映画感想の加筆改訂のお知らせ

にほんブログ村

« 『青べか物語』 | トップページ | 『スターリングラード』(2000年) »

2005.07.20

『恋のから騒ぎ』(1998年)

この作品はジェイソン・ブルーム監督、リース・ウィザースプーン、ポール・ラッド主演のロマンティック・コメディのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1998年 ブラッド・クレボイ スティーブ・スタブラー ロジャー・バーンバウム プロダクション/Motion Picture Corporation of America (MPCA)/ニューラインシネマ アメリカ作品
ランニング・タイム◆89分
原題◆Overnight Delivery
プロット◆勘違いで間違って出した手紙を追う話のようです。
音楽◆アンドリュー・グロス
スカイパーフェクTV315スターチャンネルにて。画質はまあまあ。

キャスト
ポール・ラッド→手紙を追う男 ワイアット・トリップス
リース・ウィザースプーン→何となくおつき合いのアイビー・ミラー
クリスティン・テイラー→ワイアットの恋人キム・ジャズニー
ラリー・ドレイク→やる気満々の宅配便運転手
トービン・ベル→J.D.ビーズリー=殺人鬼キラー・ビーズ
サラ・シルバーマン→メルビルのことを根に持ってるTurran
キム・ジャズニーの勘違いさせるルームメイトは誰?タマラ・メロ?

ジェイソン・ブルーム監督の演出はよいと思います。
この作品はロマンティック・コメディによくありがちな描写、ルーティンの寄せ集めなんですがいいんです。
タイトル名は平凡で、監督、キャストには全く知らないので実際見ないと面白さが分からない作品でした。知ってたのはキャストのラリー・ドレイクだけでした。

没個性で紛らわしい邦題がイマイチです。『恋の片道宅配便』でもよさそう。
同じような話しでエイミー・スマートが無駄に脱いでいるだけの『ロード・トリップ』(2000年)よりは全然面白い。

プロローグでボルボは安全なクルマのギャグ。母親のクルマの中では出来ない?。
写真から抜け出る恋人、ここは妄想の図です。

大学での講義です。
メルビルに文句をつけるキャラを演じているのがサラ・シルバーマンです。

寮の自室にて。
TVで殺人鬼キラー・ビーズのニュースはやっています。一応前振りがあったようです。
ここから隣の部屋では思い切りセックスをやっていたりして騒音が激しい、これでワイアット・トリップスの妄想が膨らむようです。
写真から抜け出る恋人、ここは妄想の図です。

ストリップバーにて。
ここからリース・ウィザースプーン扮するアイビー・ミラーが芸名を名乗って登場します。脱がないストリップを披露しています。一応途中で邪魔が入ったことになっていますけど。
飲んでて浮気の話で盛り上がります。これで勘違いをするワイアット・トリップス。
そんなこんなで騒ぎを起こしてバーをたたき出されるワイアット・トリップス一行とアイビー・ミラー。

ワイアット・トリップスは仲間と別れてアイビー・ミラーと合流して2人でパンケーキを食べに行きます。
パンケーキ屋に行く前にフラれても彼女の話は無しよと言われても、次のシーンでは振られた話をしているワイアット・トリップスです。別れの手紙を出しなさいとアドバイスするアイビー・ミラーです。

この勘違いで恋人のキムが浮気したと思い込んだワイアットが愚痴をこぼしてて話し相手のアイビーが恋人の話はしないで言っても、次のシーンではその恋人の話をしてる図。ロマンティック・コメディでのルーティンな描写ですがいいですね。

図書館にて。
コンピューター借りてワードで別れの手紙を書いてるワイアット・トリップス。
出来がよくないので文は全部アイビー・ミラーが考えます。まず全文デリートしてからやり直します。アイビー・ミラーに言われるままタイピングしているワイアット・トリップスです。
何故かオッサンもアドバイスしています。警備員か?スモーカーとは名前ではなくてタバコ吸ってる?と聞いてただけでした。

