くクイン。

畑にて。竜がエディ達を襲ってきます。
これまでかというとこでクインが救出に来ます。防戦一方の必死の活動でようやく帰還となります。畑は全滅のようです。

夜、クインとクリーディ。
見通しは暗いようです。

クインの回想となります。
タイム誌の表紙から始まって記事のモンタージュ。
工事現場にいた12歳の少年とはクインのことです。

砦に戦車隊がやって来ます。
リーダーはアメリカ人のヴァンザンが登場。
1日休むだけと称して入れる入れないでもめますが結局受け入れるとこになります。
ドラゴンスレーヤー=竜殺しを自称しています。
薄暗い時に竜は視界が悪くなるとのことです。
ヘリコプターもやって来ます。アレックスが登場。

ヘリコプターが登場しますがこれはハリウッド映画御用達のベルUH-1ではなく、ヨーロッパ製のヘリコプターのようです。

アラートです。ちょうどよく竜がきました。
砦に竜がやって来ます。迎撃するアメリカ軍、三角測量器作戦となっています。
バイク3台で測的装置を設置して3点測的で竜の位置を測定してヘリコプターからダイビングしてネットを引っ掛けて落ちたきたとこを銛で撃つ戦術のようです。何かアバウトでホントかよと思えるがまあいいでしょう。

ヘリコプター対竜の攻防は中々のものです。
『空の大怪獣ラドン』(1956年)でのF86編隊対ラドンを連想します。この作品はスピード感で押して、『空の大怪獣ラドン』では絶妙な編集で空中戦を組み立てています。

バイクが3台登場。日本製だと思うけど車種がわからん。
で、3台目のバイクが炎上して測的装置が設置出来なくなります。クインが馬に乗って向かい設置することになります。
ヘリコプターから1人が先に落ちてしまい追って2人がダイビングして竜と対峙することになります。ここもスピード感があっていい感じでした。
ダイビング担当はジェファーソン、アルヴァレス、ギデオンの3人。
クインの馬を囮に使ってヴァンザンがようやく銛で仕留めます。小物の竜1匹でこれでは先が大変そうです。
アメリカの一行は3人失ったと後でわかります。

夜はパーティとなります。
それどころではないと醒めているヴァンザンは説教を垂れます。で、座が白けます。

クインとヴァンザン、アレックスが話し込みますが険悪な雰囲気になります。
ヴァンザンの一行は竜の紀元を調べに英国に来たとのこと。
竜のことをビーストと言ってます。邦題のサラマンダーとは誰も言っていません。まあいいけど。
口から吐く2種類の分泌液で天然ナパームとなるとのことです。
オスは最初に出現した1匹だけでオスを倒せば繁殖は抑えることが出来るとのことです。クイン少年が見たのがその最初のオスの竜ということらしいとわかりやすく話しは進みます。

ヴァンザンは演説=アジテーションをして砦の男達を志願=ボランティアと徴兵=ドラフトでかき集めてロンドンに向かいます。
ここでもリーダー2人は兵隊に出す出さないで揉めています。格闘アクションとなっています。

クインが拾った男の子もロンドンに行くと出て行きます。

畑のクイン。何も残っていません。
で、畑で残った果物を回収しているクイン。そこに男の子は戻ってきました。
弟分のジャレドはロンドンに行かずに残ったようです。

竜の死体を調べるクイン。
竜の卵を見つけて取り出すクイン。これは伏線なのかと思ったら関係なかった。

ロンドンに向かうヴァンザン一行。
ロンドンまで66キロ。落書きが書き加えられてno exit 666になっています。

アメリカ軍戦車隊はここで竜と遭遇します。
行き止まりで停滞してたとこに竜がやって来ます。
竜からの炎一閃で戦車隊は一瞬で全滅状態となります。
生き残ったのはリーダーとヘリパイロット他少数。

砦も竜に襲撃されます。必死に戻るクイン。
竜からのしつこい攻撃で砦は全焼で壊滅状態となります。
女子供地下に避難させるクイン。残っている仲間を助けようとしたクリーディーは死に至ります。
クインが子供達に生き残るための標語を暗証させるシーンが印象的。ここでお祈りのシーンがあります。思わずもらい泣きのいいシーンです。
ですが子供を出すのは製作元のタッチストーン=ディズニーの要望なのかも。

生き残ったアメリカ人達が戻ります。謝罪するヴァンザン。

残った武器を点検する時にクロスボウとちゃんと言ってます。
しかしボウガンとクロスボウの言葉の使い分けがわからない。

戦車隊は全滅、砦も壊滅状態になり、状況は絶望的となります。
ここでクインとヴァンザンとアレックスの3人でヘリコプターでロンドンに向かうことにします。もう破れかぶれで特攻隊のようなものです。
少人数で特攻する設定は戦争アクションの定番の設定なのです。
それに従っているわけです。それでいいけど。

ヘリコプターで移動となります。
ロンドンに到着する3人。
竜が大勢います。そのなかでも巨大なのが1匹。これが問題のオス竜のようです。
徒歩で地下道を使い目的のオス竜に接近します。場所はもちろん最初に出現した地下鉄工事現場です。

決戦を前に打ち合わせの3人。
火を吐く前に一瞬開く口の中に爆薬弾頭の着いた矢をクロスボウで撃ち込むの戦術とのことです。やっぱりアバウトな戦術のような気もしますがここは緊張感で押し切ります。
そんなわけで意外とあっけなくボスキャラのオス竜は最後となります。
そこをクリスチャン・ベイルの熱演でなんとかする。
クリスチャン・ベイルは子役出身の割りにはちゃんとやっています。偉い。

エピローグ。
画調は変わり明るくなっています。フランスと通信が出来たと連絡が入ります。
竜は姿を表わさなくなったとのこと。エンドとなります。

そんなわけで全編に渡り緊張感が持続しているよい作品でした。


この作品の竜からの連想で・・・
大映のガメラシリーズに出ていた怪獣ギャオスはデザインや機能は素晴らしい。よくあんなにアイデアを詰め込んだものです。
鋭角なデザイン。夜行性、吸血、2本の背骨が共振して超音波メス光線、
日に当たると頭が赤くなる。火に弱いので消火液が出せる。水にも弱い。等々。結構弱点が多かったりします。
最初に登場した『ガメラ対ギャオス』(1967年)では造形がイマイチでした。これは残念。


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コメント

ロイ・フェイスさん、こんにちわ。
「サラマンダー」は公開の1年以上前から楽しみにしていて、期待値200%で見に行ったもので今ひとつの感想になってしまいました。
最近DVDで見直した所、なかなか面白いじゃんかっと・・・。
期待が大きすぎるのも考えものです。

samurai-kyousuke、こんにちわ。
コメントありがとうございます。期待のし過ぎは私もよくあって、せっかくの映画をスポイルしていました。
「サラマンダー」はスカイパーフェクTVでの放映を少し見て、緊張感があってこれはよさそうだなと思ってから見て期待レベルの設定は適度だったのか面白さを堪能出来ました。

この少し見て判断方法はあまり見過ぎると未見の楽しみが亡くなってしまうので出来るだけ少なめの見るのがいいようです。少し映画を見ている人ならタイトルから7分も見れば出来がわかると思えるので自分で判断して見るのが1番です。
それにしても商業的な提灯な批評は全く当てにならないのがこまったものです。

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