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2005.03.27

『オトコのキモチ♂』

この作品はスカイパーフェクTVで少し見て面白かったのでDVDで買って見ました。もちろん安売りしてたのもあります。
私は1930~1940年代のロマンティック・コメディが大好きなのですが当時はセックス等に関して規制が非常に厳しく物足りない時もあります。
そんなわけで今のロマンティック・コメディは下ネタが使えるのがアドバンテージになっていると思いますが、上手く使っている作品はあまり見たことがありません。この作品はどうかな。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2003年 デビッド・ラッド・フィルムズ・プロ/MGM アメリカ作品
ランニング・タイム◆102分
原題◆A Guy Thing
プロット◆結婚式間際に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆マーク・マザーズボウ
20世紀フォックス発売のDVDにて。画質は非常によいです。

キャスト
ジェイソン・リー→逆玉の輿のポール
ジュリア・スタイルズ→フリーターのベッキー
セルマ・ブレア→ポールの結婚相手のカレン
トーマス・レオン→ポールの兄ピート
ショーン・ハトジー→ポールの友人ジム
ダイアナ・スカーウィッド→カレンの母サンドラ
ジェームズ・ブローリン→カレンの父
ジャッキー・バロウズ→カレンの大おばバッジ
ジュリー・ハガティ→ポールの母ドロシー
デビッド・コチナー→ポールの父バック
ラリー・ミラー→隣人のフェリス神父
リサ・カルダー→ダンサーのトーニャ
フレッド・ユワニック→店員のジェフ
ロクリン・ムンロ→凶暴な刑事レイ
ジェイ・ブラジウ→ダンスの先生ハワード


クリス・コーチ監督の演出はよいと思います。
全体的に無難にまとめてあります。

シアトルが舞台となっています。アメリカの雨は主にシアトルに降る?。
全編雨が降りっぱなしとなっています。きっとシアトル市から苦情が来たでしょう。

プロローグ
ジェイソン・リー扮する逆玉の輿になるポールのバチュラーパーティとなっています。
余興でダンサー3人が登場します。真ん中にジュリア・スタイルズ扮するベッキーがいます。このへんはロマンティック・コメディのルーティンで話しは進みます。

朝になってポールは自分のアパートで目を覚ますと隣にベッキーがいます。
あわてて送り出します。ここを隣人の神父一家にしっかりと見られますがごまかします。

クルマで出かけるポール。小型の安いクルマに乗っています。
駐車場か有料道路なのか橋なのかわかりませんがゲートの係員がベッキーなのでビックリするポール。初日の仕事とのこと。後になってベッキーは職を転々しているとわかります。

会社に行くポール。
カレンの父が社長らしい。会議となります。
ポールはケジラミがかゆくて悶絶する下ネタがあります。

で、ドラッグストアに行きケジラミに効く薬を買うポール。
ここではまわりの人に知られたくないことを店員が大きな声で確認する古典的な買物ギャグがあります。古くさいけど面白い。何故か『毒薬と老嬢』(1944年)を思い出しました。そのくらい古典的なのです。

これとは別に『毒薬と老嬢』は野球場が出てくるプロローグが傑作で、野球好きの私としてはN.Y.だから今は亡きエベッツ・フィールドかポロ・グラウンドなのか、どちらかなと判定する間も無く乱闘シーンとなって野球のシーンが全くありませんでした。知らない人が見たら野球とはこのような競技なのかと勘違いしそうです。

カレンの実家にて。
父がセールスマンのポールにとってこの結婚は逆玉の輿となるようです。
ベッキーの元ボーイフレンドが凶暴な刑事レイとわかります。
実はカレンの従姉妹だったベッキーと会いそうになり色々と小細工をしますが空振りとなり仮病を使い避けるポール。下痢となります。また下ネタなのかい。
ようやく会わずに済むとなると思ったらカレンと一緒のとこであっさりと会ってしまいます。初めましてと挨拶するポール。この辺がロマンティック・コメディのルーティン描写でいいんです。