アイビー・ミラーの自室にて。
ポラロイドで2人の裸で抱きあっている写真を撮ります。これを同封して宅配便で出すわけです。

ファックスではダメ、実際に送らないとダメとアイビー・ミラー。
グローバル・エキスプレスの夜間受付で着払いにして投函しています。
で、アイビー・ミラーの助言をもとにその恋人をこき下ろして別れを宣言した手紙を翌朝10時着の宅配便でしかも着払いで出してします。アイビー・ミラーの意見によるとこのようなものは電子メール等ではなく実物が残る手紙に限るとのこと。

勘違いと分かり手紙を取り戻そうとするワイアットに次々とアクシデントが襲います。手紙の配達を取り消そうとして失敗して、手紙より先に恋人のとこに行こうと飛行機に乗れば隣の席には殺人鬼キラー・ビーズがいたりして人質になり、それなら手紙を取り戻そうと宅配便を追えば融通がきかない運転手で苦戦したりします。

次の日の朝になって勘違いに気付くワイアット・トリップス。
まずアイビー・ミラーの部屋に行きます。君にも責任があると言って同行させます。写真がインターネットにばらまかれると言ったのが効いたみたいだけど。

まずは宅配便を取り消し手続となります。
ここでアルバイトをしていたのがメルビルのことを根に持っていたサラ・シルバーマンで取り消し手続が出来なくなってしまいます。

ラリー・ドレイク扮する宅配便運転手が登場。
仕事に燃えています。当然手紙を返してもらえません。

次は飛行機に乗って先回りしようとするワイアット・トリップス。
空港へ送ってくれるアイビー・ミラー。クルマがワーゲンビートルのキューベルワーゲン仕様の改造車です。でもボロい。

飛行機に乗るワイアット・トリップス。
隣に座っているのが殺人鬼キラー・ビーズだったりします。で、何だか非常事態でパトカーが回りを取り囲んでいます。
ワイアット・トリップスは殺人鬼キラー・ビーズには「飛行機の中では生意気だった」とからまれて、警官隊の狙撃手には早く撃たせろ学生さんお命頂戴というようなことを言われて散々です。しょうがないで自力で脱出します。

脱出して道路に出たとこで偶然アイビー・ミラーのキューベルワーゲン仕様の改造車に遭遇するワイアット・トリップス。乗り込みます。
GSに止まります。クルマを使わせてくれとアイビー・ミラーを説得するワイアット・トリップス。空港に戻ると色々と時間をとられるので近くの空港へ移動しようとなります。
そんなとこに偶然あの宅配便のトラックが入ってきます。キラー・ビーズのせいで空港が閉鎖され陸路を走ることになったようです。

アイビー・ミラーが小細工をして宅配便トラックに入り込むワイアット・トリップス。
ドアの方はヘアピンで後ドアの鍵を開けています。
まだワイアット・トリップスがいるのに宅配便のトラックが発進しています。しょうがないので尾行するアイビー・ミラー。

接近して運転しながら下着姿になって宅配便の運転手を誘うアイビー・ミラー。
宅配便の運転手はオペラを歌いながら運転しています。
アイビー・ミラーに誘われても仕事中だからダメのセリフがいい。
ここでブロンディの歌が流れてカーアクションとなります。
フルブレーキングでホイールロックに急発進のフルスロットルでホイールスピンとカーアクションのツボを押さえています。
結局肝心の手紙争奪は失敗します。ワイアット・トリップスは背中がヌードになっただけでした。

頭にきてアイビー・ミラーと別れて歩くワイアット・トリップス。
アイビー・ミラーに説得されてまたクルマに乗るワイアット・トリップス。

アイオワ州に入ります。
次の空港にて。ここで一悶着ありますが飛行機には乗れないワイアット・トリップス。
自称ワイアット・トリップスが大勢出ていて自分だと証明出来ないのです。身分証は持っていないようです。
ワイアット・トリップスはもう何人もいると言われてしまいます。

アイビーが情けないことを言うワイアット・トリップスの顔を平手で叩く叩く、それで何度かめにワイアット・トリップスがその手をキャッチするシーンがあります。これはいいシーンでどこかで見たシーンなんですが思い出せません。決めの「君のパンチは甘い」のセリフもいいです
で、400ドルでクルマで送ると話がまとまります。

途中の店にて。
公衆電話をかけるワイアット・トリップス。これをチアリーダーのスタイルで邪魔しているアイビー・ミラー。リース・ウィザースプーンはちゃんとチアリーダーのアクションをやっています。偉いじゃん。

駐車場のクルマにて。うたた寝のアイビー・ミラー。
45分頃にアイビー・ミラーが見る悪夢でいい雰囲気になっている2人の前に恋のライバル?のキムが爆発と共に登場してチアリーダー姿で踊ってコルトガバメントの二丁拳銃で連射するシーンがありました。ちゃんとコルトガバメントが作動して空薬莢が排出されているのも○です。このシーンは最高です。でも女の子が見る夢には思えません、これは脚本家が書いた男の夢でしょう。チアリーダーの伏線はありました。

セントルイスまで640キロ。
この作品途中で結構歌が流れています。
移動のモンタージュとなります。
ミズーリ州に入ります。
オドメーターは4600マイル?

クルマを運転中のアイビー・ミラーによりかかってワイアット・トリップスが寝言でここにはいない恋人の名を言ってしまう図。もちろん反対側に突き飛ばされて目が覚めてしまいます。これもよくある描写なんですがいいんです。

ワイアット・トリップスに「君はぼくを好きになっているんだろう。」と言われ頭に来たアイビー・ミラーがクルマを暴走させて男を断崖絶壁?からぶら下げてしまいこれ幸いと、ぶら下がった男に先程の発言の訂正を求める図があります。
訂正させたとこでクルマが落ちてしまい危うく落ちそうになる男の手を掴むクローズアップショットの図。この手を掴むショットが何でいいのかが分かりませんがいいんです。

クルマを無くしてしまい歩くとこを省略の図。歩くとこをオーバーラップでつないでいます。

OKコーラル・レストランにてタダ食いの顛末。
ここの描写バランスもお見事。余計なキャラは見せません。従業員に捕まったら見てて後味が悪いのでトイレの窓から出るとこをパトカーに見つかって捕まります。
何故か偶然パトカーが駐車場にいたらしい。

警察にてアイビー・ミラーの指紋押捺のディテールがいいです。
ここで警官からワイアット・トリップスは君が好きなんだと言われます。
保釈金か出て留置所から出るワイアット・トリップスとアイビー・ミラー。
このカネはワイアット・トリップスがルームメイトに借金してもらって都合したとのことです。

ダイナーにて。偶然あの宅配便のトラックと遭遇します。
トラックのガソリンを抜いてるワイアット・トリップス。
運転手は食事をするとこです。あの手紙は持ち歩いてます。まずい料理に文句を言って作り直させている。
コックの吸ってるタバコを投げ捨てる運転手。ガソリンに引火してトラックは爆発します。普通は爆発なんてしないけど映画だから爆発します。
それでもトラックは発進して去ります。

GSにて。
宅配便のトラックに逃げられたワイアット・トリップスとアイビー・ミラー。
さてどうしましょうかというところに酔っ払い運転のピックアップトラックが止まります。これはちょうどいいとピックアップトラックを乗り逃げするワイアット・トリップス。酔っ払い運転を止めるんだという大義名分があるらしい。
ピックアップトラックのオヤジはビールを買っていたりします。ワイアット・トリップスの言う通り止めた方がよかったのかも。

このピックアップトラックで最終目的地メンフィスまで移動するとワイアット・トリップス。

メンフィスに入ります。大学に着きます。
ピックアップトラックの上で歓喜の踊りを披露するワイアット・トリップス。
帰りたがるアイビー・ミラーをここにいてくれとワイアット・トリップス。

宅配便のトラックの集団が到着します。
荷物を回収しに大学に入るワイアット・トリップス。

何だかんだあっていきなりキムにキスするワイアット・トリップス。で、いきなり別れようと切り出しています。
部屋を出て行くワイアット・トリップス。男とぶつかります。鉄とマグネットのペンダントからリッカーは犬ではなく男だったとわかります。

外に出て手紙を宅配便の運転手に返すワイアット・トリップス。
ラリー・ドレイクは最後までいい人なキャラでした。

そこらへんに咲いていたヒナギクの花束をアイビー・ミラーにプレゼントするワイアット・トリップス。ちゃんと伏線通りに進行しています。
2人で歩いて去りエンドとなります。
ロマンティック・コメディはこうでないと、いいものです。


リース・ウィザースプーンは薄い青のタンクトップ姿が素敵です。茶のブラが見える。
この頃の印象はジョディ・フォスターに似てなくもなく、ジョディ・フォスターを薄っぺらくしていかにもTV女優出身といった感じです。アゴが出過ぎですか。口車が達者なヒロインを好演していいです。
ヘアスタイルがラストでは変わる。上でまとめていたりしたのがきれいに分けていました。私には分かりませんがもちろん何か意味があるのでしょう。
リース・ウィザースプーンは赤毛でクリスティン・テイラーは金髪です。昔とは逆のキャスティングになっています。

ポール・ラッドは非常に好演。いい主役ぶりでした。
『ダークマン』(1990年)で悪役のラリー・ドレイクが仕事初日で職務遂行に燃えている宅配便の運転手を演じています。いい人な役でした。
オペラを歌いながら運転しています。意外といそうな感じがします。

殺人鬼キラー・ビーズのキャラはいいですね。ポール・ラッドがその正体に気がついて思わず「キラー・ビーズ」と言ってしまったリアクションで「その呼び名が1番嫌だ」のセリフはよいです。
ところでキラー・ビーズという呼び名は、昔のWWFでハチのパンツがしょうもないタッグ、キラー・ビーズのプロレスあり、現在のヒューストン・アストロズのイニシャルBのクレイグ・ビジオ、ジェフ・バグエル他のBの方々のキラー・ビーズのMLBありと、色々とありますがこの元ネタは何でしょう。
トービン・ベルは『ザ・シークレット・サービス』(1993年)に出てました。プロローグでクリント・イーストウッドに捕まる偽金作り一味の首謀者でした。

ワイアット・トリップスが乗ることになるアイビー・ミラーのクルマはでワーゲンビートルの改造車でキューベルワーゲンのレプリカだと思われます。ホイールとタイヤはビートルのままでしたから間違いないと思います。エンジン音もパタパタと聞こえるから間違いない?
このクルマでは途中までですが、ミネアポリスからメンフィスへと1000マイル移動します。アイオワ-ミズーリと経ます。70マイルで走ってました。規制は55マイルでは?

ブロンディの歌が流れます。『One Way or Another』とは珍しい。他は分からん。

これは御機嫌な出来なロマンティックコメディのよい作品でした。パッケージソフト(DVD希望)があったら買ってもいいです。


◆追記です。2010年現在のキャストの方々・・・
リース・ウィザースプーン、ボール・ラッド、主役2人はすっかりスターになりました。ご同慶の至り。
クリスティン・テイラーは実生活ではベン・スティーラーをゲットしました。
トービン・ベルはすっかり『ソウ』シリーズで有名になったようです。全然見ていないのであまりよく知りませんけど。
ラリー・ドレイクはどうなったかはよく知らない。
そんな感じでどなたも上手くやっているようです。

« 『青べか物語』 | トップページ | 『スターリングラード』(2000年) »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/75473/5068075

この記事へのトラックバック一覧です: 『恋のから騒ぎ』(1998年):

« 『青べか物語』 | トップページ | 『スターリングラード』(2000年) »

月齢

無料ブログはココログ
フォト
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

バイクフォト

  • ヤマハ トリッカー XG250
    私が買ったバイクです。ヤマハばかり。