『アナコンダ』(1997年)
この作品はルイス・ロッサ監督で意外と豪華キャストのスネーク物珍品アクションです。
で、私の弟は干支がヘビのくせにヘビが嫌いでヘビの出る映画は見れません。ですから『バニシング・ポイント』(71年)や『ブレードランナー』(82年)が見れないのです。気の毒です。
レッドスネークカモンが持ち芸の東京コミックショーのリーダー ショパン猪狩さんが亡くなったと死亡欄で知りました。で、この作品の感想でも投稿しますかとなりました。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1997年 コロンビア アメリカ作品
プロット ジョン・ボイトとヘビに苦戦する話のようです。
スカイパーフェクTV315スターチャンネルにて。画質はよいです。
音楽 ランディ・エデルマン
キャスト
ジェニファー・ロペス→ヒロインのテリー・フロレス
エリック・ストルツ→隊長のケイル教授
ジョン・ボイト→怪しい男サローン
アイス・キューブ→カメラ担当のダニー
オーエン・ウィルソン→男の録音担当ゲアリー
カリ・ウーラー→女の録音担当デニス
ビンセント・カステラノス→船長のマテオ
ジョナサン・ハイド→レポーターのウエストリッジ
ダニー・トレホ→最初の被害者
これは豪華なキャストとなっています。
ルイス・ロッサ監督の演出はまあよいと思います。この人は批評家上がりなんですね。か。
アマゾンが舞台の作品というとヴェルナー・ヘルツォーク監督の『フィッツカラルド』(82年)が印象に残ります。そんなことを思いつつ見てればこの作品でもアマゾンをバックにラジカセからラップだけではなくCDプレーヤーでオペラが流れたりしてました。わかってるじゃない。
1950年代のこの手の作品のフォーマットの人物配置に従って作られています。でも、活躍するのがエリック・ストルツではなくてジェニファー・ロペスなのが昔と違うところです。ストルツはずっと寝たきりでラストにヒロインを迎える役でした。ストルツらしいといえばそうなります。
主観ショット多用。怪しげな構図も多用してました。
船が後進するときバックに見えてる滝がフィルム逆回転のさかのぼりをしてました。ヘビと同様に低予算に苦戦していたのかな。このくらいエフェクトで何とかして下さい。
後クレジットでブラジルクルーなんて出ているとこをみるとホントにアマゾンでロケしてたようです。私はどうせミシシッピー川あたりでロケしているのでは思ってました。
アマゾンロケは3日とのことです。なるほど。ですから滝の逆回転が使われてしまうのですか。
ジェニファー・ロペスはタンクトップ姿も素敵でエッチでいいですね。このような感じで全編を通しているのでヘビの方はあまり見ていませんでした。
エリック・ストルツは探検隊の隊長役でかっこよく登場して30分も経たないうちに寝たきりになってしまいます。ストルツらしくていいです。
ジョン・ボイトは最初から怪しいこと。で、ずっと怪しいままでした。鈴木清順監督の『殺しの烙印』(67年)での南原宏次みたいに目を開けて寝てたりしてました。ヘビに夢中で女には興味がないのですか。ストイックなキャラらしい。
アイス・キューブは小太りでこんがりと焼けていてうまそうなので真っ先に犠牲者になるのかと思っていたところ幸いジェニファー・ロペスのアシスト役で最後まで生き残りました。
最初に犠牲になる人はどこかで見たなと思ったらダニー・トレホでした。豪華なキャストです。
映画にだけはよく出るアップルのノートパソコンがまた出ていました。
前説によるとアナコンダはもっと食べたくて、食べたらすぐに吐いてまた食べるとのこと、昔のヨーロッパの貴族と同じようなものか。
レッドスネークカモンな作品でした。あまりスリルはありませんでした。で、ヘビの苦手な私の弟がこの作品が見られなくてもそんなに気の毒ではありません。
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