ベッキーの元ボーイフレンドの凶暴な刑事レイが登場します。悪を憎む刑事らしい。『探偵物語』(1951年)のカーク・ダグラス刑事が脱線したようなキャラのようです。

ベッキーの新しい職のズールーレコード店に行くポール。今回のことは秘密にしてくれと交渉します。
遅刻でダンス教室の向かうポール。赤いセーターが素敵なセルマ・ブレアさんが見られます。ふくれっ面が素敵です。

アパートに帰ったとこの路上でレイ刑事に絡まれるポール。
写真があるとか何とか言われてボコボコにされます。で、アパートにて警察の事情聴取を受けることになりベッキーのことがバレると困るのでデタラメを並べます。白人の黒人でしたとか言ってます。これは昔では無理な人種ネタです。下ネタの一種なのか。

次はプロローグでベッキーが忘れた下着をカレンに発見されてごまかすポール。
トイレの水洗タンクに隠していたのです。最初は冷蔵庫の冷凍室に入れたりしてました。マリリン・モンローのネタなのかいと思った。
カレンはこの下着はワゴンセールで買ったと言い張るポールを疑い買った店スペンドマートに確認の電話をかけます。ここは電話に出た店員が大人の対応で無難な返事をしてくれて助かります。

次は隣人のフェリス神父から苦情が来ます。
例の写真をゴミ箱から見つけた息子が使ったと苦情です。使用後で写真が粘ついてる下ネタギャグがあります。このネタも昔は無理です。
で、もう1回同じ苦情があります。面白い。

そのまた次はバーで働いてるベッキーから電話が来てごまかすポール。
次から次に危機が迫ります。脚本4人でアイデアを詰め込んでいるようです。使い回しのネタが多いような気がしますけど努力は買いましょう。

警察が呼ばれて容疑者の面通しをするポール。
デタラメを言ったのに警察は容疑者をそろえていました。大した捜査能力です。日本の警察も見習ってほしいものです。
容疑者連中を見ているカレンのリアクションがいい。

クルマでレイ刑事のアパートに向かうポールとベッキー。
犬がいて追われて浴室に立てこもることになります。
ブーツを脱がすシーンがあります。
何とか脱出して非常階段を降ります。このシーンはいいな。

ベッキーを家まで送って買えるとこでまたレイ刑事に絡まれてヤク中に仕立て上げられて捕まるポール。取り調べを受けます。次は監査官の取り調べというか内部監査の強力を強制されます。

何故か長時間をクルマで過ごして夕食会に向かうポール。これはワイヤー(ワイヤレスの隠しマイク+レコーダー)が仕掛けられているせいなのか?よくわからん。
夕食会は元ドラッグストア店員のコックのせいでマジでドラッグパーティとなります。あまり面白くないギャグでした。

アパートに帰宅するポール。レイ刑事が待ち伏せしています。
ワイヤーが仕掛けられていることがバレバレの口調で対応するポールです。成り行きで何とかレイ刑事は逮捕されます。

結婚式当日となります。
トイレでの話しを全部カレンの父に聞かれてしまうポール。
お偉い神父はドラッグパーティでダウンしてて代打の神父が登場となりますが誰かというと話しの展開上、当然ポールの隣人フェリス神父です。ポールに偏見を持っているフェリス神父はこの結婚に異議のある者がいないのかと長引かせるギャグとなっています。

で、ポールは告白することになり、それぞれ収まるとこには収まってエンドとなります。これでいいのでは。ラストはこうなったらいいなというシーンをフェイクで入れて少し凝っていました。


キャスト3人は嫌みが無くて非常にいいです。
ジェイソン・リーは好演していました。
セルマ・ブレアはブルネットの髪や服装からモノトーン調で、ジュリア・スタイルズはブロンドでカラフルとよい対比になっています。
セルマ・ブレアはいつもこのようなキャラばかりのような。
ジュリア・スタイルズはブロンドのキャサリン・ゼタ・ジョーンズといった感じで貫録がつきそうです。


下ネタは満載ですが肝心のセックスネタがないのは何で?セックスを暗示させる描写もないので1930~1940年代のロマンティック・コメディより後退しているような感じがします。
それでも無難な出来のロマンティック・コメディでした。悪くはないです。


